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本「イラン・ジョーク集」by モクタリ・ダヴィッド

ある男が、友達に電話をかけた。
男「もしもし、○○さんですか」
相手「いいえ、違いますが」
すると、男は怒って叫んだ。
「このイタズラ者!間違っているなら、どうして出たんだ!」

この本の中で紹介されているジョークのひとつだ。

イランという国で:いたずら電話」によると、イランではアパートに電話回線の権利が付属しているので、誰が入居してこようと、そのアパートに引かれた電話の番号は変わらないのだそうだ。そんなわけで、引っ越してしばらくは前の住人あてにかかってくる電話が多くて、この「ジョーク」に書かれているようなことは冗談じゃなく、実際に起こることらしい。

イランというと、厳格なイスラム教徒の人たちの国、という漠然としたイメージがあるけれど、この本の著者モクタリ・ダヴィッドさんは、「イランはユーモアあふれる社会で、決して堅苦しい国ではない」と言う。著者はイラン国営通信の東京駐在の通信記者で、86年に来日し、日本人の奥様との間にふたりの子どもさんもおられるそうで、日本語はばっちり。

確かにこの本を読んでいると、下ネタも結構あったりと、「厳格なイスラム教徒」のイメージはどこへやら。下ネタの中にもおもしろいのがあり、「パラシュートとコ○ドームの違い」なんていうのは鮮やかで、「座布団3枚!」という感じ(^^)。でも、下ネタをここで紹介するのはちょっと気がひけるので、そうでないのから私が気に入ったのをひとつ。

編集長「うちの新聞に誤字が多いと、読者から苦情の電話がたくさん来ているぞ!」
記者「わかりました。明日からは、間違った番号にします」

他の国の人とイラン人を比較したジョークも、イラン人が他の国の人をどういうふうに見ているか知ることができて興味深い。たとえば、

もし五人集まれば...
アメリカ人は...競争する。
フランス人は...同時にしゃべりだす。
イラク人は...クーデターを練る。
アラブ人は...四人が手をたたいて、残りの一人が踊る。
韓国人は...五人で会社を作って、日本の製品をコピーする。

そして、日本人は...イラン人は...についても書かれていて、ふうん、そんなふうに見られているのかあ(あるいは自分達をそんなふうに見ているのか)...とちょっとクスリとしてしまう(^^)。

放送大学試験前の詰め込みスペイン語で、スペイン語の動詞の活用の多さにうんざりしている頭には、ちょうどいい息抜きになる本だった(^^)。

4791761448イラン・ジョーク集―笑いは世界をつなぐ
Mokhtari Davoud
青土社 2004-09

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コメント

羽澄不一の最新作の紹介をさせて頂きます。

投稿: 世界名著刊行会 | 2005.12.20 06:41

羽澄不一の私立鉄道公安官シリーズの第4作「ペルシャの脳移植」が2006年に刊行されます。
イランの前/現大統領のハタミとアフマディネジャドが脳病に罹って脳の摘出手術を受け、代わりに他人の腸を頭蓋骨内に臓器移植したから、さあ大変!
イランに大騒動が起きます。
羽澄不一がこの作品を書く事は、当のハタミとアフマディネジャドがすでに知っていますので、ご安心下さい。

投稿: 世界名著刊行会 | 2005.12.20 06:46

こんにちは

5人集まるとの韓国人のオチで吹き出してしまいました。
ヤラレタ!!!(^Q^)/゛

投稿: SFW | 2006.05.18 16:17

SFW さん、はじめまして(^^)。
国民性をテーマにしたジョークは英語にもよくありますが、イランのものもおもしろいですね。

投稿: じゃりんこ | 2006.05.18 21:21

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受信: 2005.03.02 00:00

» イラン・ジョーク集 笑いは世界をつなぐ [古本屋店主のアレコレ。]
モクタリ・ダヴィッド著 青土社 元気の素は笑いにあり。 イスラム原理主義なんてなんのその。 街角では、権威をからかい、男女の機微にぼやき、そしてホラ話に興ずる、 おしゃべり大好きのイラン民衆の朗らかな笑い声が飛び交う。 幸せの基本は笑いなりを心得た、イラン..... [続きを読む]

受信: 2007.08.24 20:22

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