« 準備ができました(^^) | トップページ | 青森県立美術館「縄文と現代」展 »

映画「トンマッコルへようこそ」

1950年代、朝鮮戦争で連合軍と人民軍が争っていた頃。山奥の村トンマッコルに連合軍のアメリカ兵が墜落。続いて、連合軍の2人の兵士、人民軍の3人の兵士も迷い込んでくる。アメリカ兵とは言葉が通じないし、後から来た兵士達は言葉は通じるけど、おたがいひどくいがみあっていて、村人たちには何がなんだかわからない。村人たちは国内で戦争が起こっていたことなど知らなかったのだ。

笑顔でゆったりと暮らしている村人たちと生活をともにするなかで、緊張していた兵士達の心もほぐれていく。戦いの様子はシリアスに描かれるのだが、村人達のなかにいると、そのシリアスさが可笑しく見えてきてしまう。怖い場面が突然ファンタジックな場面になったりで、こういう作り方を嫌う人もいるかもしれないけど、私は結構はまってしまった(^^)。アメリカの笑いのセンスはなんか違うなぁと思うことがあるけれど、この映画では何回も笑ってしまった。

笑いながら、人が争うことのばかばかしさを感じさせられた。人の笑顔が素敵だなぁと思える映画だった。

印象に残ったのは (以下ネタバレ)

イノシシを食べる場面。昼間に突然大きなイノシシがあらわれて、はからずもみんなで力をあわせることになり、そいつを倒したのだが、肉を食べない村人たちはイノシシを埋めてしまった。そこで南軍の兵士達が夜中にこっそり掘り出しにやってくると、既に北軍の兵士達が丸焼きにして食べている最中。気まずい思いをしながらも、食べ物の魅力にはかなわない。差し出された肉をほおばる南軍の兵士達。そこへアメリカ兵もやってきて...やっぱり「食べる」「食事をともにする」って大事なことなんだなぁと思う。北軍のリーダーが、村長に「あなたは住民を大きな声で威圧することもせず、村を上手に治めている。秘訣は何か」と尋ねるが、村長の答えは「たくさん食わせること」。人はパンのみにて生くるにあらず、と言うけれど、イデオロギーの実現のためには空腹もがまんせよ、というのでは、多くの人の心をとらえることはできないだろう。

北朝鮮ではこの映画が上映されることはないのかなぁ。映画マニア(?)の金正日さんも見ることができるといいのにな、なんて思ってしまう(^^)。

|

« 準備ができました(^^) | トップページ | 青森県立美術館「縄文と現代」展 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/12797982

この記事へのトラックバック一覧です: 映画「トンマッコルへようこそ」:

» 韓国映画『トンマッコルへようこそ』 [脱・不完全燃焼 聖人君子研究所]
韓流ブームはいまだ根強いようで、 色んなドラマをオバちゃんたちは見ているようです [続きを読む]

受信: 2006.11.26 15:08

« 準備ができました(^^) | トップページ | 青森県立美術館「縄文と現代」展 »