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映画「不都合な真実」

見終わって思ったことは「ゴアさんはまじめな政治家なんだなぁ」ということ。とてもまじめに作られた映画で、私たちが環境に配慮することなく今の生活を続ければ、地球がやがてどうなるか、ということを映像や統計を使ってわかりやすく解説している。ただ、本当に「お勉強映画」なので、実は、私はところどころウトウトしてしまった(^^;)。

このままの状態が続けば、地球の温暖化がすすみ、南極などの氷が溶けて、上海やマンハッタンは水面下に埋もれてしまうのだ、と言われれば、それは大変だ、と思うけれど、いまいち実感がわかない。想像力がとぼしいということなんだろうけど。目をひくような映像を使い、ところどころにジョークをはさんで、地球が危機的な状況にあることを訴えようとしているのはわかったんだけど...

インターネットムービーデータベースでの評価 は今日現在で8.3/10(11,955人の投票がある)と、とても高い。アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したということで、これから見る人も増えるだろう。ただ、この映画を見た人がどれくらい具体的な行動を起こすか、というと心もとない感じがする。この映画を見たアメリカ人のうち、どのくらいの人が、大きな冷蔵庫に食品をいっぱいつめて、冬でも半袖で過ごせるような暖房をかけて、肉を食べ、どこへ行くにも車を使うような生活を見直そうとするだろうか?...

ゴアさんは、実際、どんな生活をされているんだろう。いったん便利な生活に慣れてしまうと、なかなかそこからぬけだせない。具体的な行動の例が、文字だけでなく、もっと目に見える形で紹介されていれば、「ああ、こんなことができるのか」と行動に移しやすかったのではないかと思う。でも、少なくとも、ゴアさんのおかげで、地球の温暖化について考えるきっかけにはなったわけだし、私もつべこべ言っていないで、自分のできることからしていかないと...

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

私も観ました。こうゆう映画がアカデミー賞をとるところが、アメリカっぽいですよね。(権力者を批判する文化があるんだぞ!みたいな)
私が思ったのは、ゴア氏はプレゼンテーターとしてとっても優れているなってこと。聴衆に聞かせるもんね。
でも、わたしも一瞬(ちょっとかな?)寝てしまいました。
お勉強映画ですけど、アメリカ人には新鮮なのかも。
日本では、温暖化対策が叫ばれて久しいけど、やっぱりエアコンを消せない、エレベーターに乗ってしまう自分です。(車は乗らないけど)

投稿: guri | 2007.02.27 23:24

じゃりんこさん、お久しぶりです。 この映画、9月・10月に機内で3回観て、さらにDVDと本も買ってしまいました。 確かに人柄がよくわかったような気がする映画でした。 DVDがアメリカ版で日本語字幕がなかったので細かいところがわからないと、妻は先週映画館に行ったようです。

ただ気候温暖化も実はかなり難しいようで、下記のような解説を読むとまた唸ってしまいます。 いやはや。

http://tanakanews.com/070220warming.htm

http://tanakanews.com/070227warming.htm

今回のアカデミー賞で嬉しかった?のは「リトル・ミス・サンシャイン」のおじいちゃん(アラン・アーキン)でした。 「ラスト・キング・オブ・スコットランド」のアミン大統領もちょっと気になりますが…。 あの俳優(フォレスト・ウィティカー)、ポール・オースター原作、ハービー・カイテル主演の「スモーク」に出ていたのが印象に残っています。

投稿: axbxcx | 2007.02.28 05:01

guri さん、

昨日は職場の研修で、医療、衛生、安全、など、いくつかのトピックについて何人かの講師の話を聞きました。通常の一日の仕事が終わってからの研修なのでそれなりに疲れているし、講師の話は子守唄(私にとっては何年も同じ内容を聞かされているので)...でも、そんななかでも、パカッと目が開いて思わず話にひきつけられてしまう、っていう講師の人もいました。ゴアさんは資料を十分に用意していたから話にひきつけられる面もあるけど、おだやかな人柄のせいか、私には結構声が子守唄的に作用してしまいました(^^;)。
私はそもそも通勤が車ですし、あんまり地球にやさしい暮らし方をしているとはいえないです...そういう人にこそ見てほしい映画だっただろうと思うわけですが...

axbxcx さん、

こちらではお久しぶりです(^^)。

紹介してくださっているサイトをざっと見ましたが、私も実は、「こんなふうにゴアさんは言ってるけど、どのくらい本当のことなんだろう」とはちょっと思いました。「なんでもうのみにしないようにしよう」と心しているので...人間のわがままな暮らしぶりが二酸化炭素の排出量を増やしてそれが温暖化に寄与しているのはまちがいないことなんでしょうけど、だからといって不自由な暮らしにはなかなかもどれない。私もそうなんですが、なんか理論だけで終わってしまいそうなのが気になります...

アカデミー賞、私も「リトル・ミス・サンシャイン」の脚本賞、助演男優賞の受賞は嬉しかったです(^^)。短編ドキュメンタリー賞の「ウエスト・バンク・ストーリー」というのが見てみたいですが、現在上映しているところはなさそうで...。フォレスト・ウィティカーは知らない人です。外国語映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」は気になっています。

投稿: じゃりんこ | 2007.02.28 18:17

じゃりんこさん、私の父が「居候、三杯目はそっと出し」とか言っていましたが、そんなに無理をしなくても、先進国の人間(もちろん特にアメリカ人)がそのくらいの気持ちになるだけでずいぶん変わるのではないかという気がしています。 ちなみに「不都合な真実」に対する父の最初のコメントはブレインは誰かでした。 そういう意味ではおかしなところがないように作られているのだろうと思います。 それを政治的に利用するかどうかは別の話でしょう。

フォレスト・ウィティカー、私も名前は知りませんでしたが、「スモーク」は好きで何度も何度も観ていましたから、顔を知っていました。

投稿: axbxcx | 2007.03.01 03:36

axbxcx さん、

基地にいると、「もったいない!」と思うことはしばしばありますから、そういうことをなくすだけでも確かに一定の効果はあるのだろうと思います。この映画を見る前と見た後とで、生活の仕方に変化があったかどうか、というアンケートをとってみたら、どんな結果になるかなぁ...と考えたら...どうでしょうね...話が壮大なので、なかなか自分の問題としてとらえられないのじゃないかなぁという気がします。

「スモーク」は見ていないと思います。今度見てみます。

投稿: じゃりんこ | 2007.03.01 19:34

じゃりんこさん、こんにちわ。 映画の話題を少し。 妻が借りて来たフランス映画「今日から始まる」よかったです。 舞台は失業者が溢れる元炭鉱町の幼稚園…。 ちょっと一時のイギリス映画(「ブラス」とか「フル・モンティー」)のような雰囲気もありますけどとにかく重い…。 その昔、産炭地の観光振興という仕事をしたこともあったので、胸が痛みます。

それから「ダーウィンの悪夢」について、独立系メディア「今日のコラム」にまた総括されています。

今日はペーパーバックのFlags of Our Fathersが着いたので、これから読み始めます。

投稿: axbxcx | 2007.03.21 20:54

axbxcx さん、こんにちは(^^)。

「今日から始まる」って幼稚園の園長先生の話なんですね。タイトルを聞いたこともなかったですが、今度ビデオ屋さんでさがしてみます。

「ダーウィンの悪夢」は現地を知る人には本当に不評なんですね。

先日、「スモーク」を見ました。好きな作品でした(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2007.03.21 23:07

じゃりんこさん、こちらは「グエムル 漢江の怪物」を観終わったところです。 よくできていると思いましたが、個人的には「ほえる犬は噛まない」の方が趣味かも知れません。

「スモーク」、なぜかとても好きなんです。 あの映画の裏話みたいな「ブルー・イン・ザ・フェイス」というオフザケもあります。 「スモーク」ですが、ポール・オースターのWikipediaにもあるように、ポール・オースターがニューヨーク・タイムズに頼まれてクリスマス・ストーリーを書き、それを読んだウェイン・ワンが電話を掛けて映画を撮らせてくれと言った、そんな経緯でできた映画らしいです。 ハービー・カイテル、フォレスト・ウィテカー(「ラスト・キング・オブ・スコットランド」)はポール・オースターが選んだとか。

ポール・オースターの小説は結構好きなんですが、彼が初監督した「ルル・オン・ザ・ブリッジ」はちょっと期待外れでした。 この作品、ヴィム・ヴェンダースに撮って貰おうとしていたとは、Wikipediaで知りました。

ちなみに、帰国してまず注文したDVDはヴィム・ヴェンダースの「リスボン物語」(買い損ねたら絶版になってしまい、とんでもない値段がついているので、アメリカ経由ブラジルに注文してみましたが、ちゃんと着くでしょうか)と、キューバ映画「バスを待ちながら」です。 「バスを待ちながら」は年末に観てとても気に入りました。

「今日から始まる」、私はスゴイ映画だと思いましたが、じゃりんこさんがどのような印象を持たれるか興味津々です。 日本では公開もされなかったのにいい映画って、結構ありますよね。 「リトル・ミス・サンシャイン」で好演したトニ・コレット(デビュー作?のオーストラリア映画「ミュリエルの結婚」はダンシング・クイーンと共に強烈に印象に残ってます)も出ている「ディナー・ウィズ・フレンズ」が観たいなあと思ってます。

投稿: axbxcx | 2007.03.22 01:11

axbxcx さん、

「スモーク」は確かに「なぜか好きな作品」という感じですね。ラシードを見ていて、去年の夏うちのクラスを手伝ってくれていた大学生の男の子を思い出しました。また、ポールが、オーギーの写真のなかに亡くなった奥さんの姿を見つけたときにはぐっときてしまいました。

監督のウェイン・ワンって、「ジョイ・ラック・クラブ」の監督をした人なんですね。あれも好きな作品でした。ポール・オースターという作家はまったく知りません(^^;)。「ブルー・イン・ザ・フェイス」もなんだかおもしろそうですね。ビデオ屋さんにあるといいのですが。

「バスを待ちながら」は評判がいいようですが、日本語のDVDは出ていないんですね。「アメリカでビデオ化されたのをアマゾンで買った」という記事があったので見てみましたが、amazon.co.jp では現在在庫切れになっています。またどこかの映画祭か何かで上映されるのを待つことにします。

「グエムル」は七泊八日になったら借りるつもりです。私はだいたい毎週月曜にビデオ屋さんに行くことにしているので、次回行くのが楽しみです(^^)。またおもしろいビデオをご覧になったら教えてください。

投稿: じゃりんこ | 2007.03.22 19:20

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