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色、いろいろ

放送大学「英語Ⅳ」。前回(第2回)のテーマは「色」だった。
異なった文化において、色に対するイメージが違うということ。たとえば、日本では赤(紅白の紅)は祝い事に用いられる色だが、英語圏では赤は血を連想させる色であり、危険につながる色とされてきた。(もちろん、赤のイメージがそれだけというわけではないが。)一方、白は日本でも英語圏でも花嫁の色とされ、純潔を象徴するなど、共通のイメージがある場合もある。

「黄色い声」「腹黒い」「赤貧」「青二才」など、色を使った言い回しは日本語にも多いけれど、英語にも色を使ったイディオムがいろいろある。番組で紹介されていたのでは、

out of the blue: にわかに、だしぬけに
black sheep : 厄介者
a green hand : 未熟者

など。以前、こういうイディオムを勉強したとき、ロンドンに住むペンパルと、色のイメージについて話したことがある。そのなかで覚えているのをひとつ。
日本では「ピンク映画」という言い方があるが、英語だと blue film となる。ピンクには性的なイメージはないようだ。(でも、念のため、英語版の wikipedia で pink を見てみると、日本での使われ方が紹介されているし、やはり女性を連想させるものではあるようで、そのことから日本ではこういう使われ方がされているのでは、などと書いてある。)ピンクパンサーとかピンクフロイドとかはどういうイメージなんだろう。

ちなみに、放送大学のテキストでは、この「色」という話題へのとっかかりとして、「虹は何色(なんしょく)か」という問いを出していた。日本では「7色」と答えるのが普通だが、英語圏では「6色」と答えるらしい。へぇおもしろい、と思って同僚に尋ねてみたが、「5色」「3色」「8色」「わからない」...などまちまちで、6色というのが定番の答えというわけではなさそうだ。まあ少なくとも、どこの国でも虹は七色というわけではない、ということはわかった。虹を見ていると確かに境界が曖昧だから何色とは答えにくいと思う。でも、イタリアのパーチェの旗 は七色だから、7色というのも結構一般的なようだ。「イギリスの科学者・ニュートンが太陽光をプリズムで虹色の帯に分解したとき、聖数七(音階など)にちなんで それを七色に数えた、ということが始まりのようです。」という解説をしているページもあった。

とにかく、違う文化圏、言語圏に住むことで、もののイメージが違ったり、思考もそれに左右されるのだろう、と考えることはおもしろい。

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