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米軍家族の感覚

昨日はうちのクラスの中番の保母さんが体調が悪くてお休み、今日は遅番の保母さんが熱を出して早退。というわけで、早番の私は、昨日、今日と残業続きだ。自分が健康で働けることはとてもありがたいことだけど、放送大学の通信課題提出などにもそろそろまじめに取り組まなくてはいけないので(「スペイン語」が最大の問題(^^;))、このまま残業が続くと...ブログはちょっとパスかなぁ(書き始めるとつい長くなる(^^;))..でも、今日は書いておこう。

うちの1歳児クラスでは子どもと保母の割合が5対1で、これはお昼寝の時間でも守られなければならないので、保母が交代で1時間休憩をとる時に、お休みの保母さんに代わって今日は別のクラスの保母さんが入ってくれた。ところが彼女も体調が悪かったらしく、ひとりの子を寝かしつけた後、そのまま立ち上がれないほどの状態になってしまい、なんと救急車で運ばれることになってしまった。

というわけで、また別の保母さんがうちのクラスに入ってくれた。私は部屋をかたづけたり、子ども達のノートを書いたり、といろいろやることがあるけれど、お昼寝時間に別の部屋に入った彼女は所在ない様子で、「イラクでアメリカ人が殺される映像を見た?あの、首をぐっとかききられるやつ...」と私に話し掛けてきた。

私はその映像を見ていなかったので、「ううん...日本では、アメリカ軍の兵士達によるイラク人への虐待のほうが話題になってるよ」と答えた。すると、彼女は首を横にふりながら、"I don't know...誰も人を殺したいと思って軍に入るわけじゃないわ。いい生活をしたい、と思って軍に入るのよ。今、17、18歳の何もわかってない子が軍に入ってるわ...」

彼女にはこの6月に高校を卒業する娘さんがいる。その娘さんも軍に入ることを考えていたらしく、彼女は反対したという。「前だったら、いいわ、って言ったかもしれない。でも、今は娘には軍に入ってほしくない。以前だったら、軍といっても、それぞれの場所で与えられた仕事をすればいいだけだったけど、今は本当に戦争に参加することになるんだもの...」娘さんは彼女の説得を受け入れて、軍に入るのをやめ、大学に行くことにしたそうだ。

基地ではケーブルテレビでアメリカのチャンネルをいくつか見ることができる。アメリカ人兵士によるイラク人虐待問題はもちろん放送されているのだろうけれど、それよりもアメリカ人が殺された事件のほうが印象に残るような扱いになっているのだろうか。彼女のコメントからは、イラク人への虐待問題についての深い憂慮というようなものは感じられなかった。もっとも、それほどつっこんで話したわけではないけれど...

今朝10時の1時間休憩の時、休憩室のテレビでは、イラクでサリンを含む砲弾が発見されたことについてライブで放映されていた。サリンの毒性とか治療法などについて、興奮した調子で。

私たちはメディアを通じて情報を得るわけで、もし、メディアの操作があれば、たとえばアメリカ軍に対して違った印象を持つかもしれない。私たちは、あるいは、彼女達は、「本当のこと」を知らされているのだろうか...

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