« ハチのひざ(英語) | トップページ | はさみさまの威力 »

本「バイリンガル・ジャパニーズ」by 佐藤真知子

日本人帰国子女が海外でどんな生活をし、日本に帰国してからどんな状況にあるか、を百人にインタビューしてまとめたもの。彼・彼女達(ほとんどが女性)は海外で苦労しただけでなく、日本に帰ってからも、様々な苦労があったのだなぁ、ということを知ることができる。バイリンガルになる過程で頭の中でどんなことが起こっているのか、というようなことより、具体的、実用的に、異文化に溶け込むにはどうすればいいのか、とか、帰国後いじめられないためには、とか、いうあたりに焦点があてられている本で、子どもを連れて海外生活をおくる人の手引きとしては役にたちそう。

ひとつなるほど、と思ったのは、「海外で学んだ第二言語は、自分の心や感情とは隔たりがあるから、日本語で話しづらい話題でも気軽にできる」(p.48)というところ。たとえば、性に関する話題など、「日本語では顔を赤らめなければならない話を、英語ならスラスラできる」。これは英語を話すアメリカ人やイギリス人と、日本人との国民性の違いによるものかなぁ、と思っていたのだけど、そうじゃないのかもしれない。

また、日本の戸籍制度が世界でもめずらしい登録制度だということについて触れられている(p.211)。

どの国にも、登録制度はあるのだが、普通個人が単位である。日本の戸籍制度は家族が単位であるため、同じ戸籍に記入された人々が連帯的にいろんな利益や被害を受ける仕組みになっている。

実際、この戸籍のことで苦労しているアメリカ人もいるので、このことについては、また機会があったら書いてみたい。

バイリンガル・ジャパニーズ
佐藤真知子著

|

« ハチのひざ(英語) | トップページ | はさみさまの威力 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/3549610

この記事へのトラックバック一覧です: 本「バイリンガル・ジャパニーズ」by 佐藤真知子:

« ハチのひざ(英語) | トップページ | はさみさまの威力 »