« レディファースト | トップページ | 目の錯覚 »

本「ダーリンは外国人」by 小栗左多里

ダーリンの頭ン中」 がおもしろかったので、このシリーズを最初から読みたくなり、図書館にリクエストしたのが去年の11月。ようやく私の番がまわってきた(^^;)。で、期待に違わずおもしろかった(^^)。

とりわけ、語学オタクだというトニーさんの書いておられることは興味深い。

僕が日本語で文章を書いているとき、何語で考えているか、と聞かれることがある。答えは何語でもない。たいてい概念で考えている。で、日本語で書くとき、その概念が日本語の語彙として紙に現われてくる。(p.122)
概念で考える?うーん、どうだろう。考えているときは言葉を使っているような気がするけど。 私も、平日は起きている時間の約半分を英語環境で過ごしている。その間はかなりの部分、頭のなかは英語になっている気がする。Hello, how are you? なんていう会話をいちいち日本語にしているわけではないし。でも言いたいことをどう言っていいか、ふさわしい言葉がすぐに出てこないことはあって、言いよどんでいると、結構相手が「こういうこと?」と助け舟を出してくれる。それもうまくいかない場合は、やっぱり頭のなかでは日本語で考えている気がするなぁ。ものを考えているときは言葉を使っていると思うから、「概念で考えている」というのはよくわからない。

でも、考えてみると、言葉の使えない幼児でも「言いたいこと」はあるわけだ。毎日、1歳児と接していて、彼らが何かを私に伝えようとして、こちらも一所懸命わかろうとして、それでもうまく伝わらなくて、泣き出したりかんしゃくを起こしたり。言葉は話せなくても、子どもが遊んでいるのを見ていると「ここをこうしたらこうなって」というようなことを子どもが考えているんだなぁ、とわかることもある。となると、考えるときに必ずしも「言葉」を使っているわけではないんだ。英語で話していて、すぐに適切な言葉が出てこないときも、そのときすぐに日本語が出てくるわけじゃないから、やっぱり「概念で考えている」のかもしれない。

そのほか、違った文化環境で育ったふたりが一緒に暮らしはじめてのとまどいなどがおもしろい。笑いの感覚が違う、というのはそうだろうなぁと思う。それから、整理整頓のうまい人と無頓着な人、というのはよくある組み合わせなのかな。うちもそうだった(^^;)し、友人の話を聞いていてもそういう場合が多い気がする。いずれにしても、違うことを楽しんで仲良く暮らしておられる様子が伝わってきて、幸せのおすそ分けにあずかれる(^^)。

ダーリンは外国人
小栗 左多里著

|

« レディファースト | トップページ | 目の錯覚 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです♪なんとなく言いたいこと分かります~
私もトルコ語を習っているときは日本語→トルコ語では考えていないと思います。
特にトルコのイスタンブールに1人でいた時にはトルコ語で物事を考えて伝えていたなぁ。
帰りの飛行機で日本語の洪水の中で頭痛がしたし…
でも「概念で考える」感覚ではないなぁ。
いろいろな言葉を知っているとそうなるのかしら?
う~む…

投稿: P | 2006.06.07 22:09

オー、P ハナム、メルハバ(^^)。
そうですか、トルコ語でものを考えていますか。それはやっぱりすごいと思う(^^)。私はもうほとんど忘れてしまいました(^^;)。トルコでも指さし会話帳と辞書は手放せませんでした。日本語で言いたいことがあってそれをどう言えばいいのかというのを調べる、という感じでした。

トニーさんは何ヶ国語も話せるようだから、「概念で考える」と言っておられるのは私の感じているのとまた違うのかもしれません。

投稿: じゃりんこ | 2006.06.07 22:38

じゃりんこさん、こんばんは^^

概念で考える感じ、なんとなくわかるような気がします。
私ね、時々ブログにも書きますが、
頭の中に漠然とイメージが浮かんでるんですよ。
それに合う言葉を探して選んで繋げて文章を作ってるみたい。
日本語しか話せないんだけど^^;
幼児からあまり進化できてないのかもしれない。


>考えているときは言葉を使っているような気がするけど
と聞くと、あー、だから私って論理的じゃないのねとわかりました。
じゃりんこさんは頭の中がきちんと整理されてるんだろうなぁ。
文章がわかりやすいもの^^

そういえば二十歳過ぎまで飲み物を飲む時、
上あごに舌を押し付けて飲む癖がありました。
これってお乳飲む時の舌の使い方だよなぁとふと気づいたの。
いい大人が・・・^^;

投稿: ぴよ♪ | 2006.06.08 21:27

ぴよ♪さん、

>文章がわかりやすいもの^^

あ、すごく嬉しい、そんなこと言ってもらうと(^^)。
ずいぶんと独りよがりの文を書いている気もするけど(^^;)。

頭のなかを整理するために文にしてるっていうのはあるかもしれない。ものを考えるとき、必ずしも言葉を使っていないかもしれないけど、言葉にすると整理しやすいのかも。

でも日常生活では全然整理整頓できていない(^^;)。きっとぴよ♪さんのほうが、日常生活も頭のなかも整理できているんじゃないかと思います(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2006.06.08 23:39

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/10431553

この記事へのトラックバック一覧です: 本「ダーリンは外国人」by 小栗左多里:

« レディファースト | トップページ | 目の錯覚 »