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花粉症の症状を軽くするために

「肉をやめる」というのが我が家では有効です。

夫はかなりひどい花粉症で、春が近づくと、夫のものは外に干せないし、私たちの布団もちょっと干せないし...という感じでした。が、どこから情報を仕入れたのか、とにかく肉をやめる生活を続けて、症状が劇的に改善し、みんなで花見に行くこともできるようになりました。「今年の桜はきれいだなぁ」と言っていたのを思い出します。

我が家では、花粉症の症状を持っていたのは夫だけだったのですが、今年になって、長女が「もしや?」という症状を呈しました。透明の鼻水が出て止まらず、風邪かな、とは思ったものの、熱もないし、のども痛くない。それでとりあえず肉をやめてみたら、やはり症状がおさまりました。で、「つい昼に肉まんを食べたら、ずるずるになった」なんて言っていたので、やっぱり花粉症なのかな、と思い、このところ3週間ほど我が家は抑肉生活です。禁肉生活にまでならないのは、そんなことを考えないで生協の注文をしてしまっていたので、冷凍室に結構肉もあるからです。肉を使ったメニューを作った場合は、長女だけ肉を食べない、という感じにしています。我が家は玄米なので、肉を食べなくても特にたんぱく質不足を心配しなくていいと思っています。でも肉料理をしたのは2回くらいかな。肉がなくても、卵、乳製品、魚類、大豆製品などは使えるので、案外いろいろなものが食べられます。

どうして肉をやめると花粉症の症状が改善するのかはよくわかりません(^^;)。飼料に含まれる抗生物質とかが問題なのかな、と思ったけど、生協の肉だし、そんなことはないかな、という気はします。花粉症はアレルギー反応だから、抗原となる花粉と抗体である肉のたんぱく質が反応しやすいのか...。まあ、とにかく症状は改善されるので、花粉症の季節が終わるまでは肉を控えた生活を続けるつもりです。これは誰にでもあてはまるわけではないかもしれないけど、花粉症でつらい思いをしている人はちょっと肉をやめてみるといいかもしれません。3日ほどやめてみて症状が改善しなかったらまた別の方法を試せばいい...のかな...?

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絵本「いたずらかいじゅうビリー!」 by パット・ハッチンス

パット・ハッチンスの絵本は、うちの保育園でもいくつか見かけたことがあるけど、この本は知らなかった。

赤ちゃんかいじゅうのビリーは、おねえちゃんのヘイゼルがやることをなんでも真似したがるんだけど、やることといったら、ぐちゃぐちゃにすることばかり。でも、ヘイゼルは妙案を思いついて...(^^)。

うちのクラスの子たちは、どっちかというとビリーに近いような気もするけど、おねえちゃんの気持ちがわかる部分もあり、なかなか楽しめる。ビリーがなんでもぐちゃぐちゃにしてしまうのが、「こんなことしちゃいけない」ってわかりつつも、自分もやっていることだったりするので、話に惹きつけられるようだ(^^)。

原題は "Silly Billy"。 もう増刷はされていないようで、amazon.com でも古本でしか買えない。日本語訳のほうはまだ少し在庫があるようだ。楽しい本なのに、もう増刷されなくなるということは結構ある。図書館でどうぞ(^^)。

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パット ハッチンス Pat Hutchins

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どうして?

お昼のメニューはハムとチーズのサンドイッチ。ハムとチーズだけさっさと食べたTは「お肉ちょうだい」("I want meat.")と、もうひとつサンドイッチを取ろうとする。「パンも食べなさい」と言ったら、"Why?" と来た(^^)。

じゃりんこ:そのほうがあなたの体のためにいいからよ。
T:どうして?
じゃ:パンはね、エネルギーになるの。お肉だけだと、またすぐおなかがすいちゃうけど、パンを食べると元気いっぱいになってたくさん遊べるんだよ。

Tは全然納得した様子ではなかったけど、隣に座っていたMがサンドイッチを全部食べたので、もうひとつあげて、「ほら、Mは全部食べたから、またもうひとつもらえるの。」と言うと、仕方なく、パンも食べ始めた(^^;)。

親や保育者に言われたからなんでもそのとおりにするのじゃなく、やみくもになんでもノーを言うのでもなく、納得できないことは「どうして?」って訊く。2歳って楽しい(^^)。

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映画「パレスチナ1948 NAKBA」

フォトジャーナリストの広河隆一さんが40年間撮りためたパレスチナに関する膨大な映像や写真を2時間あまりの映画作品に仕上げたもの。「ナクバ」とは1948年にイスラエルが誕生して70万人ものパレスチナ難民が発生した、この出来事をさし、「大惨事」という意味らしい。公開初日の今日は、1回目の上映終了後と2回目の上映前に監督の舞台挨拶があるということで、私は2回目の上映を見てきた。

広河さんは40年前、イスラエルのキブツに関心を持ち、そこでボランティアとして働いていたのだそうだ。ある日、畑のはずれに白い瓦礫を見て、それが何かをキブツの仲間に尋ねたところ、みんなどうも歯切れが悪く、答えをはぐらかされる。やがてそれがイスラエルによって奪われたパレスチナの村だと知って衝撃を受けた広河さんは、その村の人たちがどこへ行ったのかを知ろうとし、かの地で起こっていることを記録して人々に伝えようとするようになった。

Blogparts_01_2広河さんの語り口調はおだやかで、激しいところはない。でも、自分が疑問に思ったことを放っておかずに追求し続けてこられた。イスラエルが、消し去ろう、隠そうとしていることを掘り起こし、私たちに示された。映画の中で、何度か、音もなく写真が大写しになる場面が出てくるけれど、一枚の写真が何と多くを語ることか。公式サイトでブログパーツがいくつか提供されていたなかに私の惹きつけられた写真があったので貼っておきます。道路を封鎖するイスラエル軍に対して抗議デモを行う人々の写真。凜とした態度でピースサインを出す女性と、自分のしていることに自信がもてなさそうなイスラエルの兵士の表情...。  

キファーという女性の笑顔の写真と、彼女が抵抗運動に身を投じて銃を持ったときの険しい表情の写真も印象的だった。彼女のことは、その後も長いこと追いかけられている。

この映画は、広河さんが膨大な映像や写真を持っていることを知った森沢典子さんが、ぜひ公開を、ということで「一コマサポーターズ」をたちあげ、一般の人たちから資金を募って6年近くをかけて完成された。広河さんにしても、森沢さんにしても、自分がやるべきと感じたことをすっと(紆余曲折はあったのかもしれないけど)行動に移してやりとげられた、というところがすごいというか、うらやましいと思う。

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罵り言葉(英語)

昨日は雨で外遊びができず、十分に動き回れなかった子どもたちはなかなかスムーズにお昼寝することができなかった。それでもなんとかほとんどの子どもたちは眠りにつき、最後に残ったのがCだった。眠くないのに無理やり寝かされるのがいやで、Cが発した言葉が "douche"。私は彼が何と言ったのか全然わからなかったのだけど、もうひとりの保育者Kが顔色を変えて「そんな言葉を使ってはだめよ」と諭した。どういう意味なのか尋ねると、言いにくそうにしながら、bitch と同じような意味だという。昨日、スペルを聞いたけどすぐに忘れてしまったので、今日、もう一度聞いて辞書で意味を確かめた。リーダーズには bitch にあたる意味は載っていなかったけど、なるほど、そういう意味で使われそうな言葉なんだなぁというのはわかった(^^;)。Google で define:douche としてもそれらしい説明はなかったけど、wikipedia に「スラングでの使われ方」という項目があって、そこで説明されていた。

Cはその言葉の意味をよくわかっているわけではないだろうけど、使われた状況(どんな状況だ(--;))から、罵り言葉であるということは理解したのだろう。それにしても、罵り言葉というのは、それを知らない人にとってはまったく効果がないものだ。Kがいなかったら、私はまったく反応しなかっただろうから、Cにすれば「あれ?」っていうことになっただろう。でも、Kの反応を見ていると、かなりひどい語感を持った言葉らしい。そして、子どもってこういう言葉を覚えていくんだよな...

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またまたパソコンがこわれた(--;)

ブログを始めてから、何度、こういう記事を書いていることか(--;)。でも、ブログに書いておくと、いつこわれたのかの記録になっていて便利なので(--;)...

実は iPod touch を買った(^^)。携帯音楽プレーヤーをほしいと思ったことはないのだけど、iPod touch は無線LAN通信ができるということで、ちょっと興味を感じていた。それでも買おうとまでは思っていなかったのが、下のブロック型のスピーカーを見て、あ、これならうちのクラスで使える、と思ってしまったのだ。


保育園の子どもたちがダンスをしたりするのにいい音楽をCDに録音して持っていったりしているのだけど、そのCDがなくなったり(--;)、また、保育園のCDプレーヤーがあまりいいものではないため、作ったCDを認識してくれなかったり(家のプレーヤーではちゃんと聞けるのに)、カセットプレーヤーの部分はこわれて使えなかったり...なんていうことがあり、どうしたものかと思っていた。で、iPod に音楽を入れてスピーカーをつければみんなで聞けるし、iPod は自分で管理するようにすれば、なくなる心配もない(つい忘れそうだけど(^^;))。気になっていた iPod touch は、8GBならわりと値がさがっていたので、思い切って購入。昨日、届いた。

薄くてシンプルなデザインが美しい(^^)。パソコンにつないで充電するということで、デスクトップにつないだけど、充電の表示がでないので充電されているのかいないのかもわからない(^^;)。とりあえず、iTunes にCDから録音しよう、と、いくつかの曲を入れていたら、長女がパソコンを使いたいと言うので、いったん iTunes を終わって交代。長女は自分のアカウントに入って、IE をたちあげようとしたら、その途中で突然画面が真っ暗に。電源はついたままだったけど、画面が真っ暗(モニタの電源ランプはついている)なのでどうしようもなく、強制終了。そこでもう一度パソコンのスイッチを入れたら、富士通のロゴが出た段階でフリーズ(x_x)。どのキーを押してもなんの反応もなかったため、また強制終了(--;)。で、もう一度パソコンをつけたら...今度は富士通のロゴも出ず...(--;)...サポートに電話したところ、また修理ということになった。

3年の延長保証のおかげで、今回も出費はなしだけど、それも今年の6月まで。このパソコンは今までのもののなかでも、めだって故障が多い。今回の修理の後は長持ちしてほしい....。

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本「貧乏だけど贅沢」by 沢木耕太郎

作家、旅人、博打打(?)である沢木耕太郎さんの対談集。御本人はこの本の中で、「文を書くことはもちろん、どうかすると旅も映画も仕事になってしまったりしているが、博打だけは仕事じゃなく趣味」だとおっしゃっているけど、これに関してもプロ並みの技量をお持ちのようで。

対談の相手は井上陽水さん、阿川弘之さん、此経啓助さん、高倉健さん、高田宏さん、山口文憲さん、今福龍太さん、群ようこさん、八木啓代さん、田村光昭さん。私は半分以上知らない人だけど、一応、知っていた陽水さんや高倉健さんも私のイメージとはずいぶん違っていて...。話の内容はやわらかいものからかたいものまで多岐にわたり、人の雑談を聞いているだけでおもしろいものだなぁと思った。

「深夜特急」を書くのにどれだけメモをされていたのかと思ったら、詳細なノートがあるわけではなく、金銭出納帳をつけていただけだとか。バスでここからここまでがいくら、昼飯をここで食っていくら、宿がここでいくら、っていうメモを見ると旅の細部を完璧に思い出すのだと言う。うーん、そんなものかなぁ。

今福さんという文化人類学者の方との対話で、沢木さんが、「外国の人と深い話をするときに通訳を交えることがあるけれど、そこで得られた答えはどういうレベルの言葉なんだろうと思う」と話されている。「インタビューで得られる答えには、当人が知っていることをしゃべってくれる言葉と、当人が意識していない言葉の二つの相がある。自分(沢木)が日本語でインタビューする場合はその二つの相を知覚できる。当人が知らないことまで引き出す言葉を自分が操れる自信がある。しかし、外国語を操りながら、言葉の二つの相を知覚するというのは相当むずかしいのではないか」(p.200)。それに対して、今福さんが、「人類学者が現地の言葉を使ったとしても、絶対に限界はある。それでもなおかつやるというのは、世界には非言語的な媒体が無数に転がっていると逆にわかっているからですね。言葉ですくい取れるのは、世界のほんの一部でしかないと。」と話しておられるのにもなるほど、と思い、それに対してまた沢木さんが、「しかし、それを理解していく道筋では言葉に頼らざるをえないわけで」と返す、という具合で、ふたりが話をしながら共通点というか到達点を見つけていく様子を見ている(読む)のはとてもおもしろかった。

やっぱり旅の話が多かったのだけど、沢木さんが一番好きな場所としてあげておられるのがハワイ。ハワイは、行く人、行く人、みんながいいと言うので一度は行ってみたいなぁ。そして一度行くとみんな二度、三度と行きたくなるらしい(^^)。それとポルトガル。ここも行った人がみんなよかったと言う。いつか行けるといいな。

4163548203貧乏だけど贅沢
沢木 耕太郎
文藝春秋 1999-02

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映画「団塊ボーイズ」Wild Hogs

ありえない不自然な展開と、こてこてのおやじギャグの連発...だけど、私は楽しかった(^^)。あの広いアメリカをバイクに乗って横断っていうのはやっぱりいいよなぁ。かっこよくない中年だからこそ、いっそう(^^)。

一番笑ったのは(以下完全ネタバレ)、

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高校卒業式

長女がめでたく高校を卒業した。彼女の高校には制服がなかったので卒業式はさながらファッションショー状態(^^;)。標準服というのはあった(購入の義務はない)ので、ほとんどの男子と女子の半分くらいは標準服とか地味めのスーツだったけど、女子の半分は袴、着物、ドレス...。私の高校も制服がなかったけど、やはり標準服というのがあった。ふだんはジーパンなどのラフな格好で学校に行くことが多かったが、卒業式などのセレモニーには標準服かそれに準じた格好をするものとされていた。そういう感覚があるので、袴はいいとしても、キラキラのパーティドレスとかにはちょっと違和感を感じてしまった。高校の卒業式なんだから、もうちょっとアカデミックな雰囲気があるといいのにな、と思ってしまう。

彼女の学校は自由な校風が売りで、私も長女もそれを気に入っていた。制服のスカートがひざ下何センチとか、髪型はこうでなければいけないとか、そんなことにこだわるのはつまらないと思っていた。ルーズソックスも髪を染めるのも、自分の責任でどうぞ、という感じで、子どもたちがのびのびしているいい学校だったと思う。ところが、今日の式でひとつ残念に思ったのは、君が代斉唱のときだった。全員起立させられて、君が代を歌わされる。でも、その歌声は小さく、メロディがメロディだけに、まるでお通夜のよう。とてもお祝いという雰囲気ではない。君が代斉唱に反対して座る人こそ見かけなかったけど、みんな歌いたくないんだなぁということを感じた。自律の精神を大切にする学校で、自分の歌いたくない歌を歌わされるというのは悲しい。みんなが誇りを持って歌える歌を国歌として制定しなおしたほうがいいんじゃないかなぁと思う。これは去年の次女の中学卒業式の時にも感じて、我が家で話し合った結果、「ふるさと」なんかがいいんじゃないかという結論に達した(^^)。まあ、他にもいい歌はありそうだけど。

第一部はそんなふうにして型どおりに終わり、第二部は各クラスの発表。それぞれ、短いフィルムを作ったり、フォトストーリー仕立てにしたりして、高校生活への思いがつづられていて、とてもおもしろかった。とにかくみんな高校生活は楽しかったんだなという思いは伝わってきて、本当に長女にはよい学校だったなぁと思う。

ちなみに、彼女は4月から社会学専攻の大学生になります。ちょっとうらやましい(^^)。

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靴紐で(英語)

この夏はペルーに行きたいと思っていろいろ調べていたら、「ロンリープラネットの"South America on a shoestring" という本がとても役にたった」と書いている人がいた。on a shoestring...靴紐で...南アメリカ?どういう意味だろうと思って辞書をひくと、

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野菜か果物か

おもちゃとか果物とか衣服とか動物とか、ページごとにカテゴリーわけされて、いくつかの写真が載っている「はじめてのことば」というような絵本がある。子どもたちがそれらの絵を指差して「これ何?」と尋ねたり、また大人が子どもに「これ何?」と尋ねて、子どもたちが答えるのを楽しんだり、というような本だ。

果物のページで、私が「これ何?」と尋ねるのに、「りんご」「いちご」などひとつひとつ正確に答えていたCは、トマトのところで、「トマト」と答えた後、「トマトはフルーツじゃないよ」と言い出した。名前を尋ねるときに、ここはフルーツで、ここは乗り物で、とか、言っていたわけではないが、子どもは今見ているページがどういうカテゴリのものであるかはわかっているわけだ。

で、その本ではトマトは果物のページに入っていた。でも、私もCと同じく、トマトは果物じゃない、と感じる。野菜と果物の区別は結構あいまいで、「一年草が野菜で多年草が果物」だとか、「樹木になるのが果物で草本性植物が野菜」だとかいわれているけど、Cはおそらく、甘くておいしくてデザートにでてくるのが果物で、甘くなくて料理に使われるのが野菜、という観点で分類しているのだろう。で、そのほうが自然に受け入れられる。イチゴやスイカが野菜だと言われても違和感がある。誰が定義を定めたのか知らないけど、子どもは誰に定義を説明されるのでもなく、自分で物事の共通点を見出してカテゴリわけをしていくものなんだな。

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映画「ファーストフード・ネイション」

「いのちの食べ方」は、食を取り巻く現状を音楽も解説も加えず淡々と描いた作品だったけど、これは「ファーストフードが世界を食いつくす」という原作をもとにしたフィクション。で、やっぱりこっちのほうがおもしろい。

ミッキーズという架空のハンバーガーチェーン。「商品に大腸菌が混じっている」という検査報告を受けて、ドンはコロラドにある食肉加工場への調査を命じられる。視察したところ、工場内は清潔で問題がないように見えたが、次第に工場の実態が明らかになっていく。

牛肉を食べるというのは牛を殺すということなんだ。これは何もファーストフードに限ったことじゃないから、牛の屠殺を行っている場面でグロテスクさを強調するのはちょっとどうなのかな、とは思う。ただ、肉を食べるとはそういうことなんだ、と意識しておく必要はあるのかもしれないけど。

牛の屠殺はほとんどの人にとって、すすんでやりたい仕事ではないだろう。日本でも、かつては、いわゆる賎民と言われる人たちがその仕事を担っていた。しかし、内臓の処理などには熟練した技術が必要で、そのことに関してはプライドがあったに違いない。ところが、ファーストフードチェーンとなると、そういう仕事も素人が担当している...

人のやりたがらない仕事を引き受けるのは、仕事を選べない人たちだ。メキシコからの不法移民の人たちは、とにかく生活の糧を稼がなければならない。違法滞在なので公式の保護を求めることはできない。というわけで危険で低賃金の労働に甘んずることになる。

不法移民の生活についても感じるところが大いにあったけど、儲け第一の企業姿勢を批判する高校生グループの存在がまたおもしろかった。

(以下完全ネタバレ)

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否定疑問文への答え方

否定疑問文については以前にも書いたことがあるけど、日本語と英語では答え方が違う。たとえば、日本語だと、「おなかすいてないの?」という問いには「うん、すいてないよ」と答える。ところが、英語だと、"Aren't you hungry?"に対して、すいていないときは、"No, I'm not." となるわけだ。慣れてしまうとなんでもないけど、ふだん英語と接する機会があまりない日本人にとってはヘンな感じがするだろう。

うちの保育園の研修室と事務室は隣あっているのだけど、ドアがなかったため、直通では行けなかった。それで新たにドアを作ることになり、そうすると、コンセントの位置を動かさなければならないので電気の配線工事が必要となった。そのため、研修室の家具をいろいろ動かさなければならなかったのだが、研修室の責任者であるトレーナーのJはそのことについて何も聞かされていなかったらしい。パソコンの置いてある机の位置を変えるのはいやだ、と言い出し、工事に来た日本人の人たちと話が通じないので、私が通訳することになった。

工事の人にすれば、電気の配線を壁の中に埋め込んでしまえればきれいにおさまるのでそうしたかったようだが、トレーナーの意思を尊重して、見た目が多少悪くなっても、パソコンのある机の位置を変えないようにすることに話が落ち着いた。そこでJが確認のために、"So we don't have to move the shelf, now?" と尋ねたので、私が通訳して工事の人に「じゃあ、今、この棚を動かさなくてもいいんですね?」と訊いた。

それに対して、工事の人がJに向かって英語で "Yes!" と答えられたので、Jは目を白黒。工事の人は、「そう、動かさなくていいんです」と言うつもりだったのだろうけど、Jにすれば、"Yes" と言われたら、今動かさなくちゃいけないということになる。それじゃ話が違うじゃないの、どういうこと?...と思ったことだろう。そこで私が "That means "No". No, You don't have to move it, now." (Yes っていうのは No のことなんです。今、動かさなくてもいいんです)と話すと、No という言葉を聞いて、今度は工事の人が怪訝な顔をする(^^;)。

ともかく話はうまくまとまった。英語と日本語で否定疑問に対する答え方が違うんだ、ということについては、工事の人にもJにも話す時間がなかったので、もしかするとどちらも通訳に不信感を抱いているかもしれないけど(^^;)...

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パルシステムの文化活動

しつこいけど、パルシステムに入ってよかったな、と思うことをもうひとつ。それは平和ビデオの無料貸出。「ナヌムの家」は見たいと思いながら、一般レンタルもしていないし、販売価格はなんと45,000円(上映権付)。このビデオがパルシステムの「平和ビデオ」のリストに入っているのを見たときは「やったー」と叫びたい気持ちだった(^^)。このほかに、「はだしのゲン」「クロがいた夏」「千垂の墓」などのアニメ作品、「ヒバクシャ」「リトルバーズ」などのドキュメント作品など、約50本のビデオ(DVD含む)を1週間無料で借りることができる。

去年、キューバに行くきっかけとなった映画「サルー!ハバナ」も、もともとパルシステムで上映会が企画されていて知ったのだ。上映会は平日だったので、仕事を一日休んでまで見に行くのはなぁ、と思ったが、検索して、東京平和映画祭で上映されることを知り、見に行くことができた。映画上映会のほかにも環境に着いての講演会やクッキングクラス、農業体験ツアーなどが企画されていておもしろそう。様々な催しはほとんどが平日なので参加できないことが多いのが残念だけど。

もちろん、パルシステムのほかにも良い生協はあると思う。自分の家で利用するのに便利な生協がどういう方針を持っているのかを確かめたうえで、利用すればいいと思う。

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パルシステムの加工食品

以前にも書いたけど、パルシステム加入を決めたのは、「化学調味料(アミノ酸等)を一切使っていない」という姿勢に惹かれたからだ。

私も手抜き主婦のひとりとして(^^;)、お弁当の穴埋めに冷凍食品を使ったり、夜のミーティングがあるときなどのために、子どもたちが簡単に温めて食べられる冷凍食品の買い置きもしている。中国餃子問題で話題になったとおり、すっかり冷凍食品の便利さのお世話になっている。ラーメンやスナックだって食べたいし。

でも、そうなると気になるのが添加物だ。以前、加入していた生協では、野菜や肉・魚については、農薬や飼料に気を使ったものを提供していたけど、加工食品となると、ほとんどのものに調味料(アミノ酸等)が入っていた。これはもうどうしようもないのかなぁと思ったけど、もう少しなんとかならないかと思って資料請求をしたのがパルシステムだった。そして、説明に来られた方の「化学調味料は一切使っていない」という言葉を聞いて、「そんなことができるんだ」と感激。実際、加入した後、冷凍食品やスナック菓子などは本当にアミノ酸が入っていないかどうか、いちいち原材料を確かめていたけど、看板に偽りなしで、アミノ酸が入っている商品を見たことがない(^^)。そしてアミノ酸を添加しなくてもおいしいものは作れるのだ(^^)。

うちに説明に来られた方は、実に楽しそうにパルシステムの良さを話された。「自分もパルシステムを使っていて、これは本当にいいなぁと思ったので、この仕事をするようになった」のだそうだ。さらに、「パルシステムではリサイクルにも気を使っているんです。たとえば、自治体がビンの回収をやっていますが、これらのビンは粉砕された後再生されます。でも、パルシステムの商品ではリターナブルビンを使い、ビンを洗浄して再利用しているのでエネルギー効率がいいんです。」などなど。この仕事を誇りに思っておられることが感じられていいなぁと思った。働いている人が生き生きしている職場はきっといいところに違いない(^^)。

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パルシステムの野菜

私の利用している生協パルシステムのアフィリエイトがあるならやってもいいなぁ、と思っていたら、見つけたので、何回かに分けておすすめ記事を書いてみたいと思います。

いいな、と思うことのひとつが、「食の生産は国内での自給が原則」という考えに基づいて、日本の食料自給率向上のための取り組みをすすめていること。食料自給率39パーセントという日本の現状では、100パーセント国産のものを使うのはむずかしく、外国産の原料を使っているものもあるが、添加物や農薬に関してはパルシステムの基準に沿うものであるように品質管理に努めている。このところの中国産冷凍餃子騒動では、品質管理の甘さを問われた生協もあったようだけど、パルシステムに関しては問題はなかった。(ただ私は、この騒動に関しては、中国産がみんな悪いように言われていることへの疑問は感じている。)

自給率向上のために具体的にどんなことをしているかというと、たとえば「地場野菜セット」というのを販売している。これは、組合員の近所で、良質の野菜を生産している農家が安定して収入を得られるように、地場野菜セット購入を契約している組合員が、毎週そこから一定の野菜を買う、という仕組み。次の週に来る予定の野菜とその次の週に来る予定の野菜が一応知らされるので、たとえば、その次の週にほうれんそうが来る予定になっていれば、ほうれん草は通常購入では注文しない、などというふうにできる。ところが、これは自然相手のことなので、作物の出来具合の関係から、予定していたものが届かなかったり、思いがけないものが届いたり、なんてこともある(--;)。で、その場合は組合員のほうで臨機応変に対応する(^^)。私はいつも同じような野菜を注文していたのだけど、地場野菜セットを契約するようになって、ふだんあまり買わなかった野菜(長ネギ、かぶ、かき菜など)を料理するため、レシピサイトを検索して新しいメニューに挑戦することになり、子どもたちからは歓迎されている(^^;)。

パルシステムから届く野菜は、なんというか、濃い。特ににんじん。これがとてもにんじんくさくて、にんじん嫌いの人がいるのがわかるなぁ、と思う(^^;)。で、たとえば、ピーマンは、同じ値段でも、夏は元気なものがたくさん入っていて、ああ今が旬なんだなぁ、と感じたり。

確かに値段はちょっと高くなることが多い(ブロッコリなんかはアメリカ産はずっと安いし)けど、食料のほとんどを輸入に頼っている状況をなんとかするためには、できるだけ国産のものを食べるようにすることは意味があると思う。

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映画「トゥヤーの結婚」

内モンゴルの半乾燥地帯で、羊の放牧を行って生活している家族。トゥヤーの夫バータルは水を汲むための井戸を掘っていて事故を起こし、下半身不随になってしまったため、幼い子どもふたりを含む家族4人の生活はトゥヤーが支えなければならない。井戸があるところまで毎日の水汲み。たくさんの羊の世話。牧草の買い付け。女手ひとつでは大変な仕事で、トゥヤーも体をこわしてしまう。このままでは家族全員が暮らせなくなる、と、バータルの姉はトゥヤーに離婚を勧め、バータルは自分が引き取ると申し出る。夫婦と姉は離婚の手続きに出かけるが、そこでトゥヤーは、離婚には応じるが、夫の面倒を見てくれる人と再婚する、と言う。...

茫漠としたモンゴルの風景。きびしい自然を相手にたくましく生きる人々。私の知らない民俗的な風習が見られたのはおもしろかったし、ストーリーにも引き込まれたけど、好きな映画ではなかった。トゥヤーの選択は私にはやはり共感できない。

(以下ネタバレ)

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