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映画「君のためなら千回でも」The Kite Runner

好きな作品だった。
1970年代のアフガニスタン。凧揚げ合戦に興じる男の子たち。他の凧の糸を自分の凧糸で切って落とし、どれだけの凧を落としたのかを競う。大空に凧が舞い、空からの町並みが映し出され、遠景には山々が見える。なんとも美しいシーンで、アフガニスタンにこんな平和な時代があったんだ、と思う。

アミールとハッサンも凧揚げの好きな男の子だ。アミールは裕福なパシュトゥーン人の子で、ハッサンはその家庭に雇われているハザラ人の召使の子だが、ふたりは兄弟のように仲良く育っていた。とはいってもやはり対等の関係ではなく、主従の関係がある。だが、ハッサンは卑屈になることはない。ハッサンは凧揚げがうまく、そのほかにも優れた能力を発揮していた。アミールは彼に一目おいているところがあるし、また少しねたましく思っていたかもしれない...

79年、ソ連がアフガニスタンに侵攻し、アミールと父は結局アメリカへ亡命する。年月が流れ、アメリカの大学を卒業して、夢だった作家への道を歩み始めたアミールのもとに、幼い頃世話になった父の友人から電話が入る。故郷に帰ってこい、と言う...

ソ連侵攻とタリバンの支配で、すっかり荒廃してしまったアフガニスタンの町。そんな歴史の流れを知ることができるのも興味深いし、何よりも、登場人物それぞれの心模様がよく描かれていると思う。

(以下ネタバレ)

ハッサン役の男の子が新しい凧を手にニコニコしているのを見てこちらもうれしくなった。最後、大人のアミールが、ハッサンの息子にあの言葉を投げかけて、笑顔で駆けていく姿にもじーんとした。帰ってから調べたら、監督は「主人公は僕だった」のマーク・フォースター。「ネバーランド」も見てみようと思う。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

実は今、原作を読んでいる途中です。

まだ上巻の最初のほうですが、この先どんな展開になっていくか楽しみ(^^)。

投稿: Kanani | 2008.02.11 08:50

Kanani さん、

原作はアメリカで300万部を超える大ベストセラーになったそうですね。Kanani さんもその評判を聞いて読もうと思われたのでしょうか。映画は原作にかなり忠実に作られているようで、監督や製作者は、わからないことがあるとその度に作者に尋ね、自分の知らない文化に敬意を払うことを心がけたそうです。最近、小説を読むことがほとんどないんですけど、これはおもしろそうですね(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2008.02.11 19:55

今日夫婦50割で観て来ました。 The Kite Runnerの原作も注文したのですが、映画が先になりました。

よくできていると思いますが、逆に言えば作り過ぎという感じもしました。 いかにもハリウッド映画(きっと原作がそうなのだろうとは思いますが)と言うか…。

アフガニスタンにいる人たちが観たら抵抗あるだろうなあと思ったら、上映禁止になったんですね。 ネタバレになりますが、石打ちの刑のシーンは必要だったのかどうか…。 また性的暴行については、ストーリー上必要だったと思いますし、悪い奴だと割り切ればよいのでしょうが、それでもやはり…。 何しろ父にも子にも暴行するという設定ですから…。 いずれにせよ、米国が100%素晴しくて、タリバンは100%邪悪だというのであれば、話は簡単ですが…。

「君のためなら千回でも」と言うところでは、バングラデシュでお世話になった青年の言い回しを思い出しました。 「あなたのことはこの命を掛けて守る」 本当にそこまでやってくれると感じました。

投稿: axbxcx | 2008.03.01 00:28

axbxcx さん、

うーん、ハリウッド的ですか。言葉も英語でなく、ちゃんと現地の言葉を使っているし、そんなにハリウッドハリウッドという感じではないと思いましたが。

アフガニスタンで上映禁止になったのは、民族対立を助長する可能性がある、という理由ですよね。駐日アフガニスタン大使の方のコメントを読むと、この映画には共感されたようですが、「民族差別については経験したことがない、友人のうちの誰がどの民族なのか、などとは考えたことがない」と言っておられます。

http://eiga.com/official/kimisen/

原作者もアフガニスタンの方ですし、アフガニスタンの方がこの映画を見て不快感を感じられるのかどうか、私にはわかりません。映画「アフガン零年」を見たときに、タリバンはかなりひどいことをやったんだなぁという印象を持ったので、石打ちの刑の場面も特に違和感はありませんでした。

>「あなたのことはこの命を掛けて守る」 本当にそこまでやってくれると感じました。

本当にそんな人はいるんですね(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.01 07:03

ハリウッド的と書いたのは「ドラマタイゼーション」の仕方です。 いくつか「衝撃的」なシーンがありますが、それが目についたと言うか。

またハリウッド的というのが当たっていないとすれば、米国的と書けばよいのかも知れません。 前のコメントにも書きましたが、「米国が100%素晴しくて、タリバンは100%邪悪だ」という価値観をあそこまで出されると…、というのが正直なところです。

原作者はアフガニスタンの元外交官の息子ですから、その価値観が出ているのは当然ですが、いかにも外部の価値観(たとえアフガン人でも米国という外部から観た)で撮った感じがしたのです。

異文化の描き方は難しいですが、妻とは「迷子の警察音楽隊」とかスサンネ・ビア監督の「ある愛の風景」と共通する違和感があるねと話していました。 「ナイロビの蜂」なんかもそうなのですが、主人公に共感できない部分が残るのです。

この映画に出演したカブールの4人の子どもたちは、暴行される恐れがあるため、去年の12月に米国に移住することを「余儀なくされた」そうですが、それが彼らの望むところであり、彼らがハッピーなのかどうか、関心があります。

http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2337400/2527362

人によって感じ方は様々と思いますが、私の場合は異文化の捉え方あるいは価値観の多様性ということに極めて敏感なために、そういうことが気になるということでしょう。

投稿: axbxcx | 2008.03.01 08:37

蛇足です。 お父さんの役はアッバス・キアロスタミ監督の「桜桃の味」の主役(ホマユン・エルシャディという俳優だそうです)、その親友の役は「クラッシュ」の店主役でしたね。

映画を観ている間は何度も涙が出ました。 ですからこそ「よくできている」いや「できすぎている」と思ったのですが…。

投稿: axbxcx | 2008.03.01 08:46

axbxcx さん、

実際、外部の価値観で描かれた作品なのでしょうから、おっしゃるとおりなのだと思います。アメリカが100パーセントいい、という描き方になっていたとは思いませんが。タリバンにもいいところはあったのかもしれません。ただ、苦しめられた人が多かったのは事実なんだろうなぁとは思っています。自分で確かめたわけではないですが...

お父さん役と親友役の人はそうでしたか。気付きませんでした。

昨日、DVDで「21グラム」を見ました。エンドクレジットで監督のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥという名前を見て聞いたことのある人だなぁと思ったら、「アモーレス・ペロス」とか「バベル」の監督なんですね。なるほど、と思いました。あんなふうに時間の流れに沿わないつくりが好きというのではないのですが、作品はおもしろかったです。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.01 09:47

アフガニスタンにいる人が観るという点で一番引っ掛かったのは、子どもに対する性的暴行のところです。 例えタリバンではないにせよ、モスレムの国ですから。

また「君のためなら千回でも」という言い回しについて触れたのは、我々が言えばとんでもなく大袈裟な感じがすることも、かなり普通に言うのではないかと思ったからです。 だから軽いという意味ではなく、一つ一つのことにそれだけの決意を持って臨む文化なのだろうと…。

またタリバン(神学生)は過去形ではないと思います。 愛読している田中宇の国際ニュース解説によれば、タリバンがまた政権を取る日が来るかも知れません。 もし100%邪悪だったら、そんな可能性はゼロでしょうが…。

http://tanakanews.com/080108pakistan.htm

「21グラム」は観ていません。 「アモーレス・ペロス」は結構好きな映画でしたが、感覚的にはちょっと…というところがあります。 我が家の好みは圧倒的にヨーロッパの映画(特に最近のフランス映画、北欧の映画)で、ハリウッド映画の得意な派手なドラマタイゼーションには、どうもついていけなくなっているのです。 インディーズ系は好きですが…。

いまちょうどアマゾンからThe Kite RunnerとThe Diving Bell and the Butterflyが着きました。 他の本と一緒に注文したので遅くなったのです。 Stephen KingのBlazeが終わったら読み始めます。

投稿: axbxcx | 2008.03.01 10:19

axbxcx さん、

性的暴行の場面、私は後でパンフレットを読むまで、何が行われていたのかわかりませんでした。暴行を受けたのだろうな、とは思いましたが。イスラム教ではそのようなことが行われた場合、加害者も被害者も白い目で見られることになるのでしょうか。イスラム教のことがよくわかっていなくて...(--;)

リンク先のページ、ざっと読みました。タリバンがまた支配権を握る可能性があるとすれば、諸外国の力関係とか政治的思惑によってであって、人々の支持を受けているのかどうかはわかりませんでした。ただ、別の話ですが、911事件はアメリカ当局がテロを黙認しなかった限り起きなかった事件である、という認識はもう結構あるんだなぁと思いました。

「アモーレス・ペロス」はおもしろいとは思いましたが、好きな映画というわけではありません。感覚的にというか、ついていけないものがありました。「21グラム」は「アモーレス・ペロス」よりは登場人物たちの気持ちに寄り添える感じがしました。ストーリーがよくできていて、人生の不条理さを感じさせるというか...。でも、舞台がアメリカになってハリウッド的ということになるかもしれませんから、axbxcx さん好みではないかもしれません。

ハリウッド製作のエンターテインメントって結構私は好きなんだと思います。北欧の映画とかはピンとこない場合があります。言葉がわからないせいもあるのでしょうが。「太陽に恋して」は好きな映画でした(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.01 20:23

じゃりんこさん、こんにちわ。 要するに私が過敏なのだろうと思います。 職業柄と言うか、性格と言うか…。 ただYouTubeを見ていたら、性的暴行の場面はcorrectではない、アフガニスタンで上映されなくてよかったという書き込みがあるのに気づきました。 デンマーク在住のアフガニスタンの15歳の少年の書き込みのようでした。

あの場面、描き方としては良質だったと思います。 ただじゃりんこさんが気づかれなかったくらいであれば、わざわざ入れる必要はなかったのかも知れません。 さらに、暴行した少年がタリバンのリーダーになり、被害者の息子をまた暴行するというようなプロットとなると「過剰」だったという気がしてならないのです。 本の場合はそういう「詳細」があちこちにあるので気にならないのですが、映画の場合はそれが強調されてしまいますから、怖いと思いました。 映画館の中では涙が止まらないのですが、映画館を出て冷静に考えると…、という感じです。 映画館の中では五つ星なのですが、出ると三つ星になってしまう…。

実は一番違和感を感じたのは二人の関係かも知れません。 私は「兄弟のよう」とはまったく感じませんでした。 単に主人と従僕の関係に見えたからです。 それが最後に変わったとは信じたいですが…。

本では最初からpashtonのhazaraに対する弾圧・虐殺の歴史に触れていました。 pashtonはスンニー派、hazaraはシーア派で、hazaraの人たちは中国の人たちのような容貌だという記述もありました。

タリバンについてですが、昨日のCNNに興味深い記事が出ました。 アフガン政府が支配しているのは国土の30%、次はタリバンの11%だと言うのです。 米国のマコネル国家情報長官の言葉です。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200803010015.html

昨日はOnce(ダブリンの街角で)というアイルランド映画を観て来ました。 ちょっとデンマークのドグマ映画を思わせる、ほのぼのとした映画でした。 ネットを見ていたら、前半眠くなったというようなコメントもありましたから、じゃりんこさん向きではないかも知れませんが、好きな映画でした。 主題歌がアカデミー賞と言うのも頷けます。

http://jp.youtube.com/watch?v=CoSL_qayMCc

投稿: axbxcx | 2008.03.02 10:51

axbxcx さん、

>さらに、暴行した少年がタリバンのリーダーになり、被害者の息子をまた暴行するというようなプロットとなると「過剰」だった

確かにそうかもしれません。ちょっとできすぎですね。

>映画館の中では五つ星なのですが、出ると三つ星

なるほど。私は映画館の興奮をひきずったまま、冷静になりませんから...(^^;)

子ども時代のふたりは確かに主従関係ですよね。アミールはハッサンを守ってやろうとしないし、友達としての態度ではありません。ただ、それが後悔として残っていたのだろうとは思います。だから大人になって彼がとった行動には違和感はありません。

「once ダブリンの街角で」はどこかの映画館で予告編を見て結構見てみたくはなったのですが...DVDが出たら見てみます。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.02 11:19

じゃりんこさん、三つ星は十分以上に合格ですので、念のため。 私がダメダメを付けるのは去年なら「ブラックブック」、一昨年なら「ミュンヘン」のような映画だけです。 もっとも評判にもならないような映画は観に行きませんが…。

いまThe Kite Runner読んでますけれど、さすがに面白いですね。「詳細」の一つ一つが実に興味深いです。 お父さんとアリも同じように一緒に育ったとか、映画がペルシア語に吹き替えられているせいでジョン・ウェインもチャールズ・ブロンソンもイラン人だと思っていたとか、お父さんがアミールのことをどう言っているかを盗み聞きするところとか…。

ということは私の感覚と合わないところがあるとすればやはり脚本なんでしょうね。

投稿: axbxcx | 2008.03.03 00:30

axbxcx さん、

「ブラックブック」は結構おもしろいと思いましたけど(^^;)...

あの映画はペルシャ語だったんですか。字幕ついていましたっけ...アフガニスタンの人たち、みんなペルシャ語はわかるんですかね。

パンフレットを読むと、脚本を作るときには、原作者の意向を伺いながら慎重にやったそうですが...性的暴行を行った少年がタリバンになったりするくだりが原作になかったのだとすれば、脚色が過ぎるということになりますね。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.03 05:51

じゃりんこさん、「性的暴行を行った少年がタリバンになったりするくだりが原作になかった」と書いたつもりはまったくありません。 まだそこまで読み進んでませんけれど、あったと思って書きました。 問題は「詳細」の中の一つのエピソードなのか、それがドーンと中心に来てしまう(私の言う「過剰なドラマタイゼーション」)かということだけです。

「ブラックブック」、絶賛する方も多いですね。 もう好みの問題、そして監督の個性としか言いようがないですが、私に言わせればエログロです。 それなら重いテーマをわざわざ舞台装置として使う必要はないんで、娯楽作品として作ればよいという感じです。 ちなみにこの映画を新宿で観たとき、年配の白人の男性が途中で出て行きました。 勘違いかも知れませんが、私と同じ感想を持たれたからではないかと想像しました。

自分の好みがハッキリしているので、投票とかにはあまり興味がないのですが、2007年の映画の中で気に入ったものを5本あげるとすれば、「善き人のためのソナタ」「サンジャックへの道」「愛されるために、ここにいる」「僕のいなかった場所」「ボルベール」辺りだろうと思います。 「やわらかい手」もよかったと思いますが、観たのが今年でした。 そしてドキュメンタリーで「ひめゆり」。

2006年は「リトル・ミス・サンシャイン」「イカとクジラ」「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」「Dearフランキー」「サイドウェイ」、あと「ある子供」「海を飛ぶ夢」「ヒトラー 最期の12日間」「グエムル -ハンガン漢江の怪物-」辺り。 「父親たちの星条旗」「カポーティー」もよくできていましたが、私は原作の勝ちだと思いました。 ということで、インディーズはあっても、ハリウッド映画はあまりないんです。

昨日はDVDでフィンランドのアキ・カウリスマキ監督の「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」を観ました。 よくできているとは言い難いのですが、やはり才気を感じます。 どこかで見た顔だと思ったら、ジム・ジャームッシュ監督が出演していました。

投稿: axbxcx | 2008.03.03 10:13

補足です。 ペルシア語と書いたのは原作では「Farsi、アルファベット標記ではParsi、現代ペルシア語」のつもりでした。 イランとタジキスタン(ただしタジク語と呼ばれる)で公用語、アフガニスタン(特に西部、ダリー語と呼ばれる)でも公用語の一つだそうです。

投稿: axbxcx | 2008.03.03 10:28

axbxcx さん、

ハリウッドの映画はやはり観客を楽しませるために作られているのでそれなりにおもしろいです。ただ、もし私が都心に住んでいたなら、ハリウッド映画よりもミニシアター系の映画をもっと見に行っていただろうな、とは思います。近所のシネコンでやるのはやはりメジャーなものがほとんどなので、週末の夜に映画となると、メジャーなものから選択することになり...

「白バラの祈り」は私もとても好きな作品でした。「サイドウェイ」も好きですが、一昨年ではなく、もっと前に見たと思います。「イカとクジラ」は理解不能でした(^^;)...

昨日はDVDで「ルワンダの涙」を見ました。良い映画だと思いましたが、冷静になって考えると(^^;)、ルワンダ人同士で殺し合いをしていたのがどの程度本当のことだったのか、もっと知らないといけないのかもしれません。

アフガニスタンではペルシャ語も公用語のひとつなんですね。地続きで外国と隣り合っている国では、結構他の国の言葉がわかったりする場合があるのですね。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.03 17:21

遅レスです。 都心に近い(今日も新宿から1時間掛けて歩いて帰りましたし、先週は下高井戸から歩いて帰りましたが…)というよりも、日本にいるときは(特にほとんど失業中なので)暇なだけですが…。(^^; 今日観たのはスイス映画「僕のピアノコンチェルト(Vitus)」ですが、まあまあというところでしょうか。

で、ようやくThe Kite Runnerを読み終わりました。 まず第一にKite Runnerって凧を揚げる子どものことかと思っていたら、負けて落ちた凧を走って取って来る子どものことだったんですね。

【以下ネタバレです】

映画と原作で一番違うと思ったのは最後の凧揚げに至る50ページでした。 米国大使館の対応、Sohrabの自殺未遂、宗教フリーだったAmirが祈るようになること、Sohrabが1年間口を利かなかったことなどが映画ではカットされていました。

あと全体の流れで言えば、BabaとAliも仲良く育っていたこと(とAmir・Hassanとの関係の二重性)、BabaにとってAmirがフォーマルな意味での息子ならHassanはインフォーマルな意味での息子というような親子関係の表と裏(さらにそれぞれの母親との関係)という二重性が原作ではよくわかるのに対して、映画はAmirとHassanの関係に絞って表現しているという感じがしました。

もう一つ、"For you a thousand times over"ですが、最初と最後だけではなく、もう一度出て来ました。 Amirが「もう一つ頼みたいことがあるんだけれど」と言ったときの運転手Farid(アフガンに行った人です)の答えがそうでした。

最近、DVDを何枚か買い込みました。 下の娘が"Eraserhead"を気に入って、「こんなスゴイ映画、観たことがない」と言っていたからです。 私が若い頃に感動したDavid Lynchの初期作、Jim Jarmuschの初期作、Coen兄弟の初期作のセット。 これにWim Wenders監督を加えれば、私の青春そのもの?ですが、Wendersも"Paris, Texas""Buena Vista Social Club""Lisbon Story"は持っていますので…。

投稿: axbxcx | 2008.03.08 17:10

axbxcx さん、

ウォーキングで体重や体脂肪率がずいぶん改善されるのですね(^^)。食事も改善されたとのことでしたが。

今日は、渋谷のユーロスペースで「ファーストフードネイション」を見て、そのあと恵比寿ガーデンシネマで「ダージリン急行」を見ました。そういう場合、一駅でもいつもは電車に乗るのですが、今日は山手線に沿って歩いてみました。歩くのは楽しいですね(^^)。ネパール料理屋さんを見つけて入ったり、町並みの変化を感じたり。

ソーラブに関してそんなエピソードがあったとは...。まあ、映画の場合、2時間程度におさめなければならない、という制約があるでしょうから、どうしても何かをカットしなければならないのでしょうね。

「イレイザーヘッド」は見ていませんが、私はたぶん好きじゃないだろうなと思います(^^;)。おじょうさんと映画の話ができるのはいいですね(^^)。
「ミッシング」、政治的背景などちょっとわかりにくいところはありましたが、おもしろかったです。私はやっぱりジャック・レモン、好きです(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.08 20:10

じゃりんこさん、「ダージリン急行」が今日からなのは意識していました。 次に行くのはこれだと思います。 実はThe Royal TenenbaumsはDVD持ってます。 ちょっと妙なコメディーって好きなんです。 いま調べたら、監督のウェス・アンダーソンは「イカとクジラ」のプロデュースをしていたんですね。

「ミッシング」の背景ですが、コスタ・ガブラスはずっとストレートな映画撮ってましたから…。 その「ミッシング」の背景が「ぜんぶ、フィデルのせい」の背景でもある訳ですが…。

ジャック・レモンもシシー・スペイセクも素晴しかったと思います。 ジャック・レモンは「チャイナ・シンドローム」と「ミッシング」の両方でカンヌの主演男優賞を取っていたんですね。 ちなみに「チャイナ・シンドローム」で私が気になったのは彼の演技ではなく、彼の役柄ですので念のため。

投稿: axbxcx | 2008.03.08 22:38

axbxcx さん、

「ダージリン急行」、電車だし、インドだし、と、とても楽しみにしていたんですが、期待が大きすぎたのかいまいちのれないものを感じてしまいました。でも、axbxcx さんは気に入られるかもしれません(^^)。
「ロイヤル・テネンバウムス」は見ていません(^^;)。

ジャック・レモンの作品をみんな見たわけではありませんが、「おかしな二人」も好きな作品でした(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2008.03.08 23:42

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