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放送大学面接授業「基礎心理学実験実習」

講師は青木千里先生。パソコンソフトを使った心理学実験などをいくつかして、参加者全員の結果をエクセルを使って処理、統計的に分析する、というもの。

こういうタイプの授業をとったことはあるが、パソコン室での授業は初めて。受講者のなかにエクセルに詳しい人が何人かおられて、いろいろ使い方を教えてもらえたのはよかった(^^)。エクセルって、使いこなせればすごく便利なソフトなんだなぁ。

ただ、「仮説をたてて実験をしてその結果を統計的に処理する」っていうのは、やっぱり私にはあまりなじめない。人間はひとりひとり違うからおもしろいのに、その違いに目をつぶって、無理やり、なんらかの傾向を見つけようとしている、という感じがしてしまう。

たとえば、ストループ効果についての実験。赤、青などの色を表す漢字が、その字とは違う色のインクで書かれている場合(たとえば青インクで赤と書かれているとか、紫のインクで黄と書かれているとか)、そのインクの色を言う場合と書かれている文字を読む場合で反応速度は変わってくるか、というような実験をする。ぱっと考えても、文字を読むほうが簡単だろうな、と思えるし、実際、そういう結果がでる。ただ、人によって反応速度が速い人もいれば遅い人もいる。また間違いの多い人もいれば少ない人もいる。反応は速いけど間違いは多いとか、反応は遅いけど正確だとか。でも、この実験に関しては、間違った答えの反応は省いて正回答のみについて反応速度を集計してグラフを作り、分析をした。そして、仮説は支持された。実験も分析もそれなりにおもしろいけど、仮説がたてられる程度のことって、何が起こるかまったく予測がつかないことに比べるとワクワクドキドキしないなぁと思う。

先生は感じのよい方で、ユングの「共時性」の話をもちだして「この場に集まったのも何かの縁」とおっしゃり、受講者が楽しく授業に参加できるよう工夫されていた。私も「偶然にみえるものも実は偶然ではないのかも」と思うことがあり、仏教の「縁」という考え方も好きなので、先生の話にうなずけることが結構あった。雑談でへぇ、と思ったのが、

皇室に嫁がれたこのふたりの女性の名前の2文字目、4文字目、6文字目が同じだという事実。まあ別にそれだけのことだけど、なんかちょっとおもしろい(^^)。

結局、科学的でないことのほうがおもしろいのかも。
世界がきれいにできていて、法則を発見する楽しさっていうのがあることは認めるけど、心理学については、科学的に説明できるものよりも説明できないもののほうががおもしろそうな気がする。

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