« パレスチナへの関心を広げるために | トップページ | 映画「アクロス・ザ・ユニバース」 »

ナクバとホロコースト

前回の続き。多くの人がパレスチナ問題に関わることをためらう理由のひとつに、「パレスチナ問題はわかりにくい」というイメージがあるのだと思う。私も、学生時代、中東問題を理解しようとして本を読んだりしたけど、いまいちよくわからなかった。

で、今、パレスチナ問題を理解するのに、とてもわかりやすい小冊子があるので紹介したいと思います。
「ナクバから60年、今、パレスチナ問題の根源を考える」というもので、2008年6月に大阪で行われた岡真理さんの講演録です。岡さんの講演の部分は36ページ、これに質疑応答や註、年表などがついて全体で60ページ。 「パレスチナの子供の里親運動」事務局にて500円(+送料80円)で販売しています。

たとえば、ナクバとホロコーストについて。ナチスによるユダヤ人絶滅作戦を「ホロコースト」と呼ぶことは多くの人が知っているのに、パレスチナにイスラエルが建国されたことで多くの人が故郷を追われ難民となった事実を「ナクバ」と呼ぶのだということを知らない人は多い。今年、広河隆一さんの「ナクバ」という映画が公開されたから、多少は知られるようになったかもしれないけど、「ホロコースト」という言葉ほど一般的にはなっていない。それはなぜなのか。そしてそれは何を意味するのか。

アウシュビッツの収容所から生還されたユダヤ人の方が、身内からイスラエルに行こうと誘われたけれど、断固としてそれを拒否した。ユダヤ教が大切な教えとしてきた正義の理念や他者に対する寛容さは、イスラエルのあり方とは相容れない、と考えたから...。

日本国内にもいっぱい解決しなければいけない問題があるのに、なぜパレスチナか、という問いに対する答えにはなっていない(--;)けど...。日本国内にいっぱいある問題がどうでもいいというわけじゃない。でも、自分の故郷を追われて60年もほおっておかれている人たちのことも忘れないようにしたい。

|

« パレスチナへの関心を広げるために | トップページ | 映画「アクロス・ザ・ユニバース」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17663/43488793

この記事へのトラックバック一覧です: ナクバとホロコースト:

« パレスチナへの関心を広げるために | トップページ | 映画「アクロス・ザ・ユニバース」 »