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本「キューバでアミーゴ!」by たかのてるこ

映画「サルー!ハバナ」を見てキューバに行きたくなり、今年の夏はキューバに行くことにした(^^)。でも、その程度のいいかげんな理由なので、キューバのこともよく知らないし、何か本を読んでみよう、と探したら、たかのてるこさんの旅行記を見つけた。

たかのてるこさんは、以前「モロッコで断食」を読んだときにすごくおもしろかった。モロッコでは、えーーーっ、と驚くようなことの連続。でもって、著者の関西人らしいノリの良さが楽しい。

このキューバ編も関西人パワー炸裂。キューバで仲良くなったアーチスト達に関西弁を教えるくだりとかは本当に可笑しかった。いや、このアーチスト達がかなりクレージーな人たちで、とりわけ女優のミネルバっていう人は...(^.^)。でも、著者はおもしろいだけじゃなくて、すごくピュアな人だと思う。たとえば、社会主義ってどんなものなのか、彼女の見たこと、感じたことが正直に書かれていて、ああそうなのか、と思う。

アーチストのミルトンが言っていたことで、へぇ、と思ったのが、「(キューバでは)、工事で働いている人も、お医者さんも、先生も、ほとんど同じ給料」なんだそうだ。それっていいなぁと思う。大学の先生なんて好きなことをしてるわけだし、人のいやがるような汚れ仕事をしている人に比べて高い給料をもらう理由はない気がする。給料に差をつけるなら、なり手のないような仕事は高くして、人気職業は安くすればいいのかもしれない。

この本を読んでますますキューバに行きたくなったか、というと、うーん、パワフルな著者をして「ハイテンション」と言わしめるキューバ人のパワーについていけるかどうかがちょっと心配になった(^^;)。と言いつつ、ハバナだけでなく、トリニダーやビニャーレスに行った著者を羨ましいな、と思う。トルコで、田舎は楽しい、ということを実感したので。私は著者に比べて滞在期間もずいぶん短いし、彼女のようなノリの良さももちあわせてないから、こんな楽しい経験ができるかどうかはわからないけど...それでもやっぱり楽しみだ(^^)。

4344012690キューバでアミーゴ!
たかの てるこ
幻冬舎 2006-12

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

おお、素晴らしい。 どこ経由でしょう。

私は「ヒロシマナガサキ」観て来ました。 ガーナに行く前日には「ひめゆり」、翌日には「ヒロシマナガサキ」と、二本続けて戦争に関するインタビュー中心の映画を観たことになります。

7月31日の天声人語で小田実は「北爆の写真を見たとき、煙の下で起きていることが手に取るようにわかった」と書いていましたが、自分は煙の下で起こったことがまったくわかっていなかったと思いました。

1942年の米海軍製作プロパガンダ映画が挿入されていたのですが、これには驚きました。「日本は天皇の下で世界を征服しようとしている、陸海軍はそのために作られている」という解説があり、さらにグルー前駐日大使は「日本は近代兵器は持っているが、その考え方は我々の尺度ではまったく理解できない。日本は2000年遅れている」と言っていました。 そう思ってたんですかねえ…。

投稿: axbxcx | 2007.08.02 04:47

axbxcx さん、

アトランターカンクン経由です。エアカナダのほうが時間のロスが少なそうですが、この時期になってから決めたので、なかなか航空券がとれませんでした。行きにカンクンで一泊、帰りにアトランタで一泊、と、行くのに時間がかかります(--;)。フロリダの目と鼻の先なのに、アメリカからスッとは飛べないんですねぇ。

小田実さん、亡くなられましたね...選挙の結果は聞かれたのかなぁ、と思ってしまいました。

「ヒロシマナガサキ」、日系の方が作られた作品なんですね。アメリカ側から日本のことを知ろうとか、日本の立場にたってみようとかいう動きがあるのはいいなぁと思います。
米軍製作のプロパガンダ映画って、信じられないようなことを言ってたりしますよね。「アトミック・カフェ」を見たとき、びっくりしました。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.02 07:53

アトランタ、カンクン経由ですか。 いや羨ましい。

「ひめゆり」が元学徒隊員それぞれに語らせるスタイルなのに比べて、「ヒロシマナガサキ」は被爆者の話をバラバラにしてから組み立てているという違いがあり、個人的には前者の方が好きですが、「ヒロシマナガサキ」もよい映画だと思います。

もう1本、日系二世の女性が撮った「TOKKO 特攻」、できれば今日観に行こうと思っています。

投稿: axbxcx | 2007.08.02 09:43

先日は写真をありがとうございました♪
今年の夏はキューバですか!いいなぁ。
いつか私も主人・私・娘の3人でまたイスタンブールに行こうと思っていますが・・・何年後になるだろう(^^
(今回もリアルタイムですか?)旅行記楽しみにしていますね♪

投稿: P | 2007.08.02 18:28

axbxcx さん、

ガーナにいるときにもネットか何かで情報を集めて「日本に帰ったらこの映画を見よう」とか思っておられたんでしょうか(^^)。

キューバはインターネットはあまり普及していない、というか、自由に使えないようです。向こうに行ったら他のことは忘れてどっぷりとキューバにつかるしかなさそうです(笑)。

Pちゃん、

こっちこそ、とっても楽しかったです(^^)。

うちの次女の海外デビューは4歳のとき、オーストラリアでした。...って、これが私の海外デビューでもあるんですが(^.^)。
イスタンブールはそれよりちょっと遠いから、もうちょっと大きくなってからのほうがいいかな。小さい子ども達と一緒なら、遠いところでなくても、どこに出かけても楽しめますね(^^)。

旅行記は今回はリアルタイムは無理そうです。キューバはソフトバンクの携帯が使えないので。もし、運よくネットが使えるところを見つけたら、きっとここに何か書くと思いますが。無事に向こうに行って帰ってこられたら、もちろん報告しますので、またヒマなときに遊びに来てください(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.02 20:26

じゃりんこさん、情報源は妻と、映画の趣味が近い友人です。 今回も帰って来て、小田実や「ヒロシマナガサキ」「TOKKO 特攻」に関する切抜きをまず読みました。

で、今日は「TOKKO 特攻」(Wings of Defeat)を観て来ました。 監督は日系2世のリサ・モリモト監督。

特攻生き残りの人たちが「生きたい」と思ったという話、誰も勝てるとも効果があるとも思っていなかったという話、また4,000人の死者のうち3,000人までが少年兵だったということ(しかも士官のほとんどは予備学生で海兵出身者は少ない)、当初志願だけでやろうとしたが士官の志願者がいなかったためエースの関行夫大尉にまず行かせたという話、さらに教官だった中尉の奥さんは夫の特攻を前に二人の幼子を連れて身を投げたという話など…、また少し等身大の姿が見えるようになった気がしました。

ただ気になったのは証言する生き残り(百里原海軍航空隊)が4人?と少ないことで、その点は「ひめゆり」や「ヒロシマナガサキ」が充実していました。

投稿: axbxcx | 2007.08.02 21:09

訂正です。 関行夫大尉は関行男大尉の間違いでした。

映画にも使われていて、ネットで確認した本人の言葉です。 「ぼくのような優秀なパイロットを殺すなんて、日本もおしまいだよ。やらせてくれるなら、ぼくは体当たりしなくとも500キロ爆弾を空母の飛行甲板に命中させて帰ることができる。」

投稿: axbxcx | 2007.08.02 21:35

axbxcx さん、

なるほど、情報源は奥様とお友達でしたか。夫婦で一緒に楽しめるのは本当にいいですね(^^)。

特攻はやっぱり「死ににいった」人たちだから、どうしても生き残りは少ないのでしょうかね。

私の所属している生協で平和ビデオの貸し出し(無料)をやっていて、ずっと見たいと思っていた「ナヌムの家」があったので(ツタヤにはありません(--;))、リクエストしていたのが今日届きました。もう一本、鎌仲ひとみさんの「ヒバクシャ」をリクエストしています。他にも結構おもしろそうなタイトルが並んでいて、生協を変えて正解だったなぁと思っています(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.02 22:00

はじめまして!しげと申します。
「(キューバでは)、工事で働いている人も、お医者さんも、先生も、ほとんど同じ給料」
そうなんです。何回かキューバに行ったのですが、いろいろ話を聞くとなんか全く価値の判断基準が違っていて「いいなぁ」と思う事がたくさんありました。
たとえば、お医者さんについては収入に関係ないから、本当に「人を助けたい」と思う人がお医者さんになってるんです。病院は受付も含めて24時間営業と聞いて、びっくりしたら「病気は夜の方が多いんだよ。日本は昼間しかやってないの?なんで?」と逆に聞き返されてしまいました...

投稿: しげ | 2007.08.12 12:24

しげさん、はじめまして(^^)。

わぁ、やっぱり本当にそうなんですね。キューバだと教育は無料だから、医学部に行ったからといってすごくお金を使うことになるわけじゃないし、投資を取り返す、っていう必要もないのですね。どの仕事もみんなに必要なことなんだから、お給料が同じというのはいいですね。

>「日本は昼間しかやってないの?なんで?」と逆に聞き返されてしまいました...

なるほど...でも、そういう環境があたりまえのところで育ったら、もっともな疑問ですよね。
この本のなかでも、日本であたりまえと思っていることにびっくりされた、っていう場面がいくつか出てきていました。キューバでは塩味のおぜんざいみたいなのがあるそうですが、日本では甘いと言ったらびっくりされたとか、夫婦生活の回数(!)とか...(^^;)

いやあ、楽しみです、キューバ(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.12 15:25

おもしろそうな国ですね!! キューバ。考え方が素敵♪♪

そして、すぐにそこに行こうと決めるジャリンコさんも素敵♪♪

キューバのお土産話、思いっきり期待してまぁーーす!!!

投稿: ほしの まい | 2007.08.12 15:56

まいさん、

うん、ほんと、おもしろそうな国だよねぇ(^^)。

実はこの夏は、娘達が「英語圏に行きたい」と言っていたのでカナダに行く予定だったの。ところが、彼女達が行けなくなったので、それなら、と自分の行きたいところへ行くことにしました。人生いつ何があるかわからないから、行けるときに行かないとね(^^)。

旅行の様子はここに書く予定なのでまたのぞきに来て下さい(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.12 16:09

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