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本「バッテリー」 by あさのあつこ

この本は、うちの娘達の愛読書のひとつで、6巻で完結になっている。彼女達は、新しい巻が出るのを楽しみにしていて、出るたびに図書館でリクエストして借りていた。「どういう話?」と聞くと、野球のバッテリーの話なんだという。野球に興味なんてなさそうな彼女達がなんでそんなに夢中になるのか不思議だったけど、ぴかさんほっぺさんも「おもしろい」と言っておられて、大人が読んでもおもしろいのかーと思い、私も図書館でリクエスト。1巻から5巻が揃ったところで読み始めた。

1巻を読んでみて、なるほど、確かに登場人物がみんな魅力的だなぁ、と思った。それで2巻、3巻と、どんどん読み進んでいって、6巻はリクエストがまだ来そうになかったので、買ってしまった。6巻を読み終わっての感想は、「うーん、それはないんじゃない」という感じ。

原田巧という、ピッチャーとして天才的な素質を持つ中学生が主人公。彼が永倉豪というキャッチャーと出会って物語が始まる。彼らの中学はそれほどの強豪というわけではなかったのだが、巧が入部したことでかなりのレベルアップが期待される。ただし、巧は人と協調しようという性格ではなく、チームプレーということを考えると、かえってむずかしくなるようなところもあった...しかし、彼のすごい球に魅せられて彼を打ち崩したいと願う強打者、門脇秀吾が現れて...

著者のあさのあつこさんはいったいどういう人なのだろう。野球少年たちの心の動きをどうしてあんなに生き生きと描けるのだろう。ピッチャーの思いとか、投げてみたことのない人にはなかなかわからないのじゃないかと思うのだけど、実際、そういう人が身近にいたのだろうか。あるいは自分自身、野球にかなり入れ込んでいる人なのだろうか。

ただ、私は、少年(少女)の心をとっくに失っているせいか(^^;)、のめりこめない部分はあった。巧や豪の悩みに自分自身を重ねる、というようなことはなかった。

私の好きなキャラクターは吉貞かな。おちゃらけものの彼が登場すると、雰囲気が明るくなる。次女は青波だという。うん、確かに彼は魅力的だなぁ。

バッテリー
あさの あつこ / 佐藤 真紀子

(以下ネタバレ)

6巻を読み終わった後、不満なのは、やはり、対決の結果が示されないことだ...読者としては、巧と門脇の対決を見たい、と思って読み進めていくわけで、巧と豪のバッテリーが今回はどうなったのか、ということも知りたい。それをあんな形で終わらせられると、なんとなく消化不良の感が残ってしまう。結果なんか問題じゃない、ということかもしれないけど、試合はやっぱり最後まで見たいよ。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

じゃりんこさんもやっと読了ですね(笑)
6巻の終わり方は、賛否両論ですよ。

私はバッテリーは大人にも読まれていますが、やっぱりあくまで児童書だから、これからの結果を出さないと言うスタンスなんだろうと理解しています。

私も汚れたせわしい大人だから(笑)結果を出さないことにもやもやした感じは残っていますが、甲子園に行くかどうか、プロになったかどうかなんて、その後の巧達の話を延々読むのもどうかとも思うし、小中学生たちに向けてかいた物語としては、未来は自分達で作れと言うメッセージもこめられていると解釈し、これでいいのではと思っています。

あさのさんの対談や講演情報などから、野球の経験の有無や自分の子どものことに関しても結構お話されてることが書かれていましたよ。

ちなみに、地味ながら確実に成長している
ヒガシが私は好きです。
好きなシーンは4巻だったかな?皆で野球をするところ。

通の喜びとしては?メリーさんの登場(笑)
サワんちのイチゴは重要なアイティムだなぁって思いますね。

投稿: ぴか | 2005.04.16 07:12

おはよーございます^^
私もこれ、はまりましたよ。
そうか、6巻で終わりなんですか、5巻までしか読んでないんですが。
映画などでも余韻を残して謎のまま終わるより
ハッキリさせて(できればハッピーエンドで)終わるほうが私は好きですが
それから先の話を頭の中で勝手に作る事を楽しもうかな^^
とりあえず・・・図書館に行ってきます(笑)

投稿: ぴよ♪ | 2005.04.16 08:11

ぴかさん、ぴよ♪さん、どうも(^^)。

ぴかさん、
6巻の終わり方については賛否両論だって、次女も言ってました。なんでも、アマゾンの読者感想を読んだらしい。で、中学生の彼女もこの終わり方には不満のようです。ここで終わってほしくない、続きが読みたいっていうことなのかもしれないけどね。私も、甲子園に行ったかどうか、まではともかく、あの試合だけは終わらせてほしかったなぁ。
東谷が好きっていうのは、さすが通っていう感じね(^^)。それほど目立たないキャラにもちゃんと目を向けてるところに、なんか保育者の視線を感じる(^^)。
あさのさんはやっぱり、自身、野球の経験のある人なのかな。お子さんを通じて野球にはまったとか?あさのさんの話はちょっと聞いてみたいです。

ぴよ♪さん、
6巻、借りられましたか?うちの娘達はだいぶん前にリクエストしたんだけど、まだ「ふたり待ち」とかになってます。そうすると最悪4週間以上借りられないので、買ってしまいました。
うん、私も、ハッピーエンドが好きです。もちろん、場合によるんだけど。この終わり方はどうもねぇ...ぴよ♪さんの感想も楽しみにしています(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2005.04.16 09:41

あさのさん自身、野球の経験無いんですよ。
子どもさんもしてなかったと思います。

妙に好きなんですよね、先輩の美技にあこがれて黙々とショートの練習をこなしてるところや3年になったらキャプテンしそうだなぁってくらい、実は皆のこととてもよくわかってて間を取り持ったりさりげなくサポートしてるところなんて、やるなぁ!って。サワほど優しさが前に来ないところも、シャンと立ってるようで好きでね。

巧も豪も不器用ですからその間を取り持つのもなかなか大変(笑)、サダほど伸び縮みできる面白キャラでもないのに。ちゃんと納めるところに納められるのがさすが!って(笑)

ま、通の喜びってやつですね、ふふふ。

文庫本で余談やサイドストーリーを読めますよ。
文庫3巻では青波が主人公になってる短編がついていますし、4巻以降も短編が着くそうです。
後3巻分の短編が読めるので、それを今は楽しみにしています。

試合の決着はつけきれなかったんじゃないかなと思いますね。
彼らのパワーにあさのさんが負けてきてたのは、文庫のあとがきや講演記録などから読み取れるし、ある意味あれが精一杯だったのかもなぁとも思ったりします。

もし、巧が三振とってもなんか奇麗事に思えるし、門脇がホームラン打ってもうそっぽい。
今後の彼らの心の動きや旅立ちのシーンまで書かなきゃならない、中途半端にダラダラ長くなるくらいならあれはあれでいいのかなと。

でも、映画館だったら、ウギャー!!!金返せー!って客が怒鳴ってそうだとも思う(笑)

読了後、1巻から読み直したくなる、そんな終わりかただなぁとは思いましたね。

投稿: ぴか | 2005.04.16 18:19

わー!TBありがとうございました!!
皆さんの熱いコメントを読ませていただいて、また読みたくなってきました(≧▽≦)
私は、大阪の友達に「読んでー!」って言って贈っちゃいました(^^;
ビックリされたかな~気に入ってもらえるといいな~(*^-^*)

投稿: ほっぺ | 2005.04.17 00:06

ぴかさん、ほっぺさん、どうも(^^)。

ぴかさん、
あさのさんは野球の経験ないんですか。じゃあなんで?ってますます謎だわ(^^;)。想像力というのか創造力というのか。文庫本で余談やサイドストーリが読めるというのはおもしろそうですね。少年達だけでなく、大人も含めて、いろいろな人が個性豊かに描き分けられているから、それぞれのサイドストーリーがあっても楽しいだろうな。
うん、試合の決着はつけきれなかったんでしょうね。私には決められない...でも、だから作者に決めてほしかったっていうのはあるなぁ。ほんと、映画館だったらブーイングが起きるかも。この試合を楽しみに話をひっぱってきたのにそりゃないよって。ぴかさんが映画のことを持ち出したので思ったんだけど、映画では原作と少し違うっていうのもよくある話だから、なんらかの決着をつけて映画を作ってほしいな。「原作では示されなかった結末がここに!」なんていうコピーでヒットするかも(^^)!?

ほっぺさん、
こちらこそ、読むきっかけを与えてもらって、どうもm(^^)mです。
大阪のお友達もきっと楽しまれることでしょう(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2005.04.17 01:38

野球に関しては想像だけで書いたみたいですよ。見学や話を聞いたくらいだったんじゃ?何処かの講演録でマウンドに立ったのも3巻の頃で。。。とあったから。

野球の話を書きたかったというよりも、神戸の事件があり、14歳の少年について世間が色々言い出して、本当の14歳の姿を書きたかった、10代の少年の美しさや葛藤を書きたかったなどと読んだことがあります。バッテリーにしたのは、一組の出会いというか、その中でのやり取りをと言う意味だったんじゃないかな。

”あさのあつこ 講演”や”あさのあつこ バッテリー”で検索したら色々出てくると思うので探してみてください(*^^*)

今検索してみたら、5月3日東京で講演会(無料)があるようです。
http://pci.main.jp/shiratama/index.html
いかれたら是非報告聞かせてくださいね

映画は最後までいけないんじゃないかな。
1,2巻程度でおわりかも。。。ラジオドラマは2までだったし、6巻までだと相当端折らなきゃならないし、端折ったら分けわかんないだろうからね。
でもおミズとサダのやり取りは捨てがたいなぁ。
門脇、海音寺、瑞垣のオオボケトリオマンザイもみたい。
やっぱり、愛すべきキャラたちですね。

投稿: ぴか | 2005.04.17 07:30

ぴかさん、ども(^^)。
ぴかさんは本当に「バッテリー」好きなんだね。あさのさんは想像だけであの話を書いたのかぁ。それってやっぱり作家の力なんでしょうね。でも、書きたかったのは中学生の姿なのですか、なるほど。
5月3日は残念ながら仕事ですが、また時間のあるときにネット検索もしてみたいと思います。バッテリー、コミックになってるんだね。知らなかった。娘達は当然知ってて、長女は読んだそうです。次女がぴかさんのコメント読んで、文庫版読みたいなぁって言ってました。
映画化はどうだろうね。はしょってはしょって映画にしたら、原作を読んだ人たちからブーイングになるかな。やっぱりテレビドラマかな?

投稿: じゃりんこ | 2005.04.17 21:33

バッテリーがすきというのもあるけど、
ミクシーでバッテリーのコミュニティを作成したので(^^;つまり、管理人ね
だからそこの情報収集をたまにしたり、新人さんのお付き合いをしてるの。

あればそこに入ってROM、たまに書き込みの予定だったのが
何ヶ月いてても無いから、作っちゃったの。
今も170人くらい登録者がいるから、たま~に
新しい情報が入ってくるのでした(^^;

映画化は裏情報でだけど決定したみたい。
角川で文庫が決まって、漫画化もされ、
必ず映画化は来るなと思ってたから案の定です。
文庫は3巻が12月発売だたから、
6月ごろには出るかなって思ってます(笑)

漫画もだけど、ネット上ではそっち系のが凄くて
あちこちで、同人誌を作る人たちのイベントがあるみたいですよ。

魅力的なキャラだし、そっち系の人たちがほおっておくはず無い(笑)
いろんな意味で、皆さん楽しんでるのねぇって(^^;

うちのコミュは、男性も居るからとりあえず小説がメインで
同人系はサブ的な位置においていますが
お話が好きな人が書き込んでくださるので
同人系の人たちとは、それぞれの方のサイトにお邪魔して
そこで盛り上がる感じですね。

今はあさのさんのほかの作品も読んでいます。
森絵都さんの気になるし、他の本も読みたい。
いっぱいいっぱい読書したいなぁって思う今日この頃です。

投稿: ぴか | 2005.04.18 20:33

ぴかさん、
なるほど、ミクシィのコミュニティの管理人ですか。どうりで詳しいわけね(^^)。それにしても、保育のメーリングリストのほかにこっちの中心もやるって、相変わらずパワフルですね(^^)。

ところで、「そっち系」というのがわかんなくてネットで調べてみたんだけど(^^;)、うーん、やっぱりよくわからなくて、長女に訊いて、「やおい」とか「腐女子」とかいう言葉をちょっと学びました(^^;)。

森絵都さんもうちの娘達は好きなようです。
私もまたそのうち読んでみようかな、と思っています。

投稿: じゃりんこ | 2005.04.19 00:07

ぁたしもバッテリー読んだんだけどぉ、とちゅうで終わるのもぃぃんじゃなぃ?
それもぃぃと思う。結果が分かっちゃうとつまんなくなるかもしれないし・・・。
本音ゎ、まだまだ続ぃてほしぃキモチです。

投稿: バッテリーLOVE | 2006.02.24 20:00

バッテリーLOVE さん、こんにちは。
ぴかさんが書かれているように、この終わり方は賛否両論あるようですね。結局は作者の選択を尊重するしかないんですよね。

投稿: じゃりんこ | 2006.02.24 23:23

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