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ビデオ「アバウト・シュミット」

おもしろかった。
ウォーレン・シュミット(ジャック・ニコルソン)は会社を定年退職し、第二の人生へとふみだすが、長年連れ添った妻には不満だらけ、結婚をひかえている一人娘の相手は気に入らない、会社へ立ち寄ってみても、自分がもう必要とされていないことを思い知らされるだけ。なすすべもなく、テレビを見ていて、なんとなく、アフリカの子どもを経済的に支援するプログラムへの参加を思いたつ。そしてある子のフォスターピアレントとなり、その子に小切手を送る際に、「手紙を添えてあげてください」とあったので、書いているうちに自分の思いをぶちまけるような内容になっていく。

仕事をなくし、妻をなくし、子どもは離れていき、という喪失感が重なる中、自分の存在価値を確かめようとする姿が痛々しい。そんな状態になった時、私もやはり同じようにあがくだろうか...とふと思ってしまう。

(以下ネタバレ)

印象に残った場面。

オートキャンプ場で知り合った男から、彼のキャンピングカーに招かれ、奥さんの食事をご馳走になっている時、男がビールを買出しに出て、奥さんとふたりきりになる。奥さんはカウンセリングを仕事としていて、ウォーレンの心のうちを言い当てる(ちょっと不自然な設定かな、とは思うけど)。この時とったウォーレンの行動にはびっくり...

もうひとつ。さすがキャシー・ベイツと思ったのは、彼女の家のホットバスでの場面。これはウォーレンならずとも、とまどってしまいますよねぇ...笑いました。

娘の結婚式でのスピーチでは、いつ、ウォーレンがホンネをもらすだろうか、とドキドキしたし、最後、アフリカの子どもの孤児院での保護者からの手紙に涙するウォーレンには、そうだよなぁ、人間って誰かに必要とされていることが自分のささえになるんだよなぁ、と思い、最後まで楽しめた作品でした。

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» 映画鑑賞感想文『アバウト・シュミット』 [さるおの日刊ヨタばなし★スターメンバー]
さるおです。 『ABOUT SCHMIDT』を観たよ。 監督は『ハイスクール白書』のアレクサンダー・ペイン。 主演はジャク・ニコルソン、キャシー・ベイツ。 一... [続きを読む]

受信: 2005.02.12 05:39

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