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本「2歳 あとは自分でできるもん!」by 山下久子、川野彰子ほか

年齢別保育実践シリーズ。0歳から5歳まであるのだけど、図書館で「2歳」は貸出中のことが多く、なかなか借りられなかった。

福岡県のまつぼっくり保育園の1年間の実践をまとめたもの。ここの環境はとてもうらやましい。大学の構内(跡地?)にあって、車通りなどもあまりなく、お散歩を楽しめるような自然がまわりに豊富だ。そして「してはいけないこと」が少ない。

読みながら自分の園と比較して愚痴りたくなることが多かった(^^;)。
ここの園で実践されているようなダイナミックなどろんこ遊びはうちの保育園ではできない。お砂場着を着て服を汚さない、というような条件ならできるかもしれないけど、保育園が全員のお砂場着を買ってくれる、ということはないだろう。そもそも、今、砂場がない(--;)。犬、猫のフンなどが心配ということで閉鎖されて以来、新しい砂場は設けられていない。プールも2歳児は入れない。トイレトレーニングを終わっていない子どもがいるので、水につかることはできなくて、スプリンクラーやホースを使って遊ぶくらいだ。散歩の途中で水たまりに入ってバシャバシャ水しぶきをあげて楽しむ...なんてありえない。うちの保育園では「あれはだめ、これはだめ」というのが本当に多い。レッスンプランをチェックするのはトレーナーで、トレーナーによっては柔軟な対応をしてくれる人もいるけれど、規則を曲げるわけにはいかないので何でも許可してくれるわけではない。

って、うちの保育園に関して否定的なことばかり書いてしまったけど、じゃあ私がこの保育園にいたらもっとよい保育ができたかというと、どうだろう。とにかくこの実践を書いている保育者は、子どもをよく見ているなぁと思った。あとで、この人たちが、保母経験2年目と3年目なのだと知ってびっくり。いい保育ができるかどうかは、必ずしも経験の豊富さとは関係ないんだな...でも、この人たちも園長先生そのほかの先生の支えがあったからこそできたことだとは思うけど。

お昼寝の布団敷きのときに好きな場所をとるために喧嘩していた子ども達が、自分たちでそれを解決していったエピソードが特に好きだった(p.186-191)。保育者が口出しするのではなく、よく子ども達にまかせられたなぁと思う。私はなかなか待てなくて、つい、ああしろこうしろと言ってしまうけど、そうすることで子ども達が自分で解決する力をつけるのをつみとっている部分が多々あるんだろうなぁ...

愚痴ばっかり言っていないで、うちのクラスの子ども達にも、もっとみたて遊びを楽しませてあげたり、私にもできることはあるはずだよな...

48451027222歳児 あとは自分でできるもん!―「みたてあそび」の世界にあそぶ子どもたち (年齢別保育実践)
日野 照子
労働旬報社 1992-12

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