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映画「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

ヤフー映画のレビューなんかを見ていたら、「笑いが差別的で気分が悪い」とか「3回くらいクスリと笑えただけ」とか、結構ボロクソに書かれているし、「プロデューサーズ」もそんなにアハハと笑えなかった私には多分無理かなーと思いつつ見に行ったら、結構笑ってしまった(^^)。

ボラットというカザフスタン人が、アメリカの生活を故国に紹介するためニューヨークに取材にやってくる。で、テレビで見た女優に恋をして、彼女がカリフォルニアに住んでいると聞き、取材場所をロスに変更。中古車を買ってニューヨークからロスに向かい、行く先々で文化摩擦?を引き起こす、というもの。

確かに、女性、障がい者、ユダヤ人などに対する差別発言が相次ぎ、でもそれを不快に感じないのは、そんな発言をしているヤツを笑おうとする意図が感じられるからだろう。最初のアメリカユーモア講座は可笑しかった。これが後々まで効いてくるとは(^^)。

いわゆるドッキリカメラ的撮影法が結構使われたようで、ボラットのぶしつけな態度に戸惑う人の反応が可笑しかったりもするわけだけど、もし、「これが映画になる」ということを知らせないまま映画に使っているとしたらそれはイヤだな、と思った。でも、今日、同僚と話していたら、「映画に出演する、ということについて契約書は交わしているはず」と言っていた。映画に使われたことで訴訟を起こしている人もいるらしいけど、「みんな契約書なんかろくに読まないでサインしてるから。もし訴訟を起こされても契約書があるから負けることはないと思うわ」とのことだった。

それにしてもロデオ大会でボラットが「テロリストをやっつけろ!」と演説するのに対し、「おおー!」と力強く呼応するアメリカ人たち。もしあれが演技でないのだとしたら、アメリカ人って...ってちょっと思ってしまう...
どれが意図的に撮影されたもので、どれがゲリラ的撮影かわからないけど、でも、ほとんどの場合は、人のいいアメリカ人だなぁと感じた。「後進国」から来たボラットに親切にしてあげたい、という気持ちはあるのだ。

最後にもうひとつ。映画のキャッチコピー「バカには理解不能なバカです」っていうのはイヤだなぁ。これは日本でのキャッチコピーだと思うんだけど、それって製作者の意図に反してるんじゃないかと思う。

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原題:Borat: Cultural Learnings of America for Make Benefit Glorious Nation of Kazakhstan ユダヤ系イギリス人なのに、カザフスタン国営テレビ突撃レポーターとしてアメリカと合衆国を縦断、下品なることこの上なく、ユダヤ人まで蹴散らしていく・・・ ボラット(サシ... [続きを読む]

受信: 2007.06.02 02:18

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