「日本美術が笑う」「笑い展」
六本木の映画館で2時15分から上映予定の「不都合な真実」を見るつもりで2時ごろ映画館に行ったら、なんとチケットが売り切れ。次の4時台の回もすでに売り切れで、急遽、森美術館でやっていた「日本美術が笑う:縄文から20世紀初頭まで」「笑い展:現代アートにみる『おかしみ』の事情」という笑いのダブル展覧会を見ることにした。
日本美術のほうは、埴輪とか仏像とかの笑いをとらえたものや、掛け軸、屏風などの作品。特におもしろかったのは絵巻物。放屁合戦とかいうのは笑ってしまった。展示の仕方もよく工夫されていて、絵巻物のストーリーが順に楽しめるように映像を使って解説していた。
現代アートのほうは結構ばかばかしい作品が多くて、こういうのは私好み(^^)。日常のなかのちょっとしたおかしみをとらえた写真作品とか、単に笑いを誘うために作られた様々な卓球のラケットとか。あと、映像作品がとても多かった。素直に笑えるものから、かなり皮肉のきいたものまで。5時30分頃から別の映画を見るつもりだったので、時間が気になってゆっくり見られなかったのが残念。作品の数がかなり多いので、興味のある人は時間に余裕を持って見に行かれるといいと思います。
急遽見ることにしたわりにとても楽しめた。東京開催の美術展で土曜日というのにそれほど混んでいるわけでもなかったし。お客さんに外国人の人が結構多かったのは「日本の笑い」に興味を持つ外国人が多いということかな。
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