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本「大人のための文章教室」by 清水義範

「Passion For The Future」で紹介されていて、読んでみたくなり、図書館でリクエスト。
清水義範の本は読みやすいが、軽い口調で何気なく語っているようで、実はすごく計算されていてよく考えられているのだ、と知ってちょっとびっくり。手紙とか企画書、報告書などの実用文の書き方にいたっては、なんというか心理学的アプローチから書かれていたりして、うんうんなるほど、という感じ。結局、文章を書く、ということは、それによって人を動かしたい、という意図があるものなのであり、実際、文章にはそういう力があるのだ。

清水義範は「パスティーシュ作家」と呼ばれている(た)。私はそんな言葉を知らなかったのだけど、他の人の文体をまねて作品を書く、というやり方だそうだ。夏目漱石とか谷崎潤一郎とか、そういう人の作品をたくさん読むなかで、その作家の文体の特徴を見出して、まねる。一般の人にとっても、読んでおもしろかったものや自分の好みにあうものを手本にして文章を書くというのは有効なトレーニングだとういう。

ただ、ちゃんと伝わる文章は修練で身につけられるが、いわゆる名文にある品格はトレーニングでは身につかない。それは人間性の問題なんだそうだ。

私もこうしてブログを書いているからには、人に読んでもらえるような文を書きたいと思うけれど、私の文には私がでてきてしまうので、なかなか...ってところがあるわけだ(^^;)。人間性はそう簡単には変えられないからね(--;)。でも、せめて、わかりやすい文章を心がけるとか(往々にして学者の文章がわかりにくい、というのには同感)、できるだけ実体験から書く、とか、いくつか参考になることはあった。「メールは現代の短歌」など、なるほど、と思わせられることもたくさんあったし、何よりも楽しく読めたのがよかった(^^)。

4061497383大人のための文章教室 (講談社現代新書)
清水 義範
講談社 2004-10-19

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コメント

清水義範氏の文庫本で「国語入試問題必勝法」というのを読んだことがあります。
タイトルに騙されて買ってしまった一人なのですが、一言でいうと、笑えます。

投稿: huku | 2005.06.06 23:03

我が家では一時、清水義範ブームが起きていて、私が「おもしろくても理科」、長女が「国語入試問題必勝法」、次女が「どうころんでも社会科」を同時に借りてきていたことがありました(^^)。
清水義範さんはタイトルをつけるの、うまいですよね。つい手にとってみたくなりますね。

投稿: じゃりんこ | 2005.06.06 23:57

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