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子どもの記憶力

保育園のうちのクラスのK(15ヶ月)の母親は、6週間の出張から今日戻ってきた。2時半頃お迎えにみえたので、遊んでいたKに「K、ほら、誰が来たと思う?」と声をかけたら、Kはふりかえったものの、誰だかわからないようすだ。ママは腕をひろげて「K!大きくなって...」と声をかけ、ハグを待っているのに、Kはどうしていいかわからない。そのうち、Kは陰にいた父親に気づいて、父親のほうへ歩いていき、父の足にしがみついて母親を見つめた。

「髪を切りました?」と母親に訊いたら、「そうなのよ。向こうは暑くてね。」「だからわからないのかもね。それに制服じゃないから。」Kをお迎えに来る時はたいていは制服姿だし、髪型のせいもあって確かにいつもとちょっと感じが違っている。母親は「そうね...」と言いつつも、ショックを隠せない。それまでは、お迎えに来たら、Kは喜んでかけよってきていたのだから。「Kは私に怒っているのよ...」こんな小さな子どもをおいて長期出張に行かなければならないのはつらかっただろう。

1歳児の記憶、というのはどのくらい持続するものなのだろうか。個人差はもちろん大きいと思うけれど。例えば、私が3週間休暇をとってクラスにもどってくると、たいていの子は私を覚えている。私を見るなり、笑顔になってハグをしにきてくれる場合は一番わかりやすい(というか嬉しい(*^^*))けど、はっきりと思い出すのには少し時間のかかる子もいる。Kの場合も、父親、兄、母親と数十分も過ごせば、だんだんはっきりと母親のことを思い出すだろう。6週間というのが長かったかなぁ。2歳なら6週間でも覚えていたのではないか、という気がするけど、気だけだから、根拠は示せない。6週間でも、もし、毎日、母親と電話で話していたり家族がいつも母親のことを話題にしていたら違ったと思う。1週間だったら、多分、すぐ母親がわかったかな。もし、電話などで記憶が更新されることがない場合、母親というとても身近な人についての記憶が、すぐに見ただけではわからないくらいに薄れてしまうのは、どのくらいの期間なのだろうか。

多分、こういう記憶についての研究もたくさんなされているのだろう、とネットでちょっと調べてみたら、次のページがわりとわかりやすく書かれていた。その中でおもしろいと思ったのが、

また人間の記憶には3歳ころにひとつの境界線があることが知られています。大人は概してこれ以前のことを思い出せません。...(中略)...つまり赤ん坊の時の記憶を人は実は覚えているのだけど、3歳くらいを境界にそれ以前の記憶は通常封印されてしまいます。2~3歳の子供が、自分が子宮から飛び出してくる時のことを覚えていて、話してくれる場合がある、というのは子育てをする女性の間ではよく知られていることです。

というところ。私は直接に子どもからそんな話を聞いたことはないけれど、聞いてみたいなぁ。子育て経験者の方や保育士の方で、子どもからそんな話を聞いたことのある方はおられますか?

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