« cocohore! に惚れ惚れ(^^) | トップページ | ビデオ「アタックナンバーハーフ」 »

戦禍の中の子ども達が夢見るものは

毎日新聞日曜版に、落合恵子さんが「絵本屋の日曜日」というコラムを連載している。今日の記事に、こんな一節があった。

以前、一冊の写真集を訳したことがある。レバノン出身で現在はアメリカに暮らす女性フォトジャーナリストが、自らの故国をはじめ、戦禍の中の子どもたちをインタビューしたドキュメンタリーだった。 「大人になったら何になりたい?」彼女の問いに、戦禍の中にいる、ひとりの少年は答えた。 「大人になったら、子どもになりたい。だってぼくには子ども時代がなかったもの」

胸につきささる一言だ。

うちの保育園には親が戦地に行っている子供ももちろんいる。それはもちろん、彼らの生活に影響を及ぼしている。子ども自身、不安定になることもあるし、残ったもう一方の親が精神的にまいってきて、それが子どもに影響を与えることもある。でも、彼らに「子ども時代がない」ということはない。私たち保育士は豊かな遊びプログラムを提供しているし、おもちゃも食料もいっぱいある。

でも、自分の生まれた国が戦場だったら?...遊びどころではないだろう...子どもはたくましいし、どんな環境でも遊びを見出したりするものだとは思うけれど、親や兄弟を奪われ、自分の身は自分で守るしかないような状況だったとしたら。

以前、うちの保育園のキッチンで、レバノン出身の男性が働いていたことがある。彼が小さい時から内戦が続いていて、その状態から逃れるために、スウェーデンへ渡り、やがてアメリカへ渡って、アメリカ軍人であるイラン人の奥さんと結婚した。内戦の原因は、彼の説明によれば、イスラエルが、レバノンのキリスト教徒とイスラム教徒(数は半々くらいらしい)を戦うようにしむけたのだ、という。

アメリカは彼のような移民を受け入れているから、度量の広い国といえるかもしれないが、たくさんの人が自分の生まれた国に安心して住めない状況を生みだしている原因になっていることもあるのだ...そのことを自覚しているアメリカ人はどのくらいいるのだろうか...そして、私は職場ではなかなかそんなふうに話をきりだすことはできないでいる...


|

« cocohore! に惚れ惚れ(^^) | トップページ | ビデオ「アタックナンバーハーフ」 »

米軍基地保育園」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/526645

この記事へのトラックバック一覧です: 戦禍の中の子ども達が夢見るものは:

« cocohore! に惚れ惚れ(^^) | トップページ | ビデオ「アタックナンバーハーフ」 »