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ビデオ「山の郵便配達」Postmen in the Mountains

1999年製作の中国映画。舞台は1980年代の中国の山間部。長年、山に住む人たちに郵便物を届け、集める仕事をしてきた男が足を痛め、仕事を息子に引き継ぐことになった。息子の初仕事の日。いつも父の相棒を務めてきた愛犬の「次男坊」が息子とは一緒に行こうとはせず、父も一緒にでかけることになる。

ヘリコプターが飛ぼうかというような時代に、郵便物を入れた重い袋を背負って山道を歩いて配る。楽な道ではない。1回の集配に3日かかる。でも、行く先々で、郵便物を待ちわびている人に出会う。父は息子に仕事のてほどきをしながら、仕事への思い、家族への思いを、言葉で、また言葉ではなく、伝えていく。

何か大きな事件が起こってはらはらどきどきする、というような展開じゃないけど、しっとりと心にしみいる話。この人はこの仕事に誇りを持っていたし、この仕事が好きだったんだなぁ、とわかる。同じ道を通う、単調な、きつい仕事だけど。最高の仕事だったんだ。そして息子もそのことを感じていく。

息子の笑顔、村人の笑顔、そしてこのおとうさんの見せる表情がなんとも魅力的だ。愛犬次男坊の演技?も...

以下 印象に残った場面

山の川を渡る場面で。息子におぶわれた父が昔を思い出し、目頭を熱くする場面...子どもの成長を感じるとき、親は本当に嬉しい。

孫の手紙を待ちわびている盲目のおばあさん。記者になることを夢見る子ども。ひとつひとつの郵便はとても大切なもの。風に飛ばされた郵便物を見て反射的に追いかける父の姿にその姿勢が貫かれている。本当に気持ちのいい映画だった。

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