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アイメッセージ

昨日は朝から一日たっぷり研修。児童虐待や火災時の対応など、毎年お決まりのものから、チームワークを高めるためのゲーム的なものもあってなかなかおもしろかった。そして、日々やんちゃ君たちと格闘している私たちにとっては、「ポジティブガイダンストレーニング」というのがやはり興味のあるところ。いわゆる「問題行動」に対して「やめなさい」「だめよ」など、「ノー」を言うのではなくて、子どもが自ら好ましい行動をするにはどういうふうに対処すればいいか、という話。こういう研修は何度も受けているから、みんな原則はわかっているわけだけど、やっぱり簡単ではない。友達を傷つけたり、危ないことをしている子に対しては、どうしたって制止の言葉が先に出る。

ポジティブガイダンスのテクニックとして、
1:子どもの注意を別のものに向けさせる(Redirection)
2:好ましい行動を提案する(Encouragement)
3:二つ以上の選択肢を示して選ばせる(Choices)
4:現在の状況を明確にし、子どもに解決策を考えさせる(Conflict resolution)
5:もしその行動を行ったらどういう結果になるか、だからどう行動すればよいかを子どもに考えさせる(Logical consequences)
6:ルール及び許される行動がどういうものであるかを明確にしておく(Setting rules&limits)
7:好ましい行動は褒める(Praise)
8:保育者が、模範となる行動を示す(Role model)
9:子どもに「ルールが何であったか」を思い出させる(Reinforcement)

などが示され、トレーナーはさらにもうひとつ「アイメッセージ」という方法をあげられた。「アイメッセージ」って、私も多くのアメリカ人も"Eye message"-目で伝えるメッセージ-だと思ったのだけど、そうではなく、"I message" だった。つまり、I=自分がどう感じるか、ということを伝えよう、というものだ。

たとえば、友達をたたいて泣かせてしまった子に、「たたかれると痛いわ。だから○ちゃんは泣いているんだよね。○ちゃんが泣いているのを見ると私は悲しいわ。」という具合(だと思う)。「痛いでしょ、やめなさい」と命令するのではなく、自分がその行為を見てどう感じるのかを伝える。「やめなさい」と言われた子どもは、自分が否定されたと感じ、保育者の言葉に「ノー」と言うかもしれない。命令に対してはノーが言えるけど、保育者が自分の気持ちを言う言葉に対してはノーを言うことはできない。保育者が子どもの行動を頭ごなしに否定、非難しない、というところがポイントだ。ただ、どんな場合でもアイメッセージでいいわけではなく、子どもが命にかかわるような危ないことをしている場合にはまず「ノー」で制止することも必要だと思うけど。

アイメッセージという言い方は聞いたことがなかったけど、「今日から怒らないママになれる本」 でも、同様のことが書かれていた。また、このサイトはアイメッセージについてわかりやすくまとめていると思う。当分、意識的にアイメッセージを使うようにしてみようと思う。

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