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ビデオ「ジョイ・ラック・クラブ」

中国で悲しい体験をした4人の女性がアメリカへ渡ってきて、そこで結婚し、子どもをもうけて暮らしていく。アメリカ生まれの子どもたちは親の世代と価値観が違うところもあるが、親の背負ってきた背景を理解しようとする。

中国での悲劇的な話が現実離れして感じられるところもあるが、あの国であの時代なら、ありえる話なのかもしれない。4組の親娘の話がわりと淡々と語られるだけなのだけど、私は結構好きな話だった。

西欧社会で暮らす、アジアなど違った文化を持つ人たちの話、というのは好きなのだけど、この間見た「ぼくの国、パパの国」(east is east) はあまり好きになれなかった。イギリス社会で暮らすパキスタン人一家の話で、イスラム社会のあり方に忠実であろうとする父親と、表面的にはそれに従いながら、心では反発を感じている子どもたちの様子を描いているのだが、私から見て、父親があまりに理不尽(今時、子どもの結婚相手を親が勝手に決めるとか)なので、寄り添う気持ちになれなかった。息子達のお見合いの相手を「美しくない人」として描いているのもいやだった。

それに比べると、この作品に親しみを覚えるのは、アジアの女性が主人公になっているせいかな。中国の人たちが、アメリカ社会で一定の成功をおさめ、豊かな暮らしをしていて、娘達もみんなきれいだ。親が子どもを思う気持ちは、親世代も娘世代も共通しているところがあり、また、親世代が娘世代になんとか自分の思いを伝えようとする姿勢も気持ちよかった。

(以下ネタバレ)

もちろん、我が子を殺めてしまう、とか、理解できない部分もあったけれど...

ジューンが、中国にいる双子の姉に会いに行くことを祝うパーティの席で、彼女は、亡くなった母の友人から、「母が亡くなったことはまだ彼女達には伝えていないのだ」と知らされる。友人はジューンにウソをついていたのだ。それってひどいよなぁ、と思ったところ、「あなたが伝えるのが一番いいのよ」なんて、友人はひらきなおる。その態度を見て、ああ、こういうの、ありそうだなぁ、と思ってしまった。

最後、ジューンが姉達と再会する場面は、ただ素直に、よかったな、と思えた...実際にそういうことがあったなら、おたがいどんな反応を示すことになるか想像がつかないけど、あんな感じなのかもしれない。

ストーリーとは関係ないが、DVDのルートメニューのポインターが麻雀の東牌なのも好きだった(^^)。

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» ジョイ・ラック・クラブ〜女の歴史は凄まじいもの。 [かくの如く語りき]
移民としてアメリカに渡ってくれば、そこで生まれた子供は東洋的なお顔立ちでも、アメリカ人である。制度の上だけじゃなく、意識がもう。 だが母さんたちは違う。麻雀、... [続きを読む]

受信: 2004.08.28 00:03

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