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映画「亀も空を飛ぶ」Turtles can fly

2003年、アメリカがイラクに攻撃をしかける直前のイラク北部クルド人居住地域が舞台。そこで暮らす子ども達が主人公。サテライトという名前の少年が村の子ども達のリーダーで、地雷を掘り出してそれを仲買人に売ることで小金を稼いでいる。

これがイラクのクルド人の子ども達の現実にかなり近いものなんだろうなぁ、と思うと、やっぱりすごい現実だなぁと思わずにはいられない。子ども達に悲壮感がない(アグリンという少女を別にして)ところがいいけれど。子ども達の演技は自然で、ひとりひとり個性があり(リーダー風をふかすサテライト、寡黙で考え深いヘンゴウ、泣き虫のシルクー...)、そう、子どもっていろいろだよなぁ、と思う。

アグリンに笑顔がないのは、彼女が受けたあまりにもつらい体験を思えば、そうなるだろうなぁと思う。実際にそんな例もあったのだろうか...そう思うと胸がつぶれそうになる...

目の見えない小さい男の子リガーは3歳くらいかと思うけれど、彼の演技(?)が自然なのも驚きだった。というか、あの年齢ではなかなか演技はできないのじゃないかと思うけど...

過酷な現実を淡々と受け入れてたくましく生きる子ども達。映画は、現実を悲劇的に描くだけじゃなく、結構笑ってしまうような場面もあるのだけど、でも、こんな現実はやっぱりあるべきじゃない。

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» 亀も空を飛ぶ ☆☆☆☆☆ [ど風呂グ]
先日、神保町にある岩波ホールで『亀も空を飛ぶ』を観てきました。 物語の舞台は、イラク戦争直前のトルコ国境に近いイラク北部のクルディスタン。 主人公は、戦争孤児のサテライトという少年です。 サテライトは、難民キャンプに住む子供たちのリーダーです。子供たちは..... [続きを読む]

受信: 2005.10.02 10:14

» 『亀も空を飛ぶ』 [ラムの大通り]
------この映画の監督、バフマン・ゴバディって、 近年、とみに注目されてるよね。 「世界最大の少数民族クルドにスポットを当てた 『酔っぱらった馬の時間』が彼の長編監督デビュー作。 まず、これがカンヌで高い評価を受けた。 カメラドール新人監督賞と国際批評家連盟賞のW受賞だ」 ------あの映画って、厳寒の中、密輸品を馬(ラバ)に運ばせるために、 酒を飲ませるというところにタイトルの由来があったよね。 今度はどんな意味があるんだ�... [続きを読む]

受信: 2005.10.12 10:00

» 『亀も空を飛ぶ』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
ぜひ観てください。考えましょう。 同じ時代に同じ地球に同じ人間として生まれて来たのに、 どうして彼らばかりがこんなに辛い思いをしなくちゃならないの。 それが運命なんだから仕方ないと簡単に思うことはできない。 割り切れずにどうすることもできずにただやるせない思いが募る。 亀は甲羅を脱げない。 2003年3月、米軍によるイラク侵攻が開始され、国境の小さな村に運命の時が訪れる。 イラクのクルディスタン地方を舞台とした21世紀の叙事詩 クルド人の人口は、国家をもたない民族とし... [続きを読む]

受信: 2005.10.13 18:44

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