« ビデオ「バス174」 | トップページ | 視力のいい人 »

もったいない

昨日の土曜日は、「全員出勤して保育園の部屋を掃除するように」という大園長先生のお達しが出ていた。うちのクラスでは、部屋に造り付けの木製の棚が古くなってささくれだってきていたので、コンタクトペーパー(壁紙みたいなもの。接着剤つきの防水紙)を貼っていたのだが、それもボロボロになってきていたため張り替えることにした。実はお昼寝時間にやろうとしたのだが、お昼寝時間ではとても全部張り替えることはできず、中途半端にしておくと、子ども達がすぐにはがしてしまい、前よりもひどい状態になったままだった(^^;)。

私はこの作業が苦手で、特に広い範囲だと、コンタクトペーパーを貼るときに気泡が入ってしまったりで、なかなかうまくできない。中心になってやってくれたのは、しばらく前にうちのクラスに入ったE。先週のお昼寝時間に、Eと私のふたりで古いコンタクトペーパーをきれいにはがすところから始めたが、これがなかなか根気のいる作業で、昨日の朝までに終わらなかった。結局、昨日、3時間近くかかってようやく古いのをはがしてきれいにし、新しいコンタクトペーパーを貼り始めた。

内装の仕事をしていたことがあるというEは手際よく仕事をすすめていく。大きなところはEが中心になって、細かいところは私が貼っていった。使っていたのはロール状のコンタクトペーパーで、大きな部分を切った余りの紙を私が細かいところに使うようにしていた。ほぼすべて貼り終わったときに、いくらか細かい余り紙が出たのだが、Eが「これはとっておこう。ちょっと破れたりしたときに貼って補修するのに使えるから」と言ったことに感心。アメリカ人はそういうことを考えない人が多い、という印象があったからだ。

部屋に子どもの写真を貼ったりするときには透明のコンタクトペーパーを使うのだが、考えて切れば1枚のペーパーを2枚分の写真に使えるのに豪快に使う人や、余りのコンタクトペーパーを惜しげもなく捨てる人。ロール状のペーパーを考えなしに切っていく人。やはりアメリカは豊かな国なのか、うちの保育園にいると「もったいない」と感じることは多い。毎日大量に出る給食の残飯。おむつを替えるときには一回一回使い捨ての手袋を使う。衛生上の理由から、布のタオルよりもペーパータオル。もちろん紙おむつ。安全上の理由から、誰もいないトイレの電気もつけておく。誰も見ていないのに休憩室のテレビはつけっぱなし...

9人(だったかな?)兄弟で育ったというEは「もったいない」という感覚を知っているのだろう。他のアメリカ人でももちろん、「もったいない」(waste) ということを感じる人はいるけれど、それよりも衛生、安全を重視、というのが保育園の方針なのだ。

とにかく、新しいコンタクトペーパーを貼った棚は見違えるようになった。明日の子ども達の反応が楽しみだ(^^)。

|

« ビデオ「バス174」 | トップページ | 視力のいい人 »

米軍基地保育園」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/9624338

この記事へのトラックバック一覧です: もったいない:

« ビデオ「バス174」 | トップページ | 視力のいい人 »