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「ラストサムライ」

見終わっての感想はまず、私は基本的に、人が人を殺したりするような場面がたくさん出てくる映画は好きになれない、ということだ。何のために戦わなければならなかったのか。天皇のため?自らの誇りのため?それらが「戦う」こと、すなわち、人を虫けらのように殺すことを美化する理由にはならないだろう。

「武士道」というのはあったのだろう。武士には武士の哲学や美学があっただろう。ハリウッドがそれを理解しようとし、ほとんど賛美する形で映画を作った、というのはおもしろい。ただ、あまりにも美化されすぎている感じがする。武士の存在が他の階級の人たちを苦しめてきたことも事実だし、武士は滅びなければならないものだったのだ。それなのに、何故、今、サムライなのか。サムライ、武士道精神への憧れのようなものをこめて映画が作られていることにちょっと不安を覚える。

確かに映画らしい映画で、映画館で見られたことはよかったと思う。日本の風景が美しい。戦いの場面も迫力がある。トム・クルーズの殺陣もよくやっているなぁ、と思ったし、随所にあるユーモラスな場面(これ以後ネタバレあり.....タカが、トムのことを臭いと言いながらにっこり微笑む場面とか、子どものおかしな顔とか、トムが着物を初めて着た場面とか)は楽しい。官軍と勝元軍が戦う場面で、官軍が勝元軍に大砲を打ち続けていたが、指揮官が上官に背いて「打ち方やめ」と命ずる。勝元に武士らしい最後をとげさせてやりたかったのだ。そんな場面がハリウッド製作の映画に出てくることは驚きだ。武士道についてよく調べているなぁと思う。

ただ、私は武士道を賛美する気にはなれないし、だから、手放しでこの映画をほめたたえる気にはなれない。

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