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映画「幸せのちから」The Pursuit of Happyness

お金もなく、家もなく、小さな子どもを抱えた男が、どんなに努力して成功を勝ち取ったか、という話。ウィル・スミスの演じる主人公クリス・ガードナーは、才能があり、努力を怠らず、すごい人だと思うけれど、誰でもそんなふうにはできるわけではないなぁと思う。幸せって何なのか、ということについての思いも、製作者と私とでは違っているようで、そんなに感情移入のできる映画ではなかった。

ただ、舞台のサンフランシスコは私の行ってみたい町(テレビドラマ「フルハウス」が好きなので)で、その景色を眺めるのは楽しかった。チャイナタウンらしきところにある保育園は、いかにも「とりあえず子どもをあずかりますよ」というだけの感じでひどいなぁと思ったり、80年代の話なので、ルービックキューブが出てきたのが懐かしかったり。また、ホームレスの人たちに宿と食事を提供する教会の存在に、アメリカ社会の格差と慈善の精神を見ることができたのも興味深かった。

「幸せ」はこの映画では(以下ネタバレ)、

基本的に「お金」ということになるのだと思う。確かに、お金のない暮らしは大変だ。クリスの妻が出て行ったのもそれが原因なわけだし。大金である必要はなく、税金と家賃と保育所代と、日々の暮らしに必要な最低限のお金。それは幸せの必要条件なんだろうか。少なくとも、最初、クリスは妻と子どもと一緒に暮らしていた。それは幸せなことだと思う。

最後にクリスが株の仲買人の仕事を獲得してめでたしめでたし、となるわけだけど、本当にそれで幸せになれるのだろうか。仕事が忙しくなって子どもと過ごす時間がとれなくなったりしないのだろうか、ママをニューヨークから呼び戻さないのだろうか、と余計な心配をしてしまう。

貧乏な暮らしから脱出できたのは確かに素敵なことだけど、それだけでは幸せということにならないのでは、と思う。まあ、私はクリスのようなものすごい貧乏暮らしを経験したことはないし、そのつらさがわからない、ということはあるかもしれない。

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