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ビデオ「マーダーボール」

「マーダーボール」、つまり「殺人球技」とは、車いすラグビーのこと。猛スピードでぶつかってもこわれないように改造した車いすで行なわれる激しいスポーツで、多くの選手は首の骨を折ったことがあるという。

アメリカは、このマーダーボールの世界選手権で10年連続チャンピオンの座を守っていた。ところが、有力選手だったジョーが年齢による衰えなどのため、選手をはずされたことに腹をたて、ライバルチームカナダの監督に就任。ジョーはアメリカチームのサインや戦い方を知りぬいている。はたしてアメリカは再びチャンピオンの座につくことができるのか、それとも強力な指導者を迎えたカナダが新しい王者となるのか。この映画は、選手たちの日々の生活と練習や試合の様子をおさめたドキュメンタリーだ。

障がいを持った人のスポーツドキュメンタリーというと、「障がいにめげずにがんばっている人の感動の物語」みたいな切口になりがちだと思うんだけど、全然違う。安っぽい同情の入り込む余地はない。選手達は、カメラに向かってきれいごとを言うのではなく、本音で語っている(少なくともほとんどの人は)。車いすになった事情。その原因を作ったのが親友だった場合もあったりして、人間関係も変わっていく。障がいを持った自分へのとまどい。トイレの後始末すら自分ひとりですることができないもどかしさ。性生活への不安。今までと同じ生活にはもどれない。...でもすべてをあきらめる必要はない。できることはたくさんある。

なんといっても、試合そのものがおもしろい。私は結果を全然知らなかったので、どうなるのかまるで予想がつかなかった。「スポーツは筋書きのないドラマ」とはよく言ったもので、脚本でなく、こんな結果になるとは、みごとというかなんというか。「障がい者のスポーツドキュメンタリー」というより、実際のスポーツを見て爽快な気分になるのと同じような感覚だった。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

おお、「マーダーボール」!!

私も試合の結果には笑い、、、いえ、驚きました。フィクションだったら、最終的には努力が実って的な感動のラストにしてしまうだろうけど、事実は小説より笑え、、、いえ奇でした。笑

まったくもって大人げないジョーとその家族の物語が、ちょっと良い話しで好きです。笑 

投稿: tabe | 2007.06.19 11:14

tabe さん、ども(^^)。

うん、やっと見れました(^^)。
ほんと、あの結果ねぇ、フィクションだったら「やっぱ映画だからね、できすぎだよね」って思っちゃいそうだけど、ほんと、事実は小説より...ですね。

ジョーの家族の話、私も好きです。ズパンをめぐる人間関係の話もよかったな。恋人とか親友とか。あるいはズパンの話を聞いてマーダーボールに興味を持った男の子とか...

やっぱり障がいを持った自分を受け入れるって大変なことだと思う。自分にとってはもちろんだし、まわりの人にとっても。でも悲壮感とか説教とかそんなのじゃなく、いろんなことをさらっと描いてて、好きな作品でした(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2007.06.19 19:57

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