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レバノンで何が起きているのか

レバノンでまた戦闘が起こっている。レバノンのパレスチナ難民キャンプに、武装組織「ファタハ・イスラム」がたてこもっていて、レバノン政府が攻撃しているのだ。そのため、難民キャンプに住んでいるパレスチナの人たちが巻き添えになっている。

ニュースを聞いて、「ファタハ・イスラム」って何?ハマスと対立しているというあのファタハ?と思ってしまうのだが、基本的にパレスチナ人とは関係のない組織らしい。くわしいことは P-navi info: レバノン報道の裏側 「ファタハ・イスラム」って? を読むとよくわかる。アルカイダ系の組織などと報道されていたりするが、そういう冠がつけばテロ組織ということになってそれへの攻撃が正当化されてしまうのだ。テロ組織がパレスチナ難民キャンプにいるのだからキャンプを攻撃してもいい、と。そうして、組織とは何の関係もない難民の人たちが犠牲になっていく。

パレスチナ子どものキャンペーン」では、レバノンへの緊急支援をよびかけている。先日、放送大学の面接授業で戦争の映像をいろいろと見たが、少なくとも日本に関しては過去の話だった。でも、これは現代の現実なのだ。理不尽な戦争をなくすのは簡単ではなく、できることはほとんどないけど、少なくとも関心を持つことはできる。

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コメント

じゃりんこさん、まさにマザー・テレサですね。 「愛の反対は憎しみではなく、無関心」

投稿: axbxcx | 2007.05.28 07:39

axbxcx さん、

マザー・テレサはそんなことを言っているのですね。
この人は本当にすごい人だと思います。

世界の難民の4人に1人はパレスチナ人なんだそうです。
「世界平和のために私達はどんな事をしたらいいですか」と訊かれたマザー・テレサは「帰って家族を大切にしてあげて下さい」と言ったそうで、それは深い言葉だと思いますが、今、現実に、戦争の恐怖にさらされている人がいるということを知ったなら、何かできることがあるならしたいと思いますよね...だからとにかく知ること、知ろうとすることが必要なんだと思います。

投稿: じゃりんこ | 2007.05.28 08:13

じゃりんこさん、戦争なら外部から介入して解決できるという考え方が現在のアメリカのやり方を生んでいるような気もします。

実際には戦争というよりも紛争、一定の地域の中で部族と宗教と文化と歴史…が絡み合って衝突しているという状態が多いのかなとも…。

そうなると、家族・クラン・村・部族…、という昔ながらの共同体の枠組みが壊れてしまったということの意味が大きくなるのかも知れません。 そのような共同体の破壊の背景に外部からの力が大きく働いているのは間違いないでしょうが…。

個人的にはグローバリゼーションあるいは拝金主義(市場原理主義またはネオリベラリズムとも)が破壊の大きな原動力になっていると考えています。

頭で考えた理論から出発せずに必ず現場から考え実行し積み上げる、それがマザー・テレサに共感できるところです。

投稿: axbxcx | 2007.05.28 11:08

axbxcx さん、

マザー・テレサ、私は映画で見ただけですが、すごい人だなぁと思いました。「世界平和のために」とか「貧困撲滅のために」とかいうスローガンをかかげるのではなく、目の前の人が笑顔になれるようなことをしようとした姿勢が素敵だなぁと思いました。

ただ、遠い世界のことだからといって、もし苦しんでいる人がいることを知ったなら、その人たちに、シンパシーを伝えることはしてもいいのではないかと思っています。

アメリカの介入については、自国の利益になるかどうか、ということが介入するかどうかの基準なのだと知りました。ソマリアで大虐殺があろうがそんなことはアメリカとは何の関係もないけど、コソボやイラクには介入する。今回はレバノン政府を援助しているようです。

パレスチナの人たちがおかれている理不尽な状況は、当事者だけでは解決のできないものだと思います。たくさんの人がその状況を知り、市民の犠牲がこれ以上増えないよう、国際社会が介入して停戦を実現させるべきだと思います。もちろん、それだって簡単ではないことですが。

投稿: じゃりんこ | 2007.05.28 17:50

じゃりんこさん、イラク侵略が何を引き起こすか、もし想像できなかった、わからなかったというのならあんまりだと思いますが、イスラエル建国はそれ以上だったでしょう。 戦争なら停戦がありますが、戦争ではないというのが私の理解です。

投稿: axbxcx | 2007.05.28 19:10

axbxcx さん、

すみません、おっしゃっていることがよくわからなくて(--;)...
戦争ではない、というのは今回のレバノン政府軍とファタハ・イスラムという武装組織の戦闘のことですか。それとも、イスラエルとパレスチナの関係についてでしょうか。私の書き方が曖昧だったかな、と思いますが、私は、ともかく、このレバノン軍と武装組織の戦闘を終わらせるために国際社会の介入が必要だと思いました。

それと同時にパレスチナとイスラエルの関係についても国際社会が介入すべきことだと思います。こちらはおっしゃるように、戦争とはいえないのかもしれないですが(レバノン軍と武装組織にしても)、それでも「17日から23日までの1週間で32人のパレスチナ人がイスラエルによって殺されている」というようなレポートを見ると、「戦争ではなく紛争だ」という区別をすることにどんな意味があるのかよくわかりません。停戦がなくても、攻撃をやめさせることは必要なのでは、と思います。

投稿: じゃりんこ | 2007.05.29 01:03

じゃりんこさん、「意味があるのかわかりません」が全てでしょう。 国というものがなければ「戦争」という定義もできないし、国としての「介入」も意味がないし、国としての「攻撃」もなければ国としての「停戦」もないというのが率直な気持ちです。

だから何もしなくてもよいと言っている訳ではありませんし、だからこそ「無関心」こそ敵なのですが、ただ「国」が何かできるとは思っていないし、「国」には期待していない…。

個人・家族・クラン・部族・共同体…と書いたのは、「国」という存在ではなく、そこに光を見出そうとしているからなのです。

「国」がなくても「国際社会」はあり、国際社会が我々一人一人の集まったものということであれば、そのとおりと思いますが…。

投稿: axbxcx | 2007.05.29 05:11

axbxcx さん、いつもありがとうございますm(_ _)m。

「意味があるかどうかわからない」ならどうして戦争と紛争を分けられたのだろう、と思ってしまいますが...この話をしていたときに、私には「国として」という意識はなく、そういう言葉も使っていないと思いますが、axbxcx さんがそんなふうにとらえられたのだとすれば、私の話の進め方が曖昧だったのだと思います。

あくまで関心を持つのは個人であり、個人として何ができるかを考えるわけですが、ひとりでは結局何もできない。関心を持つ人が増えることで声が大きくなっていくことを期待する、というのがひとつの方法かな、と思っています。

投稿: じゃりんこ | 2007.05.29 19:52

じゃりんこさん、私もよくわかりませんが、憲法第九条第一項に「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあります。 それで「戦争」と「(武力)紛争」を私なりに使い分けたいと思ったのです。

また「満州事変」や「支邦事変」が「事変」であったのも、国家として宣戦布告をしなければ「武力紛争」ではあっても「戦争」ではないという理屈だったそうです。

なお、小泉前首相は「戦争」、「紛争」、「武力の行使」等の違いに関する質問に対する答弁書で、「国権の発動ではない戦争というものがあるわけではないと考える」と答弁しています。

http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b153027.htm

別にこだわるつもりはなかったのですが、最近、ジュネーブ条約やら宣戦布告(真珠湾)のことを読んでいたので…。 まあ現場を離れた話は得意ではありませんので、この辺で。

投稿: axbxcx | 2007.05.29 22:04

axbxcx さん、

ブログを書くときは、ある程度言葉には気をつけるようにしているつもりですが、やっぱり私は結構大雑把かもしれないなぁと思います。

>最近、ジュネーブ条約やら宣戦布告(真珠湾)のことを読んでいたので…

いつもきちんと文献にあたられるんですね(^^)。
私はそのへんもいい加減かなぁと思います(^^;)...

投稿: じゃりんこ | 2007.05.29 22:47

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