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ビデオ「そして、ひと粒のひかり」Maria Full of Grace

舞台はコロンビア。17歳のマリアは園芸工場でバラの棘をとる仕事をして、家族の生活を支えている。しかしある日、トイレにも満足に行くことができない非人間的な扱いに耐えかねてやめてしまう。家族から責められ、主任に謝って仕事にもどるように言われたが、そんなことはしたくない。そんな彼女が選んだのは、麻薬の運び屋になることだった。

違法であることはわかっているし、危険なことも知っている。でもあの職場にはもどれない。そして、他に仕事はない。しかも、妊娠していることに気づいてしまった。相手とは結婚する気にはなれない。運び屋の仕事には高額の報酬が約束されている。

17歳といえば、うちの長女と1歳しか違わない。高校生として勉強したり、将来に夢を持っていい年頃なのに。17歳の女の子が背負うには重過ぎる責任。でも、この映画に描かれていることは事実とかけ離れた話ではないのだろう。見ていてつらくなる。

マリアたちが危険を冒して麻薬を運ぶ先はアメリカ。コロンビアとは違う、豊かな国だ。運び屋の先輩であるルーシーの姉はニューヨークに住む。おなかの大きい彼女は「子どものためにこの国を選んだ。」と話す。子どもに夢を見せてやれる。コロンビアで子どもを育てることは考えられない...

17歳の女の子が麻薬の運び屋になる国。そんな国で子どもを育てたくない。でも、そんな産業を成立させているのは誰なのか...

重い話だけど、知ることができてよかったと思う...だからといって何もできないけど。マリア役の女の子のきりっとした雰囲気も好きだった。

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受信: 2006.09.04 12:11

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