« 蜂の巣退治 | トップページ | びっくりの一日 »

本「生協の白石さん」by 白石昌則 他

とある大学生協の「ひとことカード」。「こんな商品を置いてほしい」など、生協への要望を書くものだ。ところが、なかにはまじめな要望とは思えないものもある。「単位がほしいです」「愛は売っていないのですか?」など。無視してしまうこともできるけど、白石さんはこれに適当な返答を書いて掲示。その軽妙な受け答えが評判になった。

「~を取り扱ってほしい」という要望があった場合、その商品が生協にて仕入れ可能かどうか、販売見込みはどうか、など、多角的に検討しなければならない。ところが、このような「不真面目な」質問については、そのような調査も必要なく、その場で思いついたことを書けるのでラクであり、時にはありがたく感じていた、と白石さんは書いておられる。そういうふうに楽しんで回答されていたからこそ、ヘンな気負いやてらいのない、読んで楽しい回答となったのだろう。回答からも、この本のために書き下ろされた文章からも、白石さんの誠実な人柄が感じられて気持ちいい。

近所のスーパーでも、この手のカードを見たことがあるけど、「何番レジの誰それの態度が悪い」みたいな投稿が結構あり、読んでいてイヤな気持ちになったことがある。それを実名のまま掲示する経営者側の神経もどうかと思う。

うちの職場にもこの手のカードがあるのだ、ということを先日のルームリーダー会議で知った。保育園は「サービス業」なので、カスタマーカードがあり、サービスに満足した、とか、不満な場合、それをカードに書いて上層部に知らせることができるようになっているらしい。で、リーダー会議でも話が出ていたのだけど、みんな不満については書くんだけど、満足した、ということをわざわざ書く人はあまりいない。現実には、親から感謝の気持ちを聞くことも多いのだけど、それがカードであがってくることはめったにない。だから、保護者面談とか、そのほかどんなときでも、親から「どうもありがとう」というような言葉を聞くことがあったら、このカードを渡して一言書いてもらうようにしなさい...って管理職から言われたけど、やっぱそれはできないなぁ...(^^;)

生協の白石さん
白石 昌則著

|

« 蜂の巣退治 | トップページ | びっくりの一日 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/10211951

この記事へのトラックバック一覧です: 本「生協の白石さん」by 白石昌則 他:

« 蜂の巣退治 | トップページ | びっくりの一日 »