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ビデオ「おばあちゃんの家」 The Way Home

心にしみる映画だった。

ソウルで母とふたりで暮らしていた7歳の少年サンウは、母が仕事を見つけるまでの2ヶ月間、田舎に住む祖母のもとに預けられることになる。おばあちゃんは口がきけず、読み書きもできない。サンウはそんなおばあちゃんとコミュニケーションをとろうとはせず、ひたすら持ってきたポケットゲームに耽る日々。ところがある日、その電池がきれてしまった...

この映画の「おばあちゃん」はもともと俳優ではない。だから演じている、という感じがしなくて、なんだか本当の話を見ているような気がしてきてしまう。わがままな孫を決して叱ることなく、ただひたすら自分のできることをやってあげる。私自身は、こんな優しいおばあちゃんになることはないだろうと思うけれど、こういう人は確かにいる。そしてそれがサンウの心にも届いていく。

あんな優しいおばあちゃんからどうしてあんな薄情な母親が育つのだろう、と思わなくはないけれど...

DVD特典で監督インタビューを見て、監督が女性であると知った。今まで韓国映画をあまり見たことはない。「シュリ」は私にはつまらなかったし、「猟奇的な彼女」も私にはあまりのれなかったけれど、このイ・ジョンヒャン監督の作品は機会があればまた見てみたいと思う。

(以下ネタバレ)

好きな場面やエピソードはたくさんある。

ケンタッキーフライドチキンが食べたい、というサンウのために、鶏を手に入れて一匹まるまるゆでてやったおばあちゃん。サンウはこれはフライドチキンじゃない、と怒るが、空腹に耐えかねて夜中にそれを食べ、また、翌日寝込んでしまったおばあちゃんのために昼ご飯のおかずにそれを添えてやる。

おばあちゃんと市場へかぼちゃを売りに行くサンウ。市場の風景が好きな私にはそれだけでも楽しいが、それで得たお金で、孫が麺をすするのを満足げに眺めているおばあちゃん...

仲良くなった村の女の子のところへでかけるサンウのためにゲーム機をもたせてやろうとするおばあちゃん。「電池がないからいい」と言うサンウだが、おばあちゃんはゲーム機を紙につつんで荷物のなかに入れてやる。後で、おばあちゃんが紙包みのなかにお金を添えていたことを知るサンウ...

最後、サンウがおばあちゃんに渡したハガキの束...

無償の愛ってすごい。

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コメント

じゃりんこさん、お久しぶりです^^今ごろのコメントですみません。
おばあちゃんって、ホント「お見通し」な存在なんだなあ・・・って思った作品です。孫がそっけないのも、ぶっきらぼうなのも、ほんとうはおばあちゃんがだいすきなのも、わかってくれてるんだな・・・と。
監督は「やさしくできなかった後悔の想いを作品に託した」というようなことを読みました。監督のおばあちゃんは「お見通し」だったんだと思います。きっと私のおばあちゃんも。

久々にレンタル屋さんに行きました。じゃりんこさんおススメのビデオは見つけられなかったけど、代わりに観そびれていた「ライフイズビューティフル」を借りてきました。

投稿: ソラ | 2004.08.05 17:18

ソラさん、どうも(^^)。

人にすすめられた映画というのは期待が大きくなりがちで、うーん...って思ってしまうことも結構あるのですが、この映画は私好みでした(^^)。教えてくださってありがとうございました。ソラさんとは、本当に好みの映画が似ていますね。

「ライフイズビューティフル」は私の大好きな作品です。「あまり有名でないけど好きな作品」もいいですが、「ライフイズビューティフル」は超有名かつ大好きな作品で、親しい人には結構すすめてしまいます。(映画の好みは人それぞれだと思うので、あまり人に映画をすすめるのは好きじゃないのです。人の好きな映画の話を聞くのは好きだし、自分はこの映画が好きだった、とかはよく話しますが。)

また何かありましたら気軽にコメントしてくださいね(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2004.08.05 20:31

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