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パレスチナの初等教育

NPO団体 「パレスチナ子どものキャンペーン」の主催するイベントに行ってきた。この団体がガザで運営している聾学校でボランティアをされた小学校の先生、レバノンのパレスチナ難民キャンプの幼稚園でボランティアをされた保育士の方、国連機関によるパレスチナの子どもの心理テストを分析された臨床心理士の方の話が聞けて興味深かった。

子ども達はパワフルで明るく、地域の人間関係も濃い。現地で活動をされていた学校の先生と保育士さんは、そのあたりを肯定的に話しつつも、失業率7割という社会状況、十分な経済的支援がなく、教員の研修体制なども整っていないこと、また、パレスチナの子ども達の心理テストから、学習困難とされる子どもが多い現状などについて報告された。

パレスチナに限らず、発展途上国の幼児教育というのは、学習中心のカリキュラムになりがちなのだそうだ。うちの保育園もそうだけど、いわゆる先進国では、「子どもは遊びから学ぶ」という考え方が支配的だと思う。このパレスチナ難民キャンプに行かれた保育士の方もそうで、アラビア語や算数などを4、5歳児にワークシートで学ばせるような現地のやり方には疑問を覚えられたようだ。小学校では、日本の中学程度の英語をやっているようで、小学校の視察から帰ってきたこの保育士さんに対して、現地の幼稚園の先生は、「私たちが幼稚園で学習しなければいけない理由がわかったでしょう」と言ってきたと言う。先生や親が子どもに対して体罰を加えることも日常的に行われているようで、現地で活動されていたふたりの方は、現地の人たちの考え方を尊重する立場から、そのことを問題としてとりあげる、というようなことはされなかったようだけど、異文化環境での教育というのはむずかしいなぁとつくづく思う。paresutinahon

「レバノン パレスチナ難民キャンプ ようちえん便り」という小冊子を買ってきた。幼稚園やキャンプの様子の写真がたくさん載っていて、他ではなかなか見ることのできない貴重な資料だと思うけど、市販はされていないのかな。世界のどこでも、子どもの笑顔はいい(^^)。

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