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レイバー映画祭2008

レイバー映画祭へ。「蟹工船」「今夜、列車は走る」「人らしく生きようー国労冬物語」「私たちは風の中に立つー韓国・トンイル紡織労組のたたかい」のほか、短編数本、という豪華なラインナップ(しかも、それぞれ制作関係者などによる一言つき)で、当日一般1500円というお得価格(^^)。レイバー映画祭にふさわしく、どれも団結の力を感じさせる作品だった。「蟹工船」は古い映画なので音が割れて聞き取りにくく、ちょっとわかりにくかったけど、労働者の怒りとか気迫とかは十分に伝わってきた。時代や国が違っても、資本家はいつも自分たちの儲けをいかに多くするかが最重要課題で、労働者に対してひどい扱いをしてきた、というのが共通している。

父親が国鉄職員だったのにもかかわらず、私は国労闘争のことをよく知らなかったのだなぁと恥ずかしくなった。分割民営化に際して解雇され、長年復職闘争を闘ってこられた元運転士の方が、もう一度列車を運転したい、とおっしゃっていたのが胸にしみた。辞める時、最後に運転をするときには、仲間に花をもらって、ってそういうのが慣習になっていたから、自分もそういうふうにやめたかった、と。

韓国の労働運動を扱った作品では、女性の強さ、というのを感じた。国労の人も、この韓国の労働運動を闘っている人も、不当解雇により大変な思いをされてきたのだけど、闘いを通して、仲間との強い絆を築いてこられた。苦しい生活を強いられながら、自分たちの正しさに自信を持ち、信頼できる仲間を得ることができた、という点で、重苦しさだけではない、運動のポジティブな面が描かれていたのもよかったと思う。

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コメント

小学生のとき、テレビで「蟹工船」を観て、子どもが撃たれたということがまったく理解できず、一緒に観ていた父に何が起こったのか訊きました。 父がどう答えたのかは覚えていないのですが、あの場面(白黒だったこともあり血だとも認識できませんでした)は忘れられません。(名前をクリックしてください。)

山村聡が脚色・監督だったとはちょっと意外でした。「東京物語」「宗方姉妹」「トラ・トラ・トラ!」はDVD持ってますが…。

投稿: axbxcx | 2008.09.21 14:47

axbxcx さん、

You Tube で全部見られるんですね、ぶつぎりとはいえ。昨日の映画会では、「実際に海軍があんなふうに発砲したり、なんていうことはあったんだろうか」という質問が出ていました。「小林多喜二は綿密な取材に基づいて書いたのだから、そういう事実もあったのではないか」という推測の答えでしたが...。

私も、「え、山村聡さんって俳優でしょ」と思いました。監督をしたり脚本も書いておられたのだとは知りませんでした。

投稿: じゃりんこ | 2008.09.21 15:49

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