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放送大学面接授業「臨床心理学実習I」

講師は北原知典先生。教育センターの教育相談員やスクールカウンセラーとしてプレイセラピーなどを実践されている方だということで、それを実際にやってみる、という感じの授業内容だった。

たとえば、スクリブル(まるっこい三角とか、まるっこいひし形などの単純な図形をもとに、それを見ているうちに見えたものを描いていく)とか、風景構成法 とか。スクリブルなどは、同じような形から、人によっていろんな絵が描けるものだなぁ、というのを見るのはおもしろいけど、スクリブルにしても風景構成法にしても、絵を描いた後、それをどういうふうに見ることができるのか、という話ではなく、あくまでもこういう療法がある、という体験なので、なんとなく物足りなさはある。

2日目は、コラージュ療法 の体験。生徒はひとりひとり雑誌などを持ってきて、4、5人でグループとなる。グループのメンバーがそれぞれ貼り付けたいものを雑誌の中からまずひとつ選び、自分はどうしてそれを選んだのか、ということを話して、そのうえで、次々と何かを切り抜いては、模造紙の半分の大きさの紙に貼り付けていき、最後にタイトルを決める。見ず知らずの人とグループになっていったいどんなものができるのか、と思ったが、なかなかどうして、みんなおもしろい作品になるのだ。

コラージュは、既にある絵や写真を切り抜けばいいので、絵のうまい下手に関係なく、それなりに「絵」になる。色彩の美しい作品。立体的な作品。文字が効果的に使われている作品。私の最初に選んだのが子どもの笑っている写真で、グループのメンバーがそれにあわせて他にも子どもの写真などを切り貼りしてくれて、他のグループより「人」がとても多い作品になった。そして、どのグループも自分達の作品に満足しているのだ、私たちも含めて。製作過程の話を各グループから聞くのは興味深かった。

事実、コラージュをしたり、絵を描いたり、粘土をしたり、というのは、確かに楽しい体験だ。粘土は用意されていたが、今回は時間の関係などでやらなかった。粘土遊びが楽しいことは、私は保育園で知っている。自由にいろいろなものが作れるし、こわれても、すぐにまた別のものが作れる。こういうことをやりだすと、結構はまってしまう、というのは私には日常的な体験だ。(グループでのコラージュをやったことはなかったけれど。)

そういう意味で、私は職業上、心理療法を日常的に経験しているのかもしれない。
でも、だから、私にとっては、今回の授業は今ひとつ物足りなさが残った。そういう療法を、どういう場面でどういうふうに利用していくのか、ということを知りたいと思う。なんでも物事に意味とか目的を求めるのは、まちがっているかしら...。楽しければいい、ということももちろんあるけど...

臨床心理士として仕事をしていて、クライエントに突然、2階の部屋から飛び降りられた、とか、「今までにクライエントが死んだ、ということがないのは、運がいいだけ」などという話を聞くと、大変な仕事だなぁと思う。私にはできそうにないな...

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