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キューバの民宿

Havanaキューバには立派なホテルもたくさんあるけれど、カサ・パティクラル(Casa Particular) と呼ばれる民宿も多い。私が泊まった民宿はハバナ大学の近くにあり、写真(ポップアップで拡大)はベランダから見た景色。目の前が公園、右上の遠景にカピトリオ(旧国会議事堂)が見える。右端のほうに見えている青い看板の店がいわゆるドルショップで、観光客の使う通貨cuc で買い物ができる。1.5リットル入りの水が0.65cuc。そのほかの食料品やお酒、電化製品なんかもある。 地元の人の行くメルカード(市場)や郵便局も近くにあり、とても便利なところだった。10分ほど歩けばマレコン通りという海沿いの道に出る。カピトリオのある旧市街(古い街並みが残る観光の中心)へも革命広場のある新市街へも一応歩いて行ける距離で、私は結構歩いたけど、まあ気軽に歩ける距離でもないから、普通の人はタクシーを使うかな。旧市街までタクシーで3cuc~5cuc (1cuc=1$ くらい)だった。

民宿はアパートの4階にあった。古い建物でエスカレーターなどはないので、疲れて帰ってきたときなんかはちょっと大変(^^;)。私が使わせてもらった部屋はシャワー、トイレつきで、ダブルサイズのベッド、冷蔵庫、鏡台、タンス、と必要十分なものがあり、エアコンまでついていた。朝食、夕食つきで一泊15cuc と格安。もうひとつ観光客に貸している部屋(ふたりの日本人が泊まっていた)と家族の使っている部屋、居間、キッチン、そして広ーい屋上があった。

5人家族で、17歳、15歳、7歳の女の子がいた。おかみさんはお医者さんで、8月はバケーション中だとのこと。17歳の長女ちゃんには彼氏がいて、長女ちゃんはいないのに彼氏が来ていたり、なんていうこともあり、家族同然のつきあい、という感じ。7歳の三女ちゃんは私のスペイン語のよき先生になってくれた(^^)。おかみさんは英語が話せるけど、他の家族はほとんど話せないし、キューバでは英語を話せる人はやはり少ないので、スペイン語ができたほうが断然楽しいと思う。

ある日、私のほかは誰もいない、というときに、5歳くらいの男の子が訪ねてきて、スペイン語で何か言うので、「ごめんね、スペイン語は話せないの」と言っても、相手もスペイン語しか話せないわけで、相変わらずスペイン語で答えられる(^^;)。とりあえず、名前だけ聞いておく、なんてこともあった。三女ちゃんの友達だったらしい。建物の鍵、階段の途中にあるドアの鍵、家の鍵、部屋の鍵、と4つの鍵を渡されて出入り自由。建物が古いので鍵がうまくあわなくて困っていたら、通りがかりの女性が「ああ、○○のところに泊まってるのね、私は△△よ。」と言って、建物のドアの鍵を開けてくれたり。ホテル滞在にはない楽しさがある(^^)。

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

じゃりんこさん、「苺とチョコレート」の一場面を思い出しました。 マレコン通りの名前は「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」で焼きついています。

cucって、やはりちょっと前のミャンマーなんかと同じ感じですね。 1992年のソ連崩壊前は交換レートが3種類あって、その上に闇レートがあってですから、まあ考え方は同じかも知れません。 いまは知りませんが、ルーマニアやブルガリアもホテルは外国人価格が別でしたし、アフリカでは国立公園や文化財の入場料が外国人には10倍くらいになったりします。 それもフェア・トレードの一形態とも言えますが…。

投稿: axbxcx | 2007.08.25 07:31

axbxcx さん、

「苺とチョコレート」はみんな知ってる名作、という感じでした。残念ながら "Lista de espera" はついに見つけられませんでした。

私はミャンマーの制度を知りませんが、レートが違うだけで貨幣は共通なんでしょうか。キューバの場合、貨幣も違っています。でもって観光客の使うcuc もキューバ人の使うキューバンペソもどちらもペソと呼ばれますし、どちらも$で表記されていたりするのでとてもややこしい。
たとえば街中で売られているアイスクリームが1$で、これはキューバンペソなんですが、私達の感覚からすると、ソフトクリームひとつ1$ならまったく妥当な金額ですよね。1$=24ペソくらいなので、アイスクリームひとつは5円くらいなわけです。私が20ペソ紙幣で支払うとおつりをくれましたが、なんだか申し訳ないような気分になりました。おっしゃるように、この価格の差もフェアトレードという気はします。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.25 08:26

じゃりんこさん、ミャンマーの兌換券は中国にあった人民兌換券と同じで、1ドルは1ドル相当の特別の券でした。 昔は200ドル分強制的に交換されましたが、その制度はもうなくなりました。 まあ、それもグローバライゼーションの一形態でしょうね。

アフリカの場合、100ドル紙幣と小額紙幣では交換レートが違うことがありますし、同じ100ドル紙幣でも古くなるとレートが下がりかつ両替が難しくなることがあるので、できるだけ新しい100ドル札を持って行った方がベターです。

10年前になりますがメキシコのマキラドーラ(保税加工区)の調査をしたとき、賃金・法令による最低賃金があまりに安いのに驚いたことがあります。 メキシコでも米国との国境地帯の方が豊かだというのはまったくの思い込みでした。 米国との間は本当に絶壁で、テキサス側の主婦は日用品を買い出しに来る、若者は週末になるとディスコに来る、ところが逆方向はシャットアウトというのが実態でした。 3K産業(そしていまや死語ですが)ばかりテキサスから来ているのです。 実はそれがいわゆるグローバライゼーションに疑問を持ち始めたきっかけでした。

少し前に言及されていたと思いますが、給与体系も旧ソ連と似ていますね。 炭鉱労働者の給料が一番高くて、医師や教員は安い…。 どうせなら全部同じ方が理解しやすいような気はしますが…。

投稿: axbxcx | 2007.08.25 09:04

axbxcx さん、

アメリカとメキシコの国境あたりのことは、映画「バベル」を見て、ああ、こんな感じなのかな、と思いました。アメリカからメキシコ側へ行くのは簡単ですが、メキシコ側からアメリカへ帰ろうとしたときの検問所で...。
輸出加工区の実態が現地の人にとってひどいものらしい、というのも聞いたことがあります。

キューバの給料については、完璧に平等というわけでなく、先生や医者、あるいは葉巻の作業など、技術や知識が必要とされるものについては若干高給なんだそうです。でも、若干、であってそれほど差はないそうですが。

投稿: じゃりんこ | 2007.08.25 11:54

じゃりんこさん、キューバの医科大学に世界中から留学生が集まっているというのをつい最近テレビで観ました。 そういう人たちがちゃんと社会に返してくれることを祈るのみです。

メキシコのマキラドーラの話、一方通行ということもありますが、その絶壁の高さはショックでした。 途上国というのは遠い国の話だと思っていたら、つい目の前にある、最近では日本でもそれが同じ町の中にあるという感じになって来ましたが…。

投稿: axbxcx | 2007.08.25 12:12

axbxcx さん、

キューバの医療水準は高く、マイケル・ムーアの新作「シッコ」でもその話が出てくるようですね。革命博物館でも、「キューバは医療スタッフを世界に派遣して貢献している」みたいな宣伝がされていました。

マキラドーラの絶壁って、文字通りそのものがあるわけなんですね。実際にそれを目にしたらやはりショックでしょうね...

投稿: じゃりんこ | 2007.08.25 12:21

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