« 映画「Mr.インクレディブル」The Incredibles | トップページ | ビデオ「ニューオーリンズ・トライアル」Runaway Jury »

現代の民族紛争

放送大学の通信指導課題を提出し終わった。「心理臨床の世界」と「文化人類学」のふたつだけなので、そんなに大変ではない。木曜日が感謝祭でお休み、今年はその次の金曜も保育園がお休みとなって、4連休だった。この間にスペイン語ももっときちんとやるつもりだったが、結局できずじまい(^^;)。

「文化人類学」の最後の問題が「現代の民族紛争について述べた次の1~4の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい」というもので、選択肢のひとつが「ある武力紛争は、紛争の過程で結果的に「民族紛争」の様相を呈することが多い。」となっていて、最初これを読んだ時、「??過程で結果って何?」と思ってしまった。でも、放送授業を聞いて、ああそういうことなのか、とわかった。

現在、世界のあちこちで武力紛争が行なわれている。それらは「民族紛争」と言われていることも多いが、はたして彼らが争っているのは「民族が違う」ということが根本原因なのか、ということなのだ。

この夏、「人種と民族」という面接授業を受けてから、「民族」という言葉に少し敏感になった。本多(スチュアート・ヘンリ)先生の書かれた「民族幻想論」という本を読み、民族というのは古来から連綿と続いてきているもののように思いがちだが、実は、歴史上、同じ「民族」が宗教の違いで分裂したり、植民地を統治する宗主国の都合でいくつかの「民族」が同じもの、として扱われることになったり、と、決して不変のものではない、ということを学んだ。

ただ、それはわかったものの、じゃあ、どうして各地で「民族紛争」が起きているのか、どうすれば人々は争わずにすむのか、ということはわからなかった。

人々が争っているのは、本当に民族が違うからなのか。政治、軍事組織のリーダーたちが、「民族」や「宗教」に基づいて人々を動員することで、結果的に「民族紛争」のように見えているだけで、本当の原因は別のところにあるのではないか。「ノーマンズ・ランド」という映画を見た時、戦争状態にあるボスニア軍とセルビア軍の兵士が同じ言語で会話をしているのを見て「え?」と思った。何のために争っているのか、当の兵士達にもわかっていないのではないのか...

民族固有の文化は尊重されるべきで、ある民族が別の民族を支配すべきではない。でも、「民族」というのが「絶対」のものではないのだから、「共存」は不可能ではない気がする...

|

« 映画「Mr.インクレディブル」The Incredibles | トップページ | ビデオ「ニューオーリンズ・トライアル」Runaway Jury »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/2094479

この記事へのトラックバック一覧です: 現代の民族紛争:

« 映画「Mr.インクレディブル」The Incredibles | トップページ | ビデオ「ニューオーリンズ・トライアル」Runaway Jury »