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ゆで卵の作り方

うちの保育園のコックさんに聞いた話。

フィリピン出身の彼女はアメリカ人のご主人との間にふたりの男の子がいる。ふたりともティーンエイジャーで、ある日、そのうちのひとりが「ゆで卵が食べたい」と言い出した。そこで彼女が「じゃあ作ってあげるよ」と言うと、めずらしく「自分でやる」と言うのでまかせておいたら、なんとキッチンで大爆発!...電子レンジに卵を入れたのではない。なんと、お鍋に卵を入れてそのまま火をつけたのだそうだ、水なしで!

息子さんがいくつのときのことだったか聞くのを忘れたのだけど、多分そんなに小さいときのことではないと思う。火を使うのも危ないような年齢なら、母親がまかせきりにするとは考えられないから。

まあもちろん、すごく稀な例で、アメリカの子どもがみんなゆで卵の作り方を知らないわけじゃないとは思うけど...結構びっくりした(^^;)。

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映画「不都合な真実」

見終わって思ったことは「ゴアさんはまじめな政治家なんだなぁ」ということ。とてもまじめに作られた映画で、私たちが環境に配慮することなく今の生活を続ければ、地球がやがてどうなるか、ということを映像や統計を使ってわかりやすく解説している。ただ、本当に「お勉強映画」なので、実は、私はところどころウトウトしてしまった(^^;)。

このままの状態が続けば、地球の温暖化がすすみ、南極などの氷が溶けて、上海やマンハッタンは水面下に埋もれてしまうのだ、と言われれば、それは大変だ、と思うけれど、いまいち実感がわかない。想像力がとぼしいということなんだろうけど。目をひくような映像を使い、ところどころにジョークをはさんで、地球が危機的な状況にあることを訴えようとしているのはわかったんだけど...

インターネットムービーデータベースでの評価 は今日現在で8.3/10(11,955人の投票がある)と、とても高い。アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したということで、これから見る人も増えるだろう。ただ、この映画を見た人がどれくらい具体的な行動を起こすか、というと心もとない感じがする。この映画を見たアメリカ人のうち、どのくらいの人が、大きな冷蔵庫に食品をいっぱいつめて、冬でも半袖で過ごせるような暖房をかけて、肉を食べ、どこへ行くにも車を使うような生活を見直そうとするだろうか?...

ゴアさんは、実際、どんな生活をされているんだろう。いったん便利な生活に慣れてしまうと、なかなかそこからぬけだせない。具体的な行動の例が、文字だけでなく、もっと目に見える形で紹介されていれば、「ああ、こんなことができるのか」と行動に移しやすかったのではないかと思う。でも、少なくとも、ゴアさんのおかげで、地球の温暖化について考えるきっかけにはなったわけだし、私もつべこべ言っていないで、自分のできることからしていかないと...

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映画「蟻の兵隊」

日本がポツダム宣言を受諾した後も、国共内戦の続く中国に残り、日本軍として国民党軍に加勢し、共産党軍と戦った人たちがいた。戦争は終わったのだから日本に帰りたかったのに軍の命令で帰れなかったのだ。しかし数年後に帰国したこの人たちに対し、日本政府は「自分で志願して残ったのであって日本軍とは認めない」として、軍人恩給などの対象者としなかった。そこで日本政府に対し、「それは事実とは違う」ということを訴えている人たちがいる。この映画は、その裁判の原告のひとり奥村和一さんが、自分が中国で何をしていたのかを確認し、裁判を闘う様子を映したドキュメンタリーだ。

まず、そんな事実をまったく知らなかった者として、映画を見てよかった。裁判は最高裁でも訴えが棄却されたというが、なんとかならないのだろうか。「それでもボクはやってない」でも思ったけど、日本の裁判ってそんなにいい加減なんだろうか。この裁判の原告の人たちはみんな高齢で一番若い奥村さんが80歳。この人たちがウソを言っているとは思えない。やっぱり裁判員制度か何かで複数の人が判断に関わったほうがいいんじゃないかなぁと思う。

ドキュメンタリーとしては、やや製作者側の演出過剰かな、と思うところはあったけど、自分の過去と向き合おうとする奥村さんの姿には打たれたし、こういう事実を知ることができたのは本当によかった。

一番胸をうたれたのは(以下ネタバレ)

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エピペンと簡易吸入器

DVDで「ファイヤーウォール」という映画を見ていて、ピーナッツアレルギーのある男の子がピーナッツの入ったクッキーを食べてアレルギー症状を起こす場面があった。激しい呼吸困難で命に関わるような状況だが、エピペンを注射して事なきを得る。

エピペン epipen というのは、アレルギー症状(アナフィラキシー)が起きたときのための薬液が入っている注射器。私が初めてこれを見たのは、保育園でメディカルトレーニングを受けたときだった。アレルギー症状が起きたときに太ももに注射する、と言われても、正直、ちょっとこわい気がする。が、実際、うちのクラスの子どもでエピペンを保育園に置いている子もいた。食物など原因のわかっているアレルギーについては基本的にアレルゲンを入れなければいいわけだけど、万一のときには保育者も対応しなければならない。

日本では見たことないなぁと思っていたのだが、現在は手に入るようになっているようだ。でもまだまだ一般的ではないし、注射できるのは親か医師で、教師や保育者については注射することができないらしい。

同様に、アメリカではよく見かける喘息用の携帯吸入器(インヘイラー)も日本では見かけたことがない。娘達に見たことがあるか尋ねると、長女が「新体操クラブに入っていたとき、クラブのあとで使ってる人がいた」と言うので "inhaler" で画像検索して写真を見せ 「こんなのだったか」と訊くと「そんなに小さくはなかった」とのこと。日本で「吸入器」というと、だいたいもう少し大掛かりなものになるようだ。

インヘイラーはうちの保育園でも何人かの子どもは使っていて、私も実際に使ったことがある。乳幼児に使う場合は、上の画像のように小さいのではなく、補助器がついているが、自分で使えるようになると、片手におさまるような本当に小さなものだ。映画 "GOAL!" の主人公もいつもこれを携帯していた。彼は貧しい家庭に育っているが、そんな彼でも携帯用の吸入器を使うのはそれほど大変なことではないわけだ。

どうしてこんなことを書いたのかというと、なんでもアメリカのマネをする日本なのに、エピペンや簡易吸入器はどうして普及しないのかが不思議だからだ。エピペンは実際、緊急時には役にたちそうだし、簡易吸入器も喘息の人にとって有用なものならもっと普及してもよさそうだけど。実際にはそんなに有用なものではないんだろうか?それとも私が知らないだけで、今はもっとよく使われているんだろうか?純粋に素朴な疑問なのでご存知の方は教えてください。

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サンキュー!

現在私が担当している0歳児後半クラスでは、意味のある言葉を話す子はまだほとんどいない。言葉と行動が少し結びつくようにはなり、たとえば「幸せなら手をたたこう」の歌にあわせて手をたたいたり、「バイバイ」という言葉を聞くと手をふったりすることができる子もいる。また、何かよくないことが起きたときに、「あーあ」という感じで言う「オ、オー」という言葉が、それにふさわしい状況で使える場合もある。でも、意味のある言葉となると、やはり1歳前ではなかなかだ。

ところが、明日1歳になる女の子Kは、10ヶ月くらいのときから「ダダ」という言葉を口にするようになった。その言葉が父親のことを意味しているかどうかははっきりしないけど、今では「ダディ」ときれいに発音する。次に口にするようになった言葉は「ウォーター」。そして今よく言うようになった言葉が「サンキュー」(^^)。

初めて彼女の「サンキュー」という言葉を聞いたのは、彼女が朝食を食べているときだった。フルーツが好きな彼女のお皿にはフルーツがほとんどなくなっていたので、もう少し入れてあげたのだ。すると「サンキュー」と聞こえた。でも、この年齢で、はたして本当にそう言ったのかどうかは半信半疑だったのだが、その翌日、食事をしている彼女にお水をあげたときにまた「サンキュー」と言ったので、彼女は意味をわかってこの言葉を使っているのだ、と確信した。

しばらく前からミルクはキッチンで作ることになり、毎朝、キッチンのヘルプの人がミルクの入った哺乳瓶をたくさん持って部屋にやってくる。それを見ると、彼女は「サンキュー。サンキュー。」と何度も繰り返すのがとても可愛い(^^)。彼女の声がまた可愛いくて、できるものならここで紹介したいくらい。

初めて覚えた言葉が「ノー!」という子どももいるなか、1歳になる前にこんなに「サンキュー」という言葉で満たされている彼女は本当に幸せな子どもだ。もちろん、最初に覚えた言葉が否定的な言葉だったからといって、人生全部がそうなるというわけじゃ全然ないけど。
えくぼの素敵な彼女には「サンキュー」という言葉がよく似合う(^^)。

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我が家の風邪予防

しばらく前に生協を変えた。そのあたりの事情はまた機会があれば書くとして、新しく入った生協パルシステム で、今、『わが家ではこうしています!カゼ対策』というブログ記事を募集中で、投稿するとポイントがもらえる(値引きに使える(^^;)v)のでちょっと書いてみます。

我が家の面々はみんな風邪をひきにくいほうだと思う。私もここに何度か、体調悪い日に書き込みをしたことがあるし、絶対風邪をひかないというわけではないけど、でも、娘達ともども、ひきやすいということはない。次女なんて、しょっちゅう、コタツで寝てしまってるし、夏ならそのへんで寝てるし、長女もお風呂からあがったあともダラダラと夜更かし...こんな状態で風邪をひかないのは何故か...

考えられるのは「手洗い、うがい」のせいかなぁ。外から帰ったら手洗い、うがい。これは小さい頃から徹底していて、今やすっかり習慣化してしまった。私は塩水でうがいをしたり、風邪ひきそうかな、と思うようなときにはイソジンのうがい薬を使ったりしているけど、娘達はただ水でうがいするだけ。手を洗うのも普通の浴用石鹸。でも、たぶん、これがきいているんじゃないかな、と思う。

長女は小さい頃は「喘息性気管支炎」なんて診断されたこともあって、咳き込んだらなかなか止まらない、という状態になることがあった。次女の方は小さい頃からあまり病気になることがなかった。でもって、長女は、子供用のあまーい水薬が大嫌い。次女のほうは何でもないのにその薬を飲みたがったりして困ったものだ。ありがたいことに、そのうち長女も気管支炎の症状が出なくなった。「子どものぜんそくのような咳は親が神経質にならずにゆったりとかまえていればたいていは治る」みたいなことを小児科医の松田道雄さんが書いておられて、うちの場合はそのとおりになった。

風邪予防、といっても、我が家の場合、特別の方法というわけじゃなく、ごはんをしっかり食べて、くだらないおしゃべりをして笑って、あとは手洗い、うがい。こんなとこかな(^^)。

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映画「パプリカ」

めずらしく長女が見たいと言い出した映画。近くの映画館で見るつもりでいたら、放送大学の試験中に上映が終わってしまった。DVD を待つしかないなぁと思っていたのだが、「この作品は映画館で見たほうが楽しめる」という話を聞いて、それを長女に言ったところ、六本木まで見に行くことになった。

で、映画館で見て正解。他人の夢を共有することのできる「DCミニ」という開発中の装置が何者かに盗まれ、悪用されては大変と、開発所の研究員達が奮闘する話。「夢」の話だから何でもありなわけで、画面は唐突に大胆に変化する。90分間、その揺らぎを楽しむ映画。長女も「(映画館で見られて)音がよかった」と言っていた。

今日、公式サイトを見ていて、あのバーのマスターとウェイター役は、原作者の筒井康隆と監督の今敏さんだと知った。製作者も楽しみながら作っていたらしい(^^)。

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「日本美術が笑う」「笑い展」

六本木の映画館で2時15分から上映予定の「不都合な真実」を見るつもりで2時ごろ映画館に行ったら、なんとチケットが売り切れ。次の4時台の回もすでに売り切れで、急遽、森美術館でやっていた「日本美術が笑う:縄文から20世紀初頭まで」「笑い展:現代アートにみる『おかしみ』の事情」という笑いのダブル展覧会を見ることにした。

日本美術のほうは、埴輪とか仏像とかの笑いをとらえたものや、掛け軸、屏風などの作品。特におもしろかったのは絵巻物。放屁合戦とかいうのは笑ってしまった。展示の仕方もよく工夫されていて、絵巻物のストーリーが順に楽しめるように映像を使って解説していた。

現代アートのほうは結構ばかばかしい作品が多くて、こういうのは私好み(^^)。日常のなかのちょっとしたおかしみをとらえた写真作品とか、単に笑いを誘うために作られた様々な卓球のラケットとか。あと、映像作品がとても多かった。素直に笑えるものから、かなり皮肉のきいたものまで。5時30分頃から別の映画を見るつもりだったので、時間が気になってゆっくり見られなかったのが残念。作品の数がかなり多いので、興味のある人は時間に余裕を持って見に行かれるといいと思います。

急遽見ることにしたわりにとても楽しめた。東京開催の美術展で土曜日というのにそれほど混んでいるわけでもなかったし。お客さんに外国人の人が結構多かったのは「日本の笑い」に興味を持つ外国人が多いということかな。

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映画「それでもボクはやってない」

もともと法廷もの映画が好きな私には、この作品もとても楽しめた。
痴漢に間違われ、やっていないのだから話せばわかるだろう、と思っていた主人公は、逮捕されて拘置所に留め置かれることとなり、起訴され、裁判で有罪無罪を争うこととなる...

綿密な取材に基づいて作られた作品だということだが、これが日本の司法の現実なんだろうか。無実の人間が、捜査官の思い込みによって起訴されてしまう。無実を訴えても「有罪を認めて示談にすれば、さっさと普通の生活に戻れるよ」と勧められる。取調官からだけでなく、弁護士にまで!

それでもこの主人公の場合はラッキーなほうだったのだろう。役所広司扮する、良い弁護士に出会うことができたし、友人や家族の支援を得ることができた。そしてその結果は...見てのお楽しみだけど、弁護側が、どうやって彼の無実を証明するか、と奮闘する過程も興味深い。

主人公を演じていた加瀬亮は、ある日理不尽に逮捕されてしまってとまどう普通の人の雰囲気がよく出ていたと思う。おかあさん役のもたいまさこもよかったし、被害者役の女の子もよかった。役所広司はあまりにもはまりすぎなので、できれば、有名でない他の人に演ってほしかったかな。

現実に、やってもいないことを認めて示談にしたら、それは「たいしたことじゃない」ですまされることなんだろうか。とてもそうは思えないし、私がそういう立場にたたされたら、やっぱりこの主人公と同じように無実を主張し続けるだろうと思うけど...

この映画については「長い!」なんていう感想も見たりした(143分)けど、私はまったく退屈することなく、結末まで見ることができた。

以下ネタバレ(なので映画を見ていない方は読まないほうがいいと思います)

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バレンタイン2007

ティーンエイジャーの娘がふたりいると、バレンタイン前日は、さながら小さな菓子工場となる...というのはまあちょっと大げさだけど(^^;)。

次女は、去年と同じブラウニー と、りんごのクーヘンと、チーズケーキ、の3種類を作ってそれぞれハート型でくりぬき、3種類の詰め合わせ。長女は、みずようかんを作ってそれをハート型と花形でくりぬき、3つずつカップに詰めていた。

最近は友チョコといって、女の子同士で贈り合うものらしく、次女も長女も結構な量を作っていたので、ダイニングテーブルもリビングのテーブルも総動員。

Valentine3私は、今週は軍事演習で4時起きのため、昨日は夜10時には眠くなって寝てしまったが、今朝、リビングのテーブルに完成品の山を見た(^^)。長女のものはリビングには見当たらず、冷蔵庫のなかから余りものをふたつ取り出して撮影。Mizuyokan

保育園では、赤い画用紙でハート型を切り抜いて、表紙には子どもの写真、内側には子どもの手形を貼って、HAPPY VALENTINE'S DAY! と書いたカードを作っておいたので、今朝親に進呈。みんなとても喜んでくれた(^^)。なかには、「そうか、今日はバレンタインデーじゃないの...すっかり忘れてたわ!」と言うおかあさんもおられた。軍事演習でハードな勤務体制のため、それどころではなかったらしい。

次女の友達の多くも、まだこれから受験があるため、バレンタインどころではなかったようだけど、とりあえず私は娘達のおこぼれをいただいて(^^;)、ハッピーバレンタインデー!

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ビデオ「GOAL!」

気持ちのいい映画だった(^^)。

サンティアゴは子どもの頃、家族とともにメキシコからアメリカへ不法入国した。不法移民であるため、就くことのできる職業も限られているなか、オフタイムに地元チームでサッカーをプレイすることに楽しみを見出している。ある日、たまたま彼のプレイを目にした元イギリスの名門チームのスカウトマンが、彼にイギリス行きを勧める。「そんな夢がかなうはずがない。地道に仕事をしろ」と反対する父親。しかし、サッカープレーヤーになることを夢見ているサンティアゴの気持ちを察した祖母は彼の気持ちを後押しする...

「世界最速のインディアン」もそうだけど、夢をあきらめない人を応援したい気持ちが私たちにはあるのかもしれない。夢が実現するためには、才能と努力ときっと運も必要で、誰にでもかなう、というものではないと思う。でも、本当に本当にやりたいことはきっとできる、と私はなんとなく思っているけど。ただ、そこまで強い気持ちをもてない人もたくさんいて、そういう人にとっても、強い気持ちを持って頑張っている人には夢をかなえてほしい、と思うものなんだろう。

(以下ネタバレ)

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映画「世界最速のインディアン」

予告編で、真っ白の平原を猛スピードで走るバイクを見て、見てみたいなぁと思った。その期待を裏切らない楽しい映画だった(^^)。

ニュージーランドに住む老人バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)は、愛車インディアンの改良を重ね、オーストラリアとニュージーランドでの バイクのスピード記録保持者だった。彼はアメリカユタ州のボンヌヴィルで行なわれる大会で世界最高記録を出すことを夢見ているが、年金暮らしの彼がアメリカへの旅費を工面するのは簡単ではなく、先延ばしにしていたところ、心臓発作に襲われる。死ぬまでにどうしても、となんとか旅費を工面してアメリカへ。ところが、登録は先月締め切っているので出場できない、と言われてしまう...

とにかくこのバートという人が魅力的なのだ。演じているアンソニー・ホプキンスのせいももちろんあると思う。60歳を超えて、オンボロのバイクで世界最速記録なんて無茶苦茶としかいいようがないんだけど、彼の屈託のない笑顔を見ると、好きにさせてあげれば、という気になる。バートの隣の家に住む男の子もかわいいし、バートがアメリカで出会う人たちもいい人たちばかり...というか、バートにはそういう力があるのかもしれない。この人のためだったら一肌ぬいであげよう、と思わせるような...

塩平原があるなんて知らなかった。予告編で見たときは雪原かと思ってしまった。アメリカはやっぱり大きな国で、行ってみたいところがいろいろある。

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放送大学「比較政治学」

今学期とって後悔したのがこの科目だった(^^;)。

まえがきによれば、これは「比較政治学という学問分野への入門書」ということになっているのだけど、政治学、経済学、あるいはゲーム理論についてのある程度の知識があることを前提としていると思われる。たとえば「囚人のジレンマ」とか「マネタリズム」なんていう言葉がなんの説明もなく出てくる。何の知識もないと、「こうだからこう」という説明がちんぷんかんぷんで、ネットなどで意味を調べて、わかる場合もあればわからないこともある、という具合。直接、先生に質問できるのならおもしろいのかもしれないけど、ネットで質問するにはわからないことが多すぎてめげてしまう。

結局、「この人がこういうことを主張し、この人がこういう理論をたてた」みたいなことを覚えるだけで、それも試験が終わったらきっと忘れてしまうだろうから、もう試験を受けるのはやめようと決意...したところ、テキスト持込可の選択式問題だというので受験することにした。問題は10問で、それぞれ4-5つの文のなかから適切なもの、不適切なものを選ぶ、という感じだったと思う。テキストは一応最後まで読んだので、多分満点がとれていると思うけど、持ち込みでなかったら悲惨な結果になっていただろう。どんな問題だったかも、もうほとんど覚えていない(^^;)。

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映画「幸せのちから」The Pursuit of Happyness

お金もなく、家もなく、小さな子どもを抱えた男が、どんなに努力して成功を勝ち取ったか、という話。ウィル・スミスの演じる主人公クリス・ガードナーは、才能があり、努力を怠らず、すごい人だと思うけれど、誰でもそんなふうにはできるわけではないなぁと思う。幸せって何なのか、ということについての思いも、製作者と私とでは違っているようで、そんなに感情移入のできる映画ではなかった。

ただ、舞台のサンフランシスコは私の行ってみたい町(テレビドラマ「フルハウス」が好きなので)で、その景色を眺めるのは楽しかった。チャイナタウンらしきところにある保育園は、いかにも「とりあえず子どもをあずかりますよ」というだけの感じでひどいなぁと思ったり、80年代の話なので、ルービックキューブが出てきたのが懐かしかったり。また、ホームレスの人たちに宿と食事を提供する教会の存在に、アメリカ社会の格差と慈善の精神を見ることができたのも興味深かった。

「幸せ」はこの映画では(以下ネタバレ)、

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ソーダ、ポップ、コーク

soda, pop, coke. これはみんな炭酸を含んだ清涼飲料水のこと。
日本語だと清涼飲料水のことを「ジュース」と言うことが多いけど、英語では「ジュース」といえば果汁100パーセントのものを指し、清涼飲料水のことは「ソーダ」と言う、と習った。確かに「ソーダ」はかなり一般的な言葉だけど、実際は「ポップ」と呼ばれていることも多いようだ。

ペンシルベニア州出身のMKは清涼飲料水のことを「ポップ」と呼ぶ地域で育った。あるときお客に「ソーダをくれ」と言われてベーキングソーダを渡して笑われ、ソーダという呼び方があることを知ったのだと言う。

清涼飲料水のことはすべて「コーク」と呼ぶ地域もあるそうだ。MKはこれもまたお客に「コークはないか」と言われたのでコカコーラを渡したら、「そうじゃなくて、オレンジコークとか...」と言うので、コークというのが清涼飲料水一般のことを指すのだ、と知った。

ネットで調べてみると、このことはなかなか興味深いテーマになっているようだ。どういう呼び方をするかについての分布地図 を見ると、ポップと呼ぶ地域もソーダと呼ぶ地域も、ともにかなりの広がりを持っていることがわかっておもしろい。

もともと日本語の方言の話で、同じものを地方によって違う呼び方をすることがある、という話をしたら、MKが「そういえば...」と言ってこの話をしてくれた。
富山出身の夫は、京都に来て夜店の屋台で「なんば」というのれんを見つけてびっくりしたと言う。「なんば」というのは彼にとっては「唐辛子」のこと。そんなものが屋台で売っているのかと期待して(彼の好物なので)見たら、「とうもろこし」だったのでがっかりしたとか。

自分の使っている言葉がその地方特有のものだとは、その地方を出ない限り、なかなか気づかないものだ(と、私も夫に会って知った(^^;))。

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放送大学「自我の社会学」

忘れないうちに今期取った科目のまとめを。

バイリンガルの子どものアイデンティティがどういうふうに形成されていくのか、ということに興味があるので、この科目と「人格心理学」は私の興味にぴったり...のはずだった。確かに私の興味と一致するところはいろいろあった。子どもの言葉の発達で、「人形」や「犬」など「事物に関する言葉」は比較的早く出てくるけど、「ボク」や「ワタシ」という「人称に関する言葉」が出てくるのは遅い、など。

村上春樹・吉本ばなななどの小説や、「負け犬」「しょうゆ顔」「茶髪」など、話題になっている言葉や現象を例にあげて話されるので、とっつきやすく親しみやすい講義ではある。台所で講義を聞いていると、中3の次女が耳を傾け、「これ、何の授業?」などと訊くこともあった。ただ、その当事者に話を聞いて現象の内側にあるものをさぐる、というわけでもなく、なんだか「世間話」を聞いているような感じだった(^^;)。「自我はタマネギか」でも書いたように、議論の進め方がやや強引で、「自我は社会的なものである」という、あらかじめ用意された結論に向かっていろいろな説を紹介している、という印象がぬぐえない。

試験は25問の正誤問題。私は「ホモ・ソシオロジクス」ということを言い出した人の名前(ダーレンドルフ)をきちんと覚えていなくて一問間違えたけど、他は多分あっていると思う。テキストをきちんと読んで理解していれば難しいものではない。

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いち、に、さん、し...よん??

同僚のAは日本語のクラスをとっている。今日試験があるので勉強中。

A: 日本語はいっぱい例外があってややこしい。
じゃりんこ: たとえば?
A: たとえば数字で、4を『し』と言ったり、『よん』と言ったり、あるいは『しち』とか『なな』とか。
じゃ: 『よん』も『し』もまったく同じ意味だから同じように使えばいいのよ。神経質になることないわ。

でも考えてみると、『よんこ』とは言うけど、『しこ』とは言わない。『よんまい』もそうだ。そして人なら『よにん』。断じて『しにん』ではない。でも、『四月』は『しがつ』であって『よんがつ』とは言わない。

「七」はもう少しゆるやかで、『七枚』を『ななまい』と言っても『しちまい』と言ってもいいだろう。『ななにん』『しちにん』もオーケーだ。でも「7メートル」は『ななめーとる』で『しちめーとる』は私にはヘンに聞こえる。( でも人によっては許容範囲?) 『七五三』は『しちごさん』だし、『七転び八起き』は『ななころびやおき』だ。

『四苦八苦』『七面鳥』など、音読みの場合が『し』『しち』となり、『七草』『四隅』など訓読みになる場合『なな』『よん(よ)』となる、というのが原則なのだろう。でも日本語の勉強を始めたばかりの外国人にそれを説明するのはむずかしいし、「これはこういうものだ」と理屈ぬきで覚えてもらうのが一番てっとりばやいと思える。それに結局『四畳半』(よじょうはん)みたいな例外もあるわけだし...うーん、確かに日本語もややこしい。

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放送大学「人格心理学」

放送大学2006年度後期試験終了(^^)。しかし、(^^)とは書けないのが昨日受験した「人格心理学」(--;)。今期は勉強に身が入らず、そんななかで「人格心理学」は結構おもしろかった。講師の先生が何人かおられるので、おもしろい人とそうでもない人がいるのだけど。監修者のひとり桑原知子先生は、「心理臨床の世界」で見てファンになり(京都弁に親近感を感じるというのもある)、期待していた。桑原先生の担当されたのは最後の3回だけで、ユングの人格論と心理テストの話。これはまあおもしろかったし、他に「文化とパーソナリティ」とか「精神分析療法」のさわりの話もおもしろかった。で、なんかわかったような気になっていたのだけど、いざテストとなってみると、細かい名前とかをきちんと覚えていないことに気づく(--;)。

設問は10問で、それぞれ4つくらいの文のなかから適切なもの、不適切なものを選ぶ、というもの。順不同で、覚えている限り書いてみると

1:パーソナリティと状況(ミッシェル)
2:初頭効果(アッシュ)、事前情報の効果(ケリー)、暗黙のパーソナリティ理論
3:愛着理論、ストレンジャーシチュエーション実験
4:エリクソンの発達課題
5:ユングの元型
6:質問紙法と投影法の中間に位置するアセスメントを選ぶ
7:自己物語
8:間主観性理論

私は、2、6、7、8を間違えていると思うので(--;)、これ以上まちがえていると単位を落として再試験ということになってしまうのだが、あと2問がどんな問題だったか思い出せない。今期の「人格心理学」を受験された方で覚えておられる方があれば教えてくださいm(_ _)m。

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五が一\(^∇^)/!

次女がめでたく志望高校に合格した(^^)。

このあたりでは、公立高校の推薦入試に合格するのは「宝くじにあたるようなもの」で、合格しなかったとしても落ち込む必要はないし、万が一合格したらモウケモノ、と言われている。でも倍率が5倍くらいだったので本人は「万が一じゃなくて五が一」と言っていた。

で、「五が一、推薦に合格したら、買って」と言われていたのがロリータのワンピース。黒のベルベットで、裾の部分が鍵盤モチーフになっていて確かに可愛い。我が家の通常の洋服購入基準では問題外の値段だけど、私立の受験料と公立一般入試の受験料が浮いたぶんをあわせるとちょうどそのくらいになるので合格祝いに買ってあげるつもり。ピアノの発表会に着るそうだ。

2月になったばかりで、じゃりんこ家は一足早く春気分です(^^)。

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