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ガザへの国際介入を!

先週、パレスチナ子どものキャンペーンから、「ガザの犠牲をこれ以上増やさないため、国際社会は介入を」という声明を出した、というメールが届いた。

11月1日からイスラエル軍は、パレスチナのガザ地区北部ベイトハヌーン一帯で、『秋の雲』という軍事作戦を展開しています。その結果、11月6日までに50人以上のパレスチナ人(女性と子どもが多く含まれる)が犠牲となり、負傷者は350人以上に達しました。11月7日にいったんイスラエル軍はベイトハヌーンから撤退したものの攻撃は続き、11月7日に8人が死亡、11月8日未明には戦車の砲撃によって民家4軒が破壊され、4歳から70歳までの19人が死亡、55人が負傷と報じられています。
という文で始まる声明は、昨年夏にイスラエルがガザ地区から一方的撤退をした後、現実には、ガザ地区全体の包囲封鎖はかえって強められた実態についてふれている。
7月8月と続いたイスラエルのレバノン侵攻による破壊と犠牲は記憶に新しいところですが、その影で、ガザへの軍事侵攻と封鎖はあまり注目されないまま現在も継続し、犠牲者が日々増え続けています。ガザでは、あまりにもひどい状況と国際社会の無関心さに人々の怒りは行き場をなくし、NGOなど外国人に対する敵愾心さえ生まれてきています。
私の胸にささったのは、「国際社会の無関心さに人々の怒りは行き場をなくし」という文だった。なんとも不合理な攻撃を受けてとても怖い思いをしているのに、国際社会はどうして何もしてくれないのか。北朝鮮が核実験をしたら、誰一人犠牲が出ていなくてもあんなに大騒ぎをするのに、ガザでこんなにたくさんの人が毎日殺されていて、どうしてそれは見過ごされてしまうのだろうか。映画「ホテルルワンダ」で、「虐殺の模様が世界に放映されれば、世界の人たちが助けにきてくれるだろう」と期待する主人公に対し、「人々はこの報道を見て、『まあひどい』と言ったあと、普通にご飯を食べ続けますよ」と言ったジャーナリストの言葉が思い出される。

"P-navi info" の「犠牲者の割合を比較すること」という記事によれば、

アルアクサー・インティファーダ開始(2000.9.29)以来、これまでで平均した犠牲者数の比率はパレスチナ人3.9人に対してイスラエル人1。 (中略) ところがハマスが選挙で勝った2006年1月になってからは、パレスチナ人26人に対してイスラエル人1人。さらに「夏の雨」作戦が始まった7月からとなると、パレスチナ人76人に対しイスラエル人1人の割合となっている(実数ではパレスチナ人381人に対し、イスラエル人5人の犠牲者)。

のだという。...

しかし、このような圧倒的な犠牲者の差、また武器などの差に関係なく、(特に米国では)パレスチナ側がイスラエルを脅かす存在として捉えられている...
その事実を知っても、すぐに何かできるというわけじゃない。私もやっぱり普通にご飯を食べているひとりだし、毎日を楽しく過ごしたいと思っている。でも、こんな事実が見過ごされているのはやっぱりヘンだ。スクールバスにさえミサイルが当たってしまったというガザ。ガザの人々を苦しめているのが国際社会の無関心であるなら、少なくとも関心を持っていたい。多くの人に関心をもってほしい。関心を持っている人がいるのだとガザの人たちに知ってほしい。

国連安保理でのイスラエル非難決議は、またアメリカの拒否権発動により採決されなかった。ただ、こんな実態を知る人が増えてきたら、多分、アメリカも今のような態度をとり続けることはできなくなるんじゃないかと思うのだ...

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コメント

じゃりんこさんのブログを読んでいなかったら、もっと他人事だったと思います。
今日もブッシュさんのところにイスラエルの首相?が会談したとのニュース・・・、世界平和って、絵に描いた餅なのかしら。

投稿: まみ | 2006.11.14 09:18

どうやったら関心を持ってることを表せるかな。
誰に伝えればいいのかな。
アメリカとは喧嘩のできない日本が国としてできることってなんだろう。
個人ができることって何だろう。
そのひとつはこうしてじゃりんこさんのように私たちに伝えてくれることだよね。

私も声をあげてみよう。関心を持ち続けよう。
ありがとう。

投稿: ぴよ♪ | 2006.11.14 09:59

まみさん、ぴよ♪さん、反応してもらってありがとうございますm(..)m。

まみさん、

ブッシュ大統領とオルメルト首相の会談では「イランの孤立化をはかる」ということで一致したそうです http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200611140010.html が、「イランの核開発は世界の利益にならない。」って、じゃあどうしてアメリカやイスラエルは許されるのか、って聞きたくなりますね。

ぴよ♪さん、

うん、どうやったら伝えられるのかなぁって私も思いました...
とりあえずは、ぴよ♪さんが言っておられるとおり、機会を見ては、こんなことがあるって周りの人に少しずつでも話すことで関心を持つ人を増やしていくことなのかなぁ...あとは募金とかをすることで、現地の人に「気にかけている人はいます」ということが少しは伝わるかも。現地に何かの支援が形となって届くわけだから(食料とか服とか)、「自分達は世界の人たちから放ったらかしにされていない」と感じられるのではないかと思います。他にどんなことができるのか、私もまた考えてみたいと思います。

投稿: じゃりんこ | 2006.11.14 20:51

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