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「めぐりあう時間たち」

気の滅入る映画だった。メリル・ストリープは好きだし、女性3人の話ってなんだかおもしろそう、と思って、公開された当時、見に行きたいと思っていたのだが、行かなくてよかったかな。結局、すべての人が理解しあうなんてことはできないのだ、って思ってしまう。すべての人どころか...愛し合っている者の間ですらも。

(以下ネタバレ)

ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)が、夫に「あなたに私の苦しみはわからない」というようなことを言う場面。そうなのかもしれない。でも、夫が彼女を愛していることは彼女にはわかっているのに。

優しい夫と、可愛い子どもに恵まれながら、彼らを捨てて家出したローラ(ジュリアン・ムーア)。彼女も私には理解できない人だ。夫も子どもも彼女を必要としていることは彼女にはわかっているのに。「後悔していると言えたらいいんだけど」だって?カナダの図書館で職を得て、彼女は幸せだったのだろうか?少なくともあの家庭にとどまるより幸せだった、と彼女は言うのだろう。夫と結婚し、子どもを産んだのは、彼女自身の選択だったはずだ。その結果を引き受けるべきだと思う。家を去る、という決断がどれほどまわりの人間を苦しめることになるのか、それがわかっていて、それでも、そうするだけの価値があったというのだろうか。

エイズの友人(元恋人)のリチャードを10年間世話しつづけているクラリッサ(メリル・ストリープ)。彼が文学賞を受賞することになって、それを祝うパーティのため、彼を迎えに来た彼女の前で、「愛してる」と言いながら、投身自殺したリチャード。どうして?...確かに苦しかったのだろうけど...

自分のことがわかってもらえない、と思う人と、わかってあげられない人。人間がそのふたつのタイプに分けられるとするのなら、私は後者だ...わかってあげたいけれど、でも「あなたにはわからない」と言われたら、それ以上何ができるだろうか...

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