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ビデオ「夏休みのレモネード」 Stolen Summer

とても好きな映画だった。

今度小学3年生になる男の子ピートは、カトリック系の学校に通っている。シスターから「神の道を行くか悪魔の道を行くか、今度の夏に決まる」と言われ、地獄行きにならないためにはどうしたらいいかと考えて、異教徒をカトリックに改宗させる、という方法を思いつく。

彼はユダヤ教徒を改宗させようとシナゴーグに行き、そこのラビから、天国の問題を考えるためにレモネードをシナゴーグの前で配ることについて許可をもらう。このラビ(ケビン・ポラック)がまた素敵な人で、少年の「探求」に対して、異教徒だから、と追い払うようなことをせず、彼にやりたいようにやらせてあげるのだ。

(以下ネタバレ)

ラビの家が火事になり、消防士であるピートの父親が、家に残されたラビの息子を救う。その息子ダニーは白血病で、どのくらい生きられるかわからない。ダニーはピートの一つ年下で、ピートは彼を改宗させようと考える。どうしたら天国へ行くことができるのか、子どもの頭で一所懸命考えて、子どもなりの方法を試してみる。

ユダヤ教のラビも素敵な人だったが、カトリック教会の神父もまた素敵な人で、ピートの質問に誠実に答えてあげる。まわりにそういう大人がいることはいいことだなぁ、と思う。

医者になるために大学へ行きたいと思っているピートの兄パトリックに対し、経済的余裕がないから、と市役所勤めをすすめる父親。この父親のわからずや加減にうんざりしたり、子どもだけで沖まで泳ぐ姿に「それは危なすぎる」と思ったり、親の目をぬすんで会いに来たダニーを簡単に追い返してしまうピートの姿にえ?と思ったり...というところはあるけれど、最終的にピートが自分で考えて出す結論ー結局、人は自分なりに神様を信じていればいいんだ、キリスト教もユダヤ教も関係ないんだ、というような考え方もとても好きだ。

ただ、私にとって、信仰というのは、やはりわからないものではある。
「どうしてダニーが天国にいるとわかるのか」と尋ねられて、ピートは信仰(faith)だと答えて笑う。
信仰とはそういうものなのだろう。証拠があるから信じるのではない。こうこうこうだから、と理屈で信じるのではない。でも、私にはそれができない...から、私は宗教的な信仰を持つことはできないのだけど、信仰を持っている人のことは、それはそれで尊重したいと思う。

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