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本「世界の日本人ジョーク集」by 早坂隆

どこの国の人も自分たちが世界からどんなふうに見られているのかに興味があるのだろうか。日本人はとりわけそういう関心が強いような気がする。ってまあ、私がそうだっていうことかな(^^;)。

4121502027世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)
早坂 隆
中央公論新社 2006-01

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この本で扱われているのは、電球ジョーク(電球を取り替えるのに何人の○○人が必要か)などのように、よく耳にするエスニックジョークも結構あって、いちいち出典が明記されていないので、著者がどこでこのジョークを仕入れたのかがわからないのがちょっと残念だったけど、世界の人々の日本人観が垣間見られて興味深かった。著者はルーマニアに2年間ほど住んでいて、東欧や中東にも何度か行かれているようで、ジョークの合間に自分の体験に基づいたコラムを書いておられるのがおもしろい。ルーマニアの話を日本で聞くことはほとんどないから、へぇ、ルーマニアの人も日本のことを知っているんだ、と新鮮な感じがした。

たとえば、ルーマニアでは2002年くらいまでマンホールで暮らしている子どもが多くいたそうだ。そんな子どもたちのなかで一人の男の子が寝床に敷いてあったダンボールを見せてくれた。そこにはSONYの文字が。「どうだい、僕のベッドはSONY製さ。凄いだろう。」...日本=ハイテクの国、というイメージはあるらしい。(p.51)

なるほど、と思ったジョークをひとつ。

各国の政治家が集まって「どうしたら日本の怒らせることができるか」について話しあった。
中国:わが国は潜水艦で日本の領海を侵犯した。それでも日本人は潜水艦を攻撃してこなかった。
韓国:わが国は竹島を占領した。それでも日本は攻撃してこない。
ロシア:わが国は長きのわたって北方の島々を占拠している。それでも日本は攻撃してこない。
これらの話をだまって聞いていた北朝鮮の政治家が笑いながら言った。
北朝鮮:そんなこと簡単ですよ。我々が核兵器を日本に使いましょう。そうすれば、さすがの日本も怒るでしょう。
すると、アメリカの政治家が首を横に振りながら一言。

「無駄だね。それ、もうやったもの。」(p.187)

でも、抗議はしているのだから、怒っていないわけじゃない。怒ったらすぐに攻撃する、なんてことはしない、一番大人の対応とはいえるのだと思う(^^)。このジョーク、どこで仕入れたのかは知りたい。なんとなく日本で作られたような気がするんだけど...。

ほかには、

国際政治において有能な議長とはどういう者か。
それは(  )人を黙らせ、日本人を喋らせる者である。(p.117)

さて、そんなにおしゃべりなのは何人でしょう。私は「へぇ、そうなのか」という印象でした。

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