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10000匹のチャリティベア

タイで、エイズに感染した孤児たちの生活施設を運営している「バーンロムサイ」という団体がある。その子ども達のことをたくさんの人に知ってもらうため、また資金集めのため、毎年日本でアンダーザツリー展というのが開かれているのだが、今年は1万匹のチャリティベアを展示するということだった。

私はそれにはたいして興味が惹かれなかったのだけど、今日は、映画「闇の子供たち」の監督の阪本順治さんとプロデューサーの椎井友紀子さん、バーンロムサイ代表名取美和さんのトークショーがあるということで、それを聞きたくて出かけて行った。

10000bearsでも、行ってみると、まず、1万匹のチャリティベアに圧倒された。天井からつるされた釣り糸にかかっているクマちゃんたちは、ひとつひとつ違う服を着ているのだ。これらは、タイのHIV感染者の人たちや山岳民族の人たちによって縫われ、綿をつめられたあと、日本のボランティアの人やタイの友人たちの手によって服を着せたり飾り付けをされたものだそうだ。大きさも色もさまざま、着ている服も、ドレッシーなものからカジュアルなものまで、スーパーマンやらサンタクロースやら、実にバラエティ豊かで、本当に見ていて楽しい。

で、トークショーがまた興味深いものだった。映画に描かれているような幼児買春の実態や、映画化にあたっての苦労などが話され、この映画に関わった人たちは大変な覚悟をもって作ったのだなぁということがわかった。でも、映画に描かれていた臓器売買の話は出なかったので、「こういうことが実際にあるのか」と質問させてもらった。すると「日本人が実際に臓器売買をしたという例はない。その点はフィクションだ。ただ、現実に、タイに限らず臓器売買は行われている。たとえばスマトラ沖地震などの災害が起きたときには、子どもたちが連れ去られ、児童買春や臓器売買が行われた」のだという。また、日本人が臓器売買に関わっているような描き方については、原作にあるのでそれを生かしたかったということと、臓器移植のために日本人が寄付金を募って海外で移植手術を受けていることが美談として語られているけど、そのことの問題点などが話された。ラストの場面についての質問も出ていて(監督は「自分の映画の解説をするのは切ないものがある」と言っておられた(^^;)けど)、私も、ああそういうことだったの、と納得。

10000匹のチャリティベア展」は六本木にて次の日曜12月21日まで(11:00-19:00)開催中。クマ一匹につき1000円で販売していて、これが施設の運営資金にあてられる。HIV は、薬でおさえることができるので、バーンロムサイの子どもたちも元気に育っているのだ。とにかく10000匹のクマちゃんたちは本当にすごいので、近くの方は、行ってみると見るだけでも楽しめると思う。
ちなみに私が買ったのは次のクマちゃんたち。保育園の子どもたちに自慢しようっと(^^)。
Bears

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コメント

突然で申しわけありません。現在2008年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票は1/15(木)締切です。ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。
なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/ です。

投稿: 日本インターネット映画大賞スタッフ | 2008.12.18 12:36

日本映画大賞スタッフさん、

お声掛けありがとうございます。実は私も結構楽しみにしています(^^)。今のところ、今年見た映画で一番好きなのは邦画です。というわけで、今年は日本映画にも投票できそうです。外国映画にも好きなもの、いくつかありましたが、去年に比べるとダントツという感じのものはなく(DVDではかなり好きなものもあったのですが)...今年も残り少なくなりましたが、そういうのにめぐりあえるといいなぁと思っています。

投稿: じゃりんこ | 2008.12.18 17:50

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