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桜吹雪

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昨日の午後はいいお天気だったので、私たち保育園の1歳児クラスは大きなバギーでお散歩に出かけた。基地の中には桜並木がいくつかあって、満開の時は本当にきれいだ。昨日はもう、少し散り始めていて、桜吹雪の下を散歩した。桜吹雪なんてもちろん生まれて初めての子供たちは大喜び。"Flower,flower" と言いながら手を差し伸べる。

上の娘が3歳の時、公園で舞い落ちる銀杏の葉っぱの下で、「黄色いはっぱが雨だねぇ」と嬉しそうに戯れている姿を見て、「子どもって詩人だなぁ」と思った。1歳児はさすがに詩人というわけにはいかないけど、彼らにとって、世界は新しいもの、未知のもので溢れていて、ひとつひとつものの名前を覚えていく。鳥、花、飛行機、蟻...そんなものを見つけては保育者に教え、名前を確認する。そして2歳近くになると、"What's this?"
"What's this?" が始まる。

「これが何なのか知りたい」「あれがしたい」「それがほしい」と自分の欲求を誰かに伝えることは、人間にとってとても大事なことだ。小さな赤ん坊は、おなかが空いたとか何か気持ち悪い、などの不快感を、泣くことで伝える。もともと欲求を伝えようとして泣いたのではないが、泣くと誰かが来てくれて自分の不快感を解消してくれることを学び、誰かに自分の欲求を伝える方法を身につけていく。

音楽をかけてほしい、ダンスがしたい。でもそう言葉で伝えることことのできない1歳児は、保育者をCDプレイヤーのところまでひっぱっていって、CDプレイヤーを指差す。
他の子と追いかけっこをしている保育者を見て、自分もしたいなぁ、と思う子は、保育者の顔をいたずらっぽい表情でじぃっと見つめる。保育者がその子の名前を呼んで追いかけ始めると、嬉しそうに逃げ出す。
言葉が少しずつ話せるようになると、"Book" とか "Water" とか、欲求をストレートに伝えることができるようになる。
ただ、すべてのものを知っているわけじゃないし、自分の欲求をどう伝えていいのかわからないこともしばしばあって、うまく伝えられないと癇癪を起こしたりする。保育者の側も子どもの言いたいことをなんとか汲み取ろうとするのだけど、どうしてもわからないこともある。ただ、おたがいに、伝えようとする努力とわかろうとする努力がコミュニケーションの質を高めていく。

一日のうちかなり長い時間を英語で過ごしている私は、思いを十分に伝えられなくて歯がゆい思いをしたり、ちょっとした言葉の使い方の間違いで誤解を招いてしまったりすることもある。この、なんとか人に自分の思いを伝えようとする1歳児達をお手本に、自分のコミュニケーション能力を高めていきたいものだと思う。

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