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日米の育児観

放送大学で現在受講している科目の中で、「乳幼児心理学」が私にとってやはり一番とっつきやすい。
今日のテーマは「発達初期の気質と行動」で、赤ん坊には生まれつきの気質の違いがある、という話だった。少しの物音で目をさますような神経質な赤ちゃんもいれば、どんなに大きな音がしてもぐっすり眠っている赤ちゃんもいる。さらに親の性格や健康状態も様々で、子どもの気質と親の関わり方からどんな性格が作られていくのか、という話なのだが、学者による子どもの気質の分類などは、なんかいいかげんだなぁ、とツッコミをいれたくなったりした。

今日のテキストの最後に「気質と文化」という項目がある。コーディールという人が1969年に日本人及びアメリカ人の母子それぞれ30組(子どもの月齢3~4ヶ月)を対象に母子のコミュニケーションを観察した。その結果、アメリカの母親は子どもと身体的な距離をおくが、そのかわり子どもの姿勢をよく変えてやり、また、常に子どもに対して話しかけていた。一方、日本の母親は子どもと身体的に接触していることが多かったが、子供への言葉かけはアメリカの母親に比べて少なかった。これはアメリカの母親が、子どもがより声を出し活発に活動することを期待して働きかけるのに対し、日本の母親は子どもが静かで穏やかな状態となることを期待して働きかけをしているのではないかと推察された。30年経った現在、日米の母親の養育態度の差は縮まったものの、やはり差は見られる、と書かれているのだが、私の印象では日米の母親で特にそういう差があるとは思えない。それは多分、日本でも、静かでおとなしい子どもよりも活発な子どものほうが望ましいとされるようになってきたからかもしれない。

ただ、確かに、アメリカでは、小さい時から、子どもを「自立した」人間に育てようとする傾向はあると思う。日本では小さい赤ん坊は母親と同じ部屋で寝るのが普通だと思うが、アメリカでは別室で寝かせることも珍しくない。自分でできることはできるだけ自分でー哺乳瓶なども自分で持てるようになったなら、子どもが「自分でできる」ということに誇りを持たせていくように...と保育園での研修で学んだ。そういう点で、確かに、アメリカの母親のほうが赤ん坊と距離をおいた接し方をしている、というのはあたっているかな。

残念ながら、今日の放送では、この「気質と文化」についての言及がなかったが、日米の育児観の違いとかそれによる子どもの性格の違いについては、今後、自分でも意図して見ていきたいなぁ、と思う。

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