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日本にいる外国人の数は

日本にいる外国人の数はどれくらいか、と訊かれてもちょっと見当がつかない。今日、日本人従業員向けに、危機管理についての講習会があり、そのなかで出た話。

で、講師の人は「すごくたくさんいる」ということで、「日本にいる外国人が仮に8000万人だとすると」なんて言い出したので、「ええ、そうなの?」とびっくり。日本の人口が1億ちょっとだとして、8000万人も外国人がいるんじゃ、日本の人口1億なんて言ってられないな、人口密度だってすごいことになるじゃん、と思った。

だけど、よくよく考えるとそれはありえない。8000万人も外国人がいるとすれば、3人に1人は外国人ということになるけど、それは実感とは違う。小学校の40人学級で外国人の子どもはひとりかふたり、という感じだろう。まあ、基地もあるし、外国人の多い地域もあるとは思うけど、「3人に1人が外国人で、日本の総人口は2億」ということはないだろう。

気になったので帰ってから調べてみた。
人口推計月報 によれば、2008年1月1日現在の日本の人口は、トータルで

127,735,000人。そのうち日本人の人口は126,116,000人。(推計。1000人未満は四捨五入)ということは外国人の数は161万9千人。いったいどこから8000万人なんていう数字がでてきたんだろう??

上記のページを詳しく見たわけではないので、いい加減な見方をしているかもしれない。もし何か私の見方の間違いに気づかれたら、教えてください。

さらにもう少し調べてみると、ウィキペディアに「日本の外国人」 という項目があり、それによれば2007年末現在、日本における外国人登録者数が2,152,973人。人口推計月報の数字よりは多くなるけど、たぶん、留学など比較的短期の滞在の人も含まれているせいだろう。さらに、外国人登録をしていないいわゆる不法滞在者が少なくないとしても、8000万はないと思うけど...

外国人登録者で一番多いのが中国人。これも、今日の講習では「日本にいる外国人の半分が中国人」とか言っていたけど、ウィキペディアによれば中国人は30パーセント弱。次いで、韓国・北朝鮮、ブラジル、フィリピン、そして5番目がペルー、6番目がアメリカ。基地のあるアメリカよりもペルー人のほうが多いというのはちょっと意外な感じもするけど、確かに我が家の周辺だとペルーの人(かどうか見ただけではわからないけど、スペイン語を話す人たち)が結構多い。必ずしも実感が正しいわけではないのだろうし、日本人、外国人という定義もしっかりしていないけど、もし「日本にいる外国人8000万人」という数字について思い当たるところがある方は教えてくださいm(_ _)m。

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コメント

じゃりんこさん、逆に8千万人という数字がどうして出て来たのかが気になりますね。 数字の感覚のない人って海外では結構多いですし、例えば分数の足し算ができないのが当たり前だったりもしますが…。

ドミニカ共和国(当時は800万人と言ってましたがいまは人口1千万人?)からニューヨークに出稼ぎに行っている(あるいは移民?)のが100万人、大リーグにいるのが80人という数字に驚いたことがありますが、そのまた十倍のオーダーですから…。

ちなみにケニアの人口は3,400万人くらいと言われていますけれど、去年、インド・パキスタン系の数が8万人と新聞に出ているのを見て、意外に少ないなあと思いました。 スーパーにせよ商店にせよ、インド・パキスタン系ばかりという印象があったからです。

投稿: axbxcx | 2008.07.17 07:31

axbxcx さん、

8000万はないですよねぇ。本当にどこからそんな数字が出てきたんでしょう。昨日の講師の人は日本人で、日本語だったので、聞き間違いではないです。800万を言い間違えられたのか...800万人なら可能性がありますかね。

統計は数字で出てくるのでなんとなく正しいような気がしてしまいますが、実は統計からぬけおちているものもあるし、この場合だと、日本人と外国人って何で区別してるんだろうって思ってしまいました。何か月(何年)以上滞在すれば人口にカウントされるのか、とか...

どういう民族の人がどのくらいいるのか、という統計もなかなか正確なものを作るのはむずかしいのでしょうね。

投稿: じゃりんこ | 2008.07.17 20:13

じゃりんこさん、日本人の講師ですかあ、うーむ。

先週、質的アプローチの実例(要するにワークショップや聞き取り調査でやっていること)を発表する機会があったのですが、そのときのパワーポイントに「...not as statistics but as individuals」と入れました。 その昔ベストセラーになった「成長の限界」の著者の一人、Donella H.Meadowsの書いた"Global Citizen"にあった表現です。 質的アプローチって、結局そういうことかなって…。

投稿: axbxcx | 2008.07.17 21:46

axbxcx さん、

そう、日本人だけのこういう講習会はあんまりないんですけど...というか、私があまり参加する機会がなかった、ということかもしれませんが。

「...not as statistics but as individuals」ですか。なるほど、わかる気がします(^^)。

投稿: じゃりんこ | 2008.07.17 22:43

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