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本「おむつはずし1週間」by 末松たか子

副題が「無理がなく失敗しないステップ方式」なんだけど、これを読めばおむつが1週間ではずれる、というわけではないし、「失敗」(って何なのかよくわからないけど)しないわけではないと思うから、若干誇大広告ぎみかな。でも、子どもの体の準備が整っていないと始めても無理で、どんなときが始め時か、などの説明はある程度説得力があると思う。

一番、なるほどと思ったのは、「育児書には『失敗してもしかってはいけません』と書かれているが、本当にそうか」(p.76) という部分。おむつはずしを始めてしばらくは母親も慎重にやさしく接しているが、なんといってこの時期の子どもはややこしい。おむつはずしだけでなく、いろんな場面で母親を悩ませ、そうこうしているうちに続けざまにおしっこを失敗。そこで母親は「しかっちゃいけない」とがまんを重ねるが、心の中は怒りでいっぱい。しかりはしなくても、怒りをおさえての不自然な対応となり、子どもは敏感にそれを感じ取ってしまうのだ。時にはしかることがあってもいいのではないか。怒ってしまったらあやまればいいのではないか。どうもうまくいかないときはおむつはずしをお休みすればいいのではないか...

トイレトレーニングは、実際かなり微妙な(うまい言葉が思いつかない(^^;))問題だ。
うちの2歳児クラスは、部屋の中に子ども用のトイレがあるが、1歳児クラスから2歳児クラスに来たばかりの子どもにとって、そこは興味津々の場所。やってきては、トイレットペーパーを引っ張り出したり、トイレを流したりしている。大きい子がトイレを使っているのも興味深いようで、「トイレに座ってみる?」というと、たいてい喜んで座る。ただ、それでスムーズにおしっこやうんちができるようになるか、というと、それはまた別の話。トイレはおしっこやうんちをする場所だ、ということがわかっても、2歳の子どもにとって、自分でそれをコントロールするのは簡単ではない。

お昼寝から起きておむつがぬれていないと、トイレに座らせてみる。で、うまくいくこともある。が、本人はがんばっているのに、おしっこがでないこともある。お昼ごはんのときに水分をとって、お昼寝前もぬれてなくて、2時間も寝た後まだぬれていなかったら、おしっこが出そうなものだけど、出ないものは出ないのだ。で、あきらめておむつをつけると、しばらくするとおしっこが出ている。そんなことが続くと、子どもだってトイレに行くのがいやになってしまう。3歳を過ぎても自分でコントロールできないと、実は本人も結構あせりを感じていると思う。「大きい子のクラスに行くためにはおむつではなく、パンツをはいていなくちゃいけない」ということはわかっていて、そうしたいと思っているのにできない...。あるいは、トイレでおしっこをすることはできるのだけど、たまった感じがわからなくて自分からはなかなか行けなかったり。保育者や母親が、時間ごとに声をかけても、楽しいことを中断してまでトイレになんて行きたくない。この本では、「保育園では子どもは素直に行くようです」と書いてあったけど、実はそうでもない(--;)。

まあ、でも、できたときの喜びはまた格別だ。3歳を過ぎていて、おしっこが出るはずの状況でなかなかすることのできなかった男の子が、ある日トイレで、突然、おしっこが出てきて、本人もびっくり。「トイレでおしっこした」と大喜びで、その子は、その後わりとスムーズにおむつはずしをすることができた。

1週間(以内)でスムーズにおむつがはずれたらそれは本当にラッキー。子どもの体が十分準備できていて、親と子どもの気持ちが一致していたら可能だとは思う。親としては早くはずれてほしいものだけど、やっぱりあせらないことが一番かなぁ。

4391120283おむつはずし1週間―無理がなく失敗しない『ステップ方式』
末松 たか子
主婦と生活社 1997-05

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