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美人

ふと気になった。「美人」っていうのは普通「女」だなぁ、と。広辞苑を見ると「顔・姿の美しい女。美女。」とまず定義されているから、やっぱり美人は女なんだ。「人」なのに中性ではなくて。「美男子にいうこともある。」とも書かれているけど、普通、「彼は美人だ」とは言わない。ついでに「美男」「美女」という言葉はあるけど、「彼は美男だ」とは普通は言わなくて、「彼は美男子だ」になる。でもって「美女」はあるけど、「美女子」はない。なんでだろ。

英語でも「美人」は女のことになるのかなぁ、と考えると、"Beauty and the beast"(美女と野獣) のように beauty はやはり基本的に女性になる。同僚に訊いてみると男性のことをbeauty とは普通は言わないようだ。beautiful man とか "He is beautiful" という言い方にも違和感があるらしい。pretty は? と訊くと、「それは最悪ね」という答え。話していたのはふたりの白人女性だが、彼女たちの語感では、男性に対して pretty を使うのは馬鹿にしているような印象があるらしい。男の子の赤ちゃんに対してなら、beautifulpretty を使ってもいいけど、大人の男性には使わない、とのこと。Google で検索すると使用例はあるから、まったく使わないわけではないようだけど。男性の容姿をほめるなら、やはり handsome がいいんだそう。cute は?と訊くと、cute は男性にも使えるけど、たぶん handsome って言われるほうがうれしいと思うわ、と言う。というわけで、英語でもbeautiful なのはやはり圧倒的に女性なのだ。

たぶん、美しいということが女性にはとても大事な価値であると考えられていて、男性には美しいということはそれほど重要視されていなかったっていうことなんだろう。でも最近は、男性が美しいということがプラスの価値であると積極的に考える人が増えてきていると思えるから、「美人」が男女両方に使われるようになる日も来るかもしれない。

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