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勤勉の国民性

ベトナム在住おとめさんのブログ「さいごん暮らし」で、「欠勤の理由」という記事があり、ベトナム人が休む理由が、日本ではちょっと考えられない、という例があげられていた。

「今、▲▲▲(どこかとても遠い所)にいて帰れない。」 (遠い所に遊びに行っても、働く気があるならその時間までに普通は帰ってくるんじゃないの?) 「従姉妹が盲腸で手術するから休む。」 (いまどき盲腸くらいで、それも姉妹ではなく従姉妹が手術するくらいで、それも他の家族で付き添える人がいるのに、なんで休むんだろう?)
うちの職場でも、突然の病欠 (call in sick) が多く、「本当に病気なの?」と思ってしまうこともある。案の定、「○○は病気なんかじゃないわよ。私、どこそこで見たわ。元気だったわよ。」なんていう話を聞いたり、夜は大学に行っている人が「明日、レポート提出なのよ。まだ全然なの」と前日のランチタイムにぶあつい本と格闘していて次の日に休むと、「ああ、レポート作ってるのね」と思ったりする。もちろん、本当に病気だったり、子どもが病気、という場合もあるのだけど、「本当?」と思ってしまう人というのは、それがしょっちゅうだからだ。金曜になると具合が悪くなる人とか。そして、そういう人の場合、次に出勤してきた時に、「迷惑かけてごめんなさい」というようなコメントが聞かれることもまずない。

休むだけでなく、やめるのも簡単だ。アメリカでは、保育園で働くのに特別な資格は必要なく、うちの場合なら、高卒で英語ができればよい。そういうお手軽な仕事なので、何か気に入らないことがあるとさっさとやめてしまう。ひとつのクラスには基本的に3人の保育士がいるわけだが、先週、うちのクラスの保母さんがふたりそろってやめてしまったけど(そのうちひとりがやめた事情はどうしようもないものだったのだけど)、日本ではこんなことはまず考えられないだろう。

もちろん、アメリカ人にも仕事熱心な人がいるし、日本人でもやる気のない人はいる。それでも、こういう実態を見ていると、アメリカの雇用システムに問題はないのかなぁ、と思ったりする。「反社会学講座」 によると、

アメリカ労働統計局のデータによれば、アメリカ人は32歳までに平均8回転職します。2000年の統計では、現職の就業期間が1年以内である人の比率は(全年齢で)26.8%。同時期の日本の労働力調査では、過去1年以内に転職した人の割合は約5%。日本人に比べればアメリカ人はしょっちゅう転職していることがわかります。能力のある者はもっと条件の良い会社にどんどん移るし、能力のない者はじゃんじゃんクビにされるので、こういう結果になるのです。

 日本では同じ会社にずっといる人はベテランと呼ばれて信頼されます。しかしアメリカでは、長くひとつの職場に居続けるのは、可もなく不可もなくという人材ばかりですので、アメリカ企業との取引の際は注意してください。むこうの担当者をベテランだと思って安心してまかせていると、だいたい見事にポカをやらかしてくれます。かといって切れ者にまかせていると、「給料のいい会社に転職することにしたから、バーイ」とやりかけの仕事をほったらかして突然辞めてしまいます。海外との折衝に必要なのは、英語力より忍耐力と諦念です。

などと書かれている。ある仕事が気に入ってそこで長年がんばっていても、「あの人は他に能力がないからずっとそこにいるんだ」という評価だとすれば、一箇所にとどまっていよう、という気にならないのかもしれない。まあ、私の場合、今の仕事が気に入っているので、評価がどうだとしても、この仕事を続けたいと思っているけれど。

日本では転職の回数が多いとマイナス評価になる。しかし、昨日も書いたように、フリーター的な生き方がある程度認められてもいいと思う。とはいえ、「ベテラン」が評価されることもやはり必要だろうな、と思う。

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