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ルイボスティー

先日初めてブルックスの「福袋」というのを買った。コーヒーのほかに紅茶やその他のお茶も入っていて、これはこれでなかなか楽しい。

我が家のふだんのお茶は麦茶なのだけど、今日はやかんに、福袋にあった「ルイボスティー」というのを入れてみた。ガラスのコップに注いだ次女、「何これ?」...一口飲んで、「げ、湿布の味」。そこへ長女が「食べたことあるの?」とつっこみ。「湿布の『におい』でしょ」と言いつつ、彼女も一口飲んで、「ああ、これは『湿布の味』と言いたくなる気持ちがわかる」と、すこぶる評判が悪い。

私は湿布のにおいとは思わないけど、確かにちょっとクセがあるかな。色はとってもきれいなんだけど。

次女:もう二度と使わないでね。
母:そんな。一袋あるんだもん、使わないともったいないじゃん。
長女:あたし、これ、学校に持って行きたくない。(彼女はいつもお弁当と水筒を持って行っている)
次女;職場に持ってって飲めば?
母:だってこれ、一パックでやかん用だよ。昼休みに飲みきれないでしょ。
長女:うーん、鼻をつまんで飲めばなんとか...(と実演中)

調べてみると、ルイボスティーはいろんな効用があるらしい。 熟睡できる、老化予防、高血圧改善、便秘改善、美肌効果、エトセトラ...ここまでいろいろ書かれているとまゆつばものに思えてくるし、いつでもすぐに寝られる(というか寝てしまう(^^;))我が家の面々にとって、興味のあるのは老化予防(私のみ(^^;))と美肌効果くらいだけど、ものは試し。娘達の非難は覚悟でちょっと続けてみよう...って、きっと一袋消費したらそれで終わるかな(^^;)。

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世界地図

副園長先生が100円ショップで世界地図を買い、書いてある日本語の意味を尋ねに私のところへ来た。といっても訊かれたのは「世界地図」とか「アメリカ合衆国」とか「日本」くらいだけど。小学生の息子さんの学校での課題の手助けをするらしい。でもって副園長先生は、日本が真ん中にあってアメリカが右側にある地図を、しきりに「ヘンな感じ」だと言っていた。アメリカの世界地図は、アメリカが左側にあって日本は右端にあるのだという。日本は極東というわけだ。

Worldmap_1何年生のときだったか忘れたけど、国語の教科書で「さかさに地図をながめてごらん」というのがあった。世界地図を上下さかさまにして見ると、同じものが違って見える。そうやって視点を変えてものごとをみるといいよ、というような話だったと思う。そして、オーストラリアでは実際そういう地図が使われている、と書かれていたのが印象に残っていて、オーストラリアに行ったとき、本屋で地図を探して買った。まあ、オーストラリアの世界地図はオーストラリアが真ん中なので、日本で売られている世界地図をさかさにすればすむハナシなんだけど(^^;)。

考えてみれば、北が上で南が下なんて、人間が勝手に決めたことで、宇宙のなかにぽっかり浮かんでいる地球のどっちが上かなんて決められるわけじゃない。南が上の世界地図は確かにヘンな感じだ。北海道が本州の下にあって中国が日本の右隣にある。でもなんだか新鮮(^^)。明日、職場に持っていって、副園長先生に見せてあげよう(^^)。

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いまどきの親

保育士さんたちの集まるネット上の某コミュニティで、「保育園にきた親からの無理な要望」というトピックがあり、おもしろかった(といっても、当事者にとっては笑ってられない話なんだろうけど(^^;))ので、発言者の方の許可を得て、親の発言のいくつかをここに転載。

☆「子どものしつけの仕方がわからないので、しつけはすべて保育園でお願いします」

☆2歳児。特定の異性の友達とふたり仲良く遊んでいるのをみて、「子供が出来たら困るので、○○君をうちの娘には近づけさせないでください。」

☆行事と家の用事がかぶると、「その日は用があるんで私の都合のいい日に変えてください。」

☆8月の末に「今年の夏中にオムツはずせるようにします」宣言。なのに結局頑張っても「帰りはオムツで帰らせてください」なんて言うから聞いてみたら、家でのトレーニングはなし。「いつになったら取れるんでしょう?」なんて質問されても...

☆その日払いの一時預かりで。「パチンコに行きスッてしまったから当たった時に支払いたい」...

このほかにも「えーっ」と思うようなものがあったのだけど、「不特定多数の人が見るネットで公開するのはちょっと...」ということで転載許可をもらえなかった。

うちの同僚に一番受けたのは「パチンコ」の話。オムツはずしに関しては、「そういう親いるものねぇ」となり、「しつけ」云々に関しても、そこまではっきり言わないまでも実質的にそういう親はいるよね、という話になった。「○○君をうちの娘に近づけないで」というのは、1歳児の親でもそういう人はいるので(どのくらい本気なのかと思うんだけど、結構本気なんじゃないかと思ったりする)、「日本でもそういう親がいるのか」というのが驚きだった。

給食費を滞納する親が増えている、というのがニュースになっている。生活が苦しいという理由もなくはないのだろうけど、「払わなくても教育機関が子どもの給食をとりやめるなどはしないだろう」という「甘え」がある場合もあるようだ。昔に比べて、人は「自分が心地よい状態である」ことはよいことだ、という考えを主張しやすくなり、それは基本的にいいことだと思うんだけど、それにしてもなぁ、と思ってしまう「いまどきの親」...かく言う私も「いまどきの親」には違いなくて、昔の人から見たら眉をひそめてしまうようなことがあるんだろうな、と思うけど。

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甘える

今学期はどうも放送大学の勉強に身が入らなくて、試験前の今になってあわててテキストをこなしている。この間ようやく「人格心理学」のテキストをみんな読み終わったのだが、そのなかにサイコセラピーについての講義があった。そのときの講師の丸田俊彦先生はアメリカで開業されていたことがあり、あるとき相談に見えた日本人の奥さんとアメリカ人のご主人が、娘さんについて話すとき、「甘え」については適切な英語がないのでご主人が奥さんに「なんて言うんだっけ?」と聞いてそこだけは日本語で「甘える」と表現されたのだと言う。

「甘え」にあたる英語は本当にないんだろうか。アメリカ人は甘えないかというとそんなことはない。うちのクラスの子どもAは、保育者のMKが好きだ。MKは0歳児前半クラスからうちの0歳児後半クラスに移ってきたので、Aとのつきあいが長い。早番の私と中番の保育者MSだけのときにはAは普通に遊んでいるのだが、遅番のMKが来ると、泣き出して彼女の後追いをする。これはまさしく「甘えている」状態だと思うのだけど、こういう状態を何と言うのか、と尋ねると、「AはMKのほうが好き (prefer)だ」とか、 preference, favoritism などという言い方をされる。でも、これらは単に「より好き」というだけであって、「甘え」というのとは違うと思う。そこで、prefer だと、「りんごよりみかんが好き」みたいに果物にも使えるけど、日本語の「甘える」という言葉は、人間にしか使えない言葉なんだ、そういう言葉はないのか、と尋ねてもみんな思いつかない。

じゃあたとえば、おとうさんがすごく厳しくて子どもはおとうさんの前ではいつも緊張してしまうけど、おかあさんはそんなに厳しくないから子どもはリラックスして、自分が出せるし、いろいろ要求したりわがまま言ったりできるとする。そんな場合、子どもはおかあさんに対してどうしていると言うのか。

あるいは、子犬が、飼い主が帰ってくると急いで迎えに出てきて、飼い主のひざにすわり、じゃれついたり、クンクン鳴いたりする。そういう行動を何と言うのか。

こういう質問を何人かのアメリカ人にしてみたけど、説明のときに使った言葉を繰り返される程度(たとえば、"The child is more comfortable with mom."(子どもはママといるほうが居心地が良い) とか、"The puppy is whining."(子犬がクンクン鳴いている) とか)で、「甘え」にぴったりする言葉は出てこない。みんな私が何を言わんとしているのかはわかってくれたようだけど、それにぴったりの言葉は思いつかないようだ。和英辞典で「甘える」をひくと、nestle とか fawn などという訳語が出てくるが、「一般的に使う言葉ではない」と言われた。depend on (頼りにする、依存する)というのもちょっと違うだろう。act like a baby ( 赤ちゃんのように行動する)では、赤ちゃんには使えないし。「甘やかす」spoil という言葉はあるのだけど。

ネットで調べてみて(たとえばここ) も、「甘える」にぴったりあてはまる英語というのはなさそうだ。甘えは決して日本人に特有のものではないけど、英語を使う人たちは、こういう状態にあまり注目してこなかったらしい。私がいくつかの例をあげて説明すると、結構「なるほど」という感じでおもしろがってくれて、あまりそういう状態の共通性みたいなことについて考えたことはないようだった。どうして英語圏の人はあまり「甘え」に注目してこなかったのかはわからないけど、甘えられる関係っていうのは大切なんじゃないかな、と思う。本当に甘えることのできる相手がいる人は心が安定しているものだと思う。

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すみません

保育園の子供たちの給食のメニューはパスタとビーフをホワイトソースであえたもの。でも、いつものコックさんがお休みで違う人がキッチンだったので、いつもなら0歳児用に細かく切るかフードプロセッサーにかけるかしてあるのが、ビーフが大きくてこの子達に噛み切るのはむずかしそう。それで同室の保育者Mと話して、キッチンからナイフを貸してもらって細かく刻もうということになった。

キッチンはうちの部屋の隣だが、いつも食器洗い機の音やらなにやらで電話が聞こえないらしく、肉声で声をかけるほうが話が通じる。キッチンのヘルプの人が日本人の方なので、「すみませーん」と声をかけた。

部屋まで来てくれたヘルプの人に、入り口のところで事情を説明しナイフを持ってきてもらうようにお願いすると、「わかりました。持ってきます」と言って下さったので、また「すみません」と言って部屋のなかにもどった。

するとMが、「『すみません』と言うのは "Excuse me" という意味だと聞いてたから、話を始めるときに『すみません』って言うのはわかるけど、どうして話が終わったときも『すみません』なの?」と聞いてきた。なるほど、もっともな疑問だ。
「『すみません』は"Excuse me" の意味もあるけど、"Thank you" という意味のときもあるのよ。最後に言ったのはサンキューの意味のほうなの。」と言うと納得した様子だった。ついでに、「『すみません』は "I'm sorry" の意味のときもあるの」と話すと、「それ、聞いたことあるわ。だから、"I'm sorry" と言いたいときは『ごめんなさい』って言えばいいのよね」と言っていた。

『ごめんなさい』と『ありがとう』が同じ言葉で表される、というのはアメリカ人にとってはちょっとヘンな感じだろう。私がヘルプの人に最後に「すみません」と言ったのは「お手数をかけて申し訳ない」という気持ちがあるからで、でも「そうしてくださってありがとう」という気持ちが入っている。あの場面で「ありがとうございます」と言ってもいいけど、「すみません」と言うほうが日本語的には自然な感じがする。でも、もし英語で話していれば、あの場面では "Thank you" と言っただろう。"I'm sorry" と言ったら 「なんであやまるの?」という感じになると思う。「手間をとらせちゃってごめんなさい」という言い方なら、"No problem" (「いいのよ」)と返されるだろうけど。

富山弁では「ありがとう」というのを「きのどくな」と言う。たいしたことをしたわけでもないのに「きのどくな」などと言われると、そんなに気の毒がってもらわなくてもいいんだけど、と最初ちょっと違和感があるけど、「申し訳ない」と「ありがとう」がつながっている、というのがよくわかる言葉だと思う。富山出身の落語家立川志の輔さんがこの言葉について書いているエッセイ を見つけたので興味のある方はどうぞ。

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旅の思い出に必ず買って帰るもの

今週のトラックバック野郎のお題を知って、書いてみたくなった。娘達に「何かあるっけ?」と訊いてみたら、「Tシャツ!」との答え。そういえば、海外に行くときは(っていうほど頻繁に行っているわけじゃないけど(^^;))荷物を少なめにして、現地でTシャツを買う。現地で着るといかにも観光客になってしまうけど、仕事着がTシャツの私にはなかなか楽しめるおみやげになる。でもすぐに首のところが伸びたりしてしまうんだけど(^^;)...

Ciaotshirtお気に入りのものをひとつ紹介。これは長女が買ったもの。ぱっと見はコカコーラだけど、よく見ると、イタリア語の「こんにちは、さようなら」を意味する「チャオーチャオ」と書いてある(^^)。

他によく買うのは、現地のインスタント食品。スープの素とかナシゴレン(炒飯)の素とか。これでしばらく旅の余韻にひたる。書いているうちにどこかに行きたくなってきた。今年はどこか行けるかなぁ...

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英語のサイトを読むのに便利なマウスオーバー辞書

POP辞書 というのが、もうあちこちで紹介されているので知っている人も多いかもしれないけど、私は昨日初めて知り、「これは使える」と思ったのでここでも紹介。

英語のサイトを読んでいて知らない単語があると、辞書をひくのはちょっとめんどうだったりする。このPOP辞書を使うと、英語のサイトで辞書を使いたいと思ったときに、その単語にマウスをかざすだけで単語の意味が表示される(^^)。

Google のツールバーを入れると、これと同じようなマウスオーバー辞書が使えるけど、反応してくれるのは基本的な単語だけなので、本当に意味の知りたいような単語には反応してくれない。その点、このPOP辞書は結構瑣末な言葉にも対応している。昨日読んでいた cold turkey についての wikipedeia の解説だと、delirium tremens(アルコール中毒にによる振戦譫妄症)など。サイトを丸ごと翻訳してくれる Altavista Babel Fish Translation のサイトなども使いようによっては役にたつけど、英語から日本語に全文翻訳だと、やっぱりおかしな日本語になってしまうことは避けられない。ある程度英語のわかる人なら、単語の意味を個別に表示してくれるもののほうが便利だろう。

このページ に、POP辞書をお気に入りに登録して使う方法が書いてあるので、興味のある方はどうぞ。

また、同サイトでは無料の携帯辞書 も提供している。私は今日は朝から研修だったのだけど、いつもと違うカバンを持って行ったために電子辞書を忘れてしまった。そんなときに携帯から使える辞書サイトがあるとちょっと助けになる。有料のものはあると思うけど、無料で delirium tremens なんて言葉にまで対応しているのはなかなかないんじゃないかな。というわけで、こちらも、興味のある方はどうぞ(^^)。

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冷たい七面鳥(英語)

日本の保育園では、4月にいっせいにクラス替えがあるのが普通だと思う。その時点で1歳の子は1歳児クラスに入り、たとえば5月に誕生日がきて2歳になっても2歳児クラスに移ることはない。でも、うちの保育園では、基本的に、誕生日がきて1歳になれば1歳児クラスに、2歳になれば2歳児クラスに移る。2歳児クラスから3歳児以上クラスに移るときは、おむつがはずれていることが条件、など、必ずしも誕生日がきたから即次のクラスに移る、というわけではないが、日本とはやり方が違う。

こうして次のクラスに移るときには、1週間の移行期間(トランジションと呼ぶ)を設けている。月曜と火曜は9時から11時まで、水曜はお昼ごはんまで、木曜はお昼寝まで、そして金曜はお迎えまで新しいクラスで過ごす、というふうにして、徐々に新しいクラスに慣らしていく。

0歳児前半クラスのMが、来週からうちの0歳児後半クラスにトランジションすることになっていた。ところが、昨日になって、書類がそろっていない、とかいう理由で、トランジションはしない、などと管理職が言い出した。それでうちのクラスの保育者Mが言ったのが、

They will bring him in this room cold turkey.
(じゃあ、彼はこのクラスに コールドターキー(冷たい七面鳥)で来るっていうことね。)

cold turkey という言い方を私は知らなかったので意味を尋ねると、

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Speak up? Kiss up?

今、同室の保育者はふたりともアメリカ人なので(これも近いうちに変わることになりそうだけど)、英語の勉強にはよい環境だ。

"speak up" も "kiss up" も、どちらも "to the boss"(上司に対して)という言葉を続けることができる。

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友達と遊ぶ

EとJとCはみんな1歳前後の子ども達。彼らがお昼ご飯を一緒に食べていると、突然笑い声の起きることがある。ひとりがケラケラ笑い出して、それにつられてまたひとり、またひとり、と笑う。あるときは、誰かが首を横に振っていて、それを他のふたりがまねっこしながら笑っていた。何がおかしいのか見ていてもよくわからないこともある。でも、とにかく何か可笑しくて、それをみんなで共有したいのだ。

「いないいないばぁ」(ピーカーブー)は赤ちゃんの大好きな遊び。最初、それを見て笑っていた赤ちゃんも、少し大きくなると、自分で誰かに対して「いないいないばぁ」をするようになる。小さい手で自分の目を覆い、「ブー!」と言ってその手をのけ、コロコロと笑う。あるいは、おもちゃのトンネルのなかに誰かを見つけて嬉しくなり、自分の姿を相手から隠して、「ブー!」といいながら、自分を見せる。そしておたがいに笑う。

ヒトってヒトと遊ぶのが好きなんだなぁ、と思う。楽しいことが好きで、まだ言葉の話せないこんな小さな赤ちゃんでも、「楽しいことはみんなで分け合うともっと楽しくなる」ということを知っている(^^)。

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マイベスト映画2006

2006年度日本インターネット映画大賞(外国映画)に投票。

[作品賞投票ルール]
 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

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『 外国映画用投票フォーマット 』

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「明日へのチケット 」 7 点
  「リトル・ミス・サンシャイン」 6 点
  「RENT 」 5 点
  「トランスアメリカ 」 4 点
  「トンマッコルへようこそ 」 4 点
  「胡同のひまわり 」 4 点
          
【コメント】
「イノセント・ボイス」「ホテル・ルワンダ」「ココシリ」など、「事実に基づく」系の作品もよかったけど、軟弱な私は事実の重みを受け止め切れないので(^^;)、マイベスト映画は「作られた」作品から選ぶことにした。
「明日へのチケット」は電車、「リトル・ミス・サンシャイン」はミニバス、「トランスアメリカ」は車、とロードムービーっぽい作りのものが私の好み、ということかな。「リトル・ミス・サンシャイン」を見たのは2007年になってからだけど、2006年公開ということで。

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【監督賞】              作品名
   [ケン・ローチ     ] (「明日へのチケット」)

【コメント】
「明日へのチケット」は三人の監督の共同作品だけど、私が一番好きだったのはケン・ローチ監督のものだった。ケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」は重すぎて私には受け止めきれないけど、昨年活躍した監督として名前をあげることはできると思う。

【主演男優賞】
   [ドン・チードル    ] (「ホテル・ルワンダ」)

【コメント】
「ホテル・ルワンダ」での支配人役がデンゼル・ワシントンやウィル・スミスだったらずいぶん違った印象になっていただろう。この人のおさえた演技はホテルマンとしてはまり役だったと思う。

【主演女優賞】
   [フェリシティ・ハフマン] (「トランスアメリカ」)

【コメント】
女性の心を持つ男性、というのはむずかしい役どころだと思う。必要以上に女性的すぎたりして。仕草は女性らしいけれど、なよなよしているのではなく、誇り高い女性を好演。

【助演男優賞】
   [リーアム・カニンガム ] (「麦の穂をゆらす風」)

【コメント】
役どころがかっこよかった(^^;)。

【助演女優賞】
   [マリー・ジラン    ] (「美しき運命の傷痕」)

【コメント】
劇場で見た作品のなかからは思いつかなかった。「美しき運命の傷痕」に出てくる三姉妹のなかで、彼女の演じているアンヌは私とは一番違うタイプ。一途でまっすぐな感じがまぶしい。三人のなかで一番印象に残る人だった。

【新人賞】
   [パウラ・カレンベルク ] (「みえない雲   」)

【コメント】
原発事故という重いテーマを扱いながら、画面がそこまで暗くならなかったのは、彼女のおかげだと思う。被爆の後遺症で髪がみんなぬけてしまっても美しい人。天性の明るさがある感じ。

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あと、【特別賞】を選べるなら、「南極物語」の犬達に(^^)。

昨年は30本以上スクリーンで見たから、私には結構多いほう。ドン・チードル以外、役者さんの名前は知らなくて、調べなければならなかった。

邦画はほとんど見ていないので投票しないけど、「かもめ食堂」はよかった。「ディア・ピョンヤン」や「ガーダ パレスチナの詩」などのドキュメンタリーも。この2作品については、直接監督の話を聞く機会があったからポイントが高くなってるっていう面はあるかな。どれも女性監督の作品というのもなんだか頼もしい(^^)。

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 この内容(以上の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。

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ビデオ「美しき運命の傷痕」L'Enfer

歯の浮くような邦題だけど、原題のフランス語の意味を調べてみると「地獄」。事実、そういう内容の話だが、登場している女性達にみんな存在感があって、最後まで見てしまった。

夫の浮気に悩む長女のソフィ。老人ホームに入って物言わぬ人となった母を毎日訪ね、近所に住む老女にも優しくしている次女のセリーヌ。不倫相手の大学教授から別れを告げられた三女のアンヌ。どう考えても楽しい話になりそうではないけど、絶望にうちのめされる、という感じの終わり方にはなっていないところが救い。

監督が「ノーマンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチだと知ってびっくり。題材が全然違うので。でも、ひとりひとりの心の中身が見えてくるような描き方は共通しているのかもしれない。

ちょっとおもしろいと思ったエピソードをいくつか。(以下ネタバレ)

続きを読む "ビデオ「美しき運命の傷痕」L'Enfer"

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子守唄

1歳児クラスで子ども達を寝かしつけるときは、マットの上にうつぶせにして背中をトントン、というのがだいたいのパターン。みんな一緒にお昼寝の時間に寝るので、ひとりずつ抱っこして、ということはほとんどない。一方、赤ちゃんクラスでは、ミルクを飲みながら眠りにつく、というのがよくあるパターン。そうでない場合でも、遊び疲れてグズグズになった子は保育者が抱っこしてロッキングチェアに座り、ゆっくりゆらゆらゆすっているうちに寝ることが多い。

そんなときに子守唄を歌うことがある。私が最近よく歌っているのは「きらきら星」(って「子守唄」じゃないけど(^^;))。ミルクをなかなかスムーズに飲まない子がいて、おかあさんの話では「歌を歌いながらミルクをあげるとよく飲むのよ、特にきらきら星がお気に入りなの」ということなので、その子にミルクをあげるときによく歌うようになった。

同室のMがよく歌っているのは "Jack and Jill"。これも子守唄ではないけれど、マザーグースのひとつで、「わらべ歌」という感じかな。「ジャックとジルが水を汲むために丘に登った。ジャックがこけて頭にケガ、ジルもその後をころころと転がった」というような他愛のない歌詞なんだけど、Mが歌うと、かわいい明るい感じのメロディが心地よい。
曲を聞いてみたい方はこちら
これはオルゴールの音。Mはこれよりももっとゆっくりしたテンポでやわらかい声で歌っている。

子守唄で私がよく歌うのは Rock-a-bye baby.(オカリナによる演奏が聞けます)。これはメロディがとてもきれいで好きなのだけど、歌詞はとんでもない。

ねんねん赤ちゃん、木のてっぺんで。
風が吹いたらゆりかごが揺れる。
枝が折れたらゆりかごが落ちる。
赤ちゃんも落っこちる。ゆりかごも何もかも。

曲だけ聴いていたら、こんなことを歌っているなんて想像がつかない。「なんでこんな恐ろしい歌詞なの?」と今まで何人かのアメリカ人に聞いたことがあるけれど、知っている人には会ったことがない。まあ、日本でも、子守唄は、子守をさせられている者の恨みっぽい内容のものだったりする場合が結構あるし、子守唄って必ずしもあったかい幸せなイメージのものじゃないわけだ。でも日本の哀愁を帯びたメロディのものだとそんなに違和感もないのだけど、この歌のメロディと歌詞の落差はすごい。ひどい歌だよなーと思いながら、メロディが好きなのでつい口ずさんでしまう、「早く寝てね」と祈りつつ(^^;)。

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プラスとマイナス(英語)

ねじまわしの話。

朝、まだ子どもが少ない時間に、プリスクールルームのKが部屋に来て「スクリュードライバー持ってない?」と尋ねた。
「あったと思うけど...ちょっと待って...ああ、あったあった。プラスかマイナスかどっち?」と尋ねて怪訝な顔をされ、そうだった、英語ではプラスドライバー、マイナスドライバーって言わないんだ、と思い出した。

プラスドライバーのことは Philips-head、マイナスドライバーのことは flat head と言う。マイナスドライバーがフラットヘッドー「平らな頭」と言われるのはまあいいとして、なんでプラスドライバーがフィリップスヘッドー「フィリップの頭」と呼ばれるのかは謎。同僚のMに聞いてみたけど、知らないと言う。日本ではプラス、マイナスって言うのよ、と話すと、「それは理にかなってるわね」と言う反応だった。

ネットで調べてみると、ヘンリー・F・フィリップスという人がプラス型のねじとドライバーを発明したのだそうだ。電動のスクリュードライバーで使うにはこのプラス型のねじのほうがマイナス型のものよりも有効だったらしい。

ちなみに、電池で動くアメリカのおもちゃは、たいていの場合(というか、私の知る限りではすべて)、電池を入れる部分がねじでしっかり留めてあり、電池交換するにはスクリュードライバーが必要だ。日本のおもちゃは、わざわざスクリュードライバーを必要としない場合がほとんどだったから(今は変わっているのかな?)、めんどくさいなぁと感じてしまう。めんどくさくてもなんでも、万一、子どもが電池ブタを開けて電池を飲み込みでもしたら(そのおもちゃ会社にとって)大変だから、安全第一、ということなんだろうな。

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中学生のお弁当

「塾に行かない子同盟」を結成していた中3の次女も、心配性の母親のせいで、この冬休みは冬期講習に。朝からお弁当もちで午後も、という日もあるのだが、そんなとき、女の子はみんなおかあさんの作ったお弁当で、男の子はみんなコンビニ弁当なんだそうだ。100パーセントそうだ、というのがすごいと思うんだけど、多分、そんな状況だと男の子は自分だけおかあさんのお弁当を持ってくるのがはずかしいんだろうな。ちなみに高校生の長女の話では、おかあさんの手作り弁当を持ってくる男の子もたくさんいるらしいから、学校と塾とでは事情が違うのだろう。

でもって、日曜の今日は、女の子も4分の3は買ったお弁当だったそうだ。うちの次女も、「一度、フランスパンを1本まるまる食べるっていうことをやってみたい」と言うので、今日のお昼はフランスパンとみかんだけ。案の定、塾に着いてすぐ、カバンからはみ出ているフランスパンを見た友人たちに大受けだったそうで、塾でも楽しいお昼を過ごしているらしい(^^)。

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2006年の悪役とヒーローは?

「2006年の悪役とヒーローは?」と訊かれたら誰を思い浮かべるか。AP通信が昨年末に実施した世論調査によると、アメリカ人が1位に選んだのはともに同じ人だったそうだ。
その人とは

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映画「リトル・ミス・サンシャイン」

楽しい映画だった。アメリカ人とは笑いの感覚が違うなぁと思うこともあるのだけど、これは可笑しかった(^^)。

アルバカーキ(ニューメキシコ州)在住の4人家族は、問題行動のために老人ホームを追い出された祖父(父の父)をひきとったばかり。そこへさらに自殺未遂を起こした母の兄をあずかることになる。父、祖父、長男、おじさん(母の兄)、と男達はそれぞれ独自の哲学を持つ個性の強いキャラクターで不協和音はどうしようもないが、7歳の長女オリーブが美少女コンテストに出場することが決まり、一家でミニバスを借りてカリフォルニアへ出かけることになった。

男達はそれぞれ自分の考え方に凝り固まっているから会話はかみあわないし、バスは調子悪いし、様々な出来事が起きて、はたしてコンテストに無事に到着できるのか、という事態になる...

登場人物の設定が見事で、エピソードのひとつひとつがおもしろい。映画を見てこんなに笑ったのは久しぶり(^^)。それでいて、なんかあったかい気持ちになれる映画だ。(ただし、お下劣ギャグはまったく受け付けない、という人は楽しめないかな)

以下完全ネタバレ、なのでまだ映画を見ていない方は読まないほうがいいと思います。

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「ダーウィンの悪夢」から覚めて

3日前に映画「ダーウィンの悪夢」という記事を書いたばかりだけど、その見方がずいぶんと一面的であったことに気づいたのでもう一度。

昨夜「P-navi info」の「日記:恣意的な切り取り方について」 という記事を読んで愕然。映画の舞台となったムワンザの町は、監督が見せたかったように作られたのだ、というのだ。この記事からリンクをたどって他の記事も読んでみたところ、実際にその町の様子を知っている人から見ると、この映画は事実を見せてはいても、その提示の仕方がずいぶんと意図的であり、住んでいる人の感覚とは違ったものになっている、という。

タンザニアでは、この映画の内容を聞いた人々は怒っており、私がムワンザでこの8月に使っていた運転手も、住民によるこの映画に抗議するデモがあったといっていました。住民はとくにナイルパーチの肉は欧米やアジアに輸出されるが、住民には頭の部分と骨についた肉の部分しか与えられていない、と描かれていることに、また腐った部分しか食べられないとされていることに、特に誇りを傷つけられ、腐った部分を食べたら病気になることぐらい我々は知っている、と怒っていました。(フーベルト・ザウパー監督による映画『ダーウィンの悪夢』について より)

アフリカの事情を何も知らない私のような人間がこの映画を見れば、そうかアフリカは貧しい国なんだ、大変な状況なんだ、と思ってしまう。それは事実でないわけじゃないけれど、そういう目だけで見てしまうと物事の全体を見誤ってしまう。映画の感想に対する axbxcx さんのコメントに、「1日1ドル以下での生活が貧しいとも限りません」とあったのだが、そうなのだ。必要なものをお金を使わずに手に入れる生活もあるわけで、すべて先進国の人間の感覚で見てしまうと、大事なことを見落としてしまう。axbxcx さんとのコメントのやりとりのなかで、私自身、ドキュメンタリーが事実を意図的に切り取って並べる可能性について言及していたのに、この映画がそうだとは思いもしなかった。

本当のことを知るのはむずかしい。この映画を見てよかったと思う。監督が事実を恣意的に並べているとしても、先進国が途上国を利用している、というのは本当のことだと思うし、そのことを放っておきたくはない。映画を見なかったら、そんなことを考えたりもしないのだから。ただ、ドキュメンタリー作品は作品なのであって、事実そのものではないのだということを認識していなくてはいけない、と思い知った。

毎年、新年の決意を書いてもいつも守れないので、今年は書かないことにしようと思ったのだけど、情報を鵜呑みにしないように、物事を多面的に見られるように気をつけていきたいと思う。

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飛行機雲

Hikoukigumo_1
あけましておめでとうございます。
受験生がいるので今年は京都に帰省せず、こちらに残っています。
お正月こちらにいるときは奥多摩に行くことにしているのですが、この時期の奥多摩はすごい雪、ということもあります。でもこの冬はとても暖かく、まったく雪はありませんでした。水たまりは凍っていましたが。

山の上の空には飛行機雲。そこにもう一本飛行機がやってきて、二本の飛行機雲がクロス。それを見た次女いわく、「あの角度を二等分する線を引け...とか考えてしまうわ」。空を見て数学の問題を考えるとはさすが受験生!?

今年もよろしくお願いいたしますm(^^)m。

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